バイリンガル保育園や英語を取り入れた保育現場では、日本語だけでなく英語で連絡帳を書く機会も増えています。

ただし、英語になっても大切なのは同じで、「何を書いたか」よりも「何を見て、どう伝えたか」です。

英語ではよく

”It’s not about perfect English but about sharing the child’s day.”
(完璧な英語よりも、その日の子どもの姿を共有することが大切)

という考え方が使われます。

行動や表情から見える成長を伝える視点を紹介

山口では幼稚園での英語教育も優れている

「今日は元気に過ごしました」
「給食を完食しました」

事実を伝えることは大切ですが、それだけでは園での姿が十分に伝わらないこともあります。

行動+背景を添える

例えば、

「自分から靴をそろえました」
(He lined up his shoes himself.)

ではなく、

「帰りの支度の際、彼は友だちの様子を見て自分から靴をそろえていました」
(As he was getting ready to leave, he noticed his friend’s situation and took the initiative to line up his shoes. )

と書くことで、主体性や周囲への関心が伝わります。

表情や気持ちに注目する

行動と同時に、表情や気持ちを言葉にすると、より立体的になります。

  • 初めての活動に少し緊張した表情をしていた
    (She looked a little nervous about her first activity. )
  • できた瞬間にぱっと笑顔になった
    (The moment it was done, a smile instantly lit up her face. )
  • 友だちに声をかけてもらい、安心した様子だった
    (He seemed relieved after his friend called out to him. )

このような一文があるだけで、保護者は「その場面」を想像できます。

「成長の途中」を肯定的に伝える

できなかったこと、うまくいかなかったことも、
「まだ練習中」「挑戦している途中」として伝えることで、
子どもの成長過程を共有できます。

連絡帳の歴史:手書きからデジタルへ

オンライン幼稚園とは?

昔ながらの手書き連絡帳

かつての連絡帳は、ノートに手書きで書くのが一般的でした。

良い点

  • 文字に書き手の温かみがある
  • イラストやちょっとした一言で個性が出る
  • 保護者が「読んでもらえている」と実感しやすい

気になる点

  • 書くのに時間がかかる
  • 読み手によっては文字が読みにくい
  • 保管や振り返りがしにくい
  • 保育者の休憩時間などが削られる

現在主流になりつつあるデジタル連絡帳

近年は、アプリやクラウドサービスを使ったデジタル連絡帳を導入する園も増えています。

良い点

  • 写真や動画で様子を伝えられる
  • 入力・修正がしやすく業務効率が上がる
  • 過去の記録をすぐに振り返れる
  • 多忙な保護者でも確認しやすい

気になる点

  • 定型文になりやすく、温度感が伝わりにくい
  • 文章が短くなりがち
  • IT環境や操作に不安を感じる保護者もいる

手書きでもデジタルでも大切な「伝える姿勢」を英語でトライ!

手書きかデジタルかは手段の違いであり、
本当に大切なのは「子どもをよく見て、伝えようとする視点」です。

・何に興味を持っていたか
・どんな表情で過ごしていたか
・昨日と比べて変わったことは何かなど

また英語での連絡は保護者が

「自分たちも子どもと一緒に英語を学びながら育児をしている」というモチベーションを持つきっかけにも繋がります。

よい連絡帳の書き方テンプレート

幼稚園児のオンライン英会話、よくある質問にお答えします!

基本型

今日の様子(事実)

  • どんな活動をしたか
  • どんな場面だったか


今日は園庭で鬼ごっこをして遊びました。(Today we played tag in the schoolyard. )

行動+表情・気持ち(成長の視点)

  • 子どもが自分からしたこと
  • その時の表情や気持ち


最初は少し戸惑った様子でしたが、友だちに誘われると笑顔で走り出し、最後まで参加していました。
(At first, he seemed a little hesitant, but when his friends invited him, he broke into a smile and ran off, participating all the way to the end. )

小さな成長・変化

  • 昨日までとの違い
  • 「できた/挑戦した」ポイント


これまで見ていることが多かったのですが、今日は自分から「まぜて」と声をかける姿が見られました。
(I’ve mostly just observed until now, but today I saw hin take the initiative and say, “Let me join in.”)

明日につながる一言(安心・期待)

  • 家庭でも話題にできる一文
  • 次への見通し


少しずつ自信がついてきているようです。ぜひおうちでも今日の鬼ごっこのお話を聞いてみてください。
(It seems she is gradually gaining confidence. Please ask her about today’s game of tag when you get home.)

忙しい日に使える超短縮テンプレート

行動+一言成長型

例文構成
「〜をしました」+「〜な姿が見られました」”Did ~” + “~ was seen”


彼は製作活動では、最後まで集中して取り組み、完成すると満足そうな表情をしていました。
(He remained focused on his creative work until the very end, and upon completion, he wore a satisfied expression. )

気持ちに寄り添うテンプレート(不安・泣きがあった日)

状況

今日は登園時に少し不安な様子がありました。
(Today, he seemed a little anxious when arriving at daycare. )

園での変化

担任と一緒に過ごすうちに落ち着き、好きな絵本を読むと笑顔が戻りました。
(As time passed with the homeroom teacher, he calmed down, and when reading a favorite picture book, the smile returned. )

安心の一言

その後は普段通り元気に過ごしています。
(Since then, He’s been going about his daily life as usual.)

年齢別テンプレート

0〜2歳向け(生活・安心重視)

  • 今日の生活
    睡眠・食事・排泄・遊びの様子を簡潔に。
  •  行動と表情
    抱っこ・視線・声・笑顔など非言語のサインに注目。
  • 安心の一言
    園での安定や落ち着きを伝える。

例文
彼は午前中は室内で音の出るおもちゃで遊びました。保育者の声かけに目を向け、にっこり笑う姿が見られました。抱っこで安心しながら、穏やかに過ごしています。                                                (He played with noisy toys indoors during the morning. He turned his eyes toward the caregiver’s voice and smiled brightly. He spent the time calmly, feeling secure while being held. )

3〜5歳向け(主体性・関係性重視)

  1. 活動内容
    何をしたか、どんな場面か。
  2. 自分からの行動
    選ぶ・挑戦する・伝える。
  3. 成長の一言
    昨日との違い、次につながる姿。

例文
彼女は製作活動では、色を自分で選び最後まで取り組みました。「ここはこうする」と考えを伝える姿に成長を感じました。
(In her creative work, she selected colors herself and saw each project through to completion. I could see her growth in how she communicated her ideas, saying things like, “This part should be done this way.”)

まとめ

連絡帳は、単なる連絡ツールではなく、園と家庭をつなぐ信頼の架け橋です。

完璧な英語よりも、どれだけ保護者に子どもの様子が伝わるかが大切なのです。