英語の会話やドラマ、SNSなどでよく見聞きする「blah」や「blah blah blah」。
「なんとなく意味は分かるけれど、正確に説明しようとすると迷う」「『などなど』と同じ感覚で使っていいの?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、blah や blah blah blah の基本的な使われ方から、「などなど」「〜や〜など」との違い、フォーマルな場での言い換え表現までを、英語例文を交えて解説します。
それでは、早速確認していきましょう!
「blah(ブラ)」の意味とは?

blah は、英語で「くだらない話」「意味のない言葉」「たわごと」を表す、非常にカジュアルな表現です。
話の内容が重要でなかったり、退屈だったりするときに、「中身がない」「聞く価値がない」という気持ちを込めて使われます。日本語にすると、「どうでもいい話」「くだらない内容」が感覚的に近いでしょう。
英英辞書の定義も確認してみましょう。
blah
people say blah, blah, blah, when they do not want to give the exact words that somebody has said or written because they think they are not important or are boring
人が blah, blah, blah と言うのは、誰かが言ったり書いたりした内容について、それが重要ではない、または退屈だと考え、正確な言葉をあえて示したくないときである。
What did he say at the meeting?
会議で彼、何て言ってたの?
Just a lot of blah.
くだらない話ばっかりだったよ。
blah blah blah の意味
blah blah blah は、blah を繰り返すことで、「内容が重要ではない」「細かく説明する価値がない」「聞き手にとって本質的ではない」といったニュアンスを強調する表現になります。
日本語では、「などなど」「とかなんとか」「かくかくしかじか」にかなり近い使い方です。
He talked about work stress, deadlines, blah blah blah.
彼、仕事のストレスとか締切とか、そんな話をしてたよ。
Sounds boring.
それは退屈そうだね。
the blahs の意味
the blahs と複数形で使うと、意味は話の内容から「気分」へと変わり、「気分が落ち込んでいる」「けだるい」「なんとなく憂鬱な状態」を表します。
You look tired today.
今日は疲れて見えるね。
Yeah, I’ve got the blahs.
うん、なんか気分が乗らなくてさ。
この表現は、話の中身を評価するものではなく、自分の精神状態やコンディションを表す点が特徴です。
「などなど」を英語で言うと?blahとの違い

日本語の「などなど」は非常に便利な表現ですが、英語では話し手の感情や評価を含めるかどうかによって、使う表現をはっきり分ける必要があります。
単に例を挙げているだけなのか、それとも「細かい内容は重要ではない」「正直どうでもいい」と感じているのかによって、選ぶ言葉が変わってきます。
カジュアルで軽く流したいとき
カジュアルな会話で「細かいところまでは説明しない」「そこまで重要ではない話題」として流したい場合、次のような表現が使われます。ただし、それぞれニュアンスには違いがあります。
【blah blah blah】
話の内容が退屈・重要でないと感じていることを、はっきり示す表現です。「などなど」という省略に加えて、「どうでもいい話」という評価が含まれます。
He kept talking about rules, procedures, blah blah blah.
彼はルールだの手順だの、どうでもいい話をずっとしていました。
【and stuff】
具体例の続きをざっくり省略する、柔らかい言い方です。話がつまらないという否定的な意味はなく、「細かいことは省く」という程度の軽さがあります。
We talked about movies, music, and stuff.
映画や音楽など、そんな話をしました。
【and things】
and stuff とほぼ同じですが、やや口語的で曖昧さの強い表現です。内容への評価は特に含まれません。
Snacks, drinks, and things.
お菓子とか飲み物とか、そのへん。
blah blah blah は「中身がどうでもいい」という評価込み、and stuff / and things は評価なしの省略という違いがあります。
同じ「などなど」でも、話し手の気持ちによって選ぶ表現が変わる点が重要です。
単なる列挙(感情なし)
事実として項目を挙げるだけで、話し手の感情や評価を含めたくない場合は、次のような表現が使われます。
【etc.】
すでに挙げた項目と同種のものが他にもあることを示す、非常に中立的な表現です。文章語・話し言葉のどちらでも使われ、ビジネスや説明文にも適しています。
The form requires your name, address, phone number, etc.
その書類には、氏名、住所、電話番号などの記入が必要です。
【and so on】
列挙がさらに続くことを示す表現で、etc. とほぼ同じ意味ですが、やや話し言葉寄りです。口頭説明やカジュアルな文章でよく使われます。
The job includes scheduling, customer support, and so on.
その仕事には、スケジュール管理や顧客対応などが含まれます。
このように、etc. や and so on には話し手の感情や評価は含まれません。
一方で blah を使うと、「その内容は大したことがない」「聞く価値がない」という否定的な評価が入るため、単なる「など」とは明確に使い分ける必要があります。
etc.
used after a list to show that there are other things that you could have mentioned (the abbreviation for ‘et cetera’)
列挙のあとに使われ、「ほかにも挙げることができる項目がある」ことを示す表現(et cetera の略)。
「〜や〜など」
「AやBなど」と言いたい場合、英語では次の形がよく使われます。
- A, B, and so on
- A, B, and the like
We need to consider safety, quality, and so on.
安全性や品質などを考慮する必要があります。
We discussed cost, schedule, and the like.
費用やスケジュールなどについて話し合いました。
これらは、話題を客観的にまとめる表現で、否定的な感情は含まれません。
ここで blah blah blah を使うと、「それらは細かく説明する価値のない内容だ」という印象になり、聞き手にやや投げやり・軽視したニュアンスを与えることになります。
フォーマルな場での「など」
blah / blah blah blah は完全にカジュアルな表現のため、ビジネス文書、論文、公式な説明では使いません。
フォーマルな場では、前述した etc. 含め、次のような表現が適しています。
- etc.
- and so forth
- among others
これらは、感情を含めず、客観的に項目を列挙したいときに使われます。
The project covers marketing, sales, and so forth.
そのプロジェクトはマーケティングや営業などを含みます。
The committee discussed budget control, risk management, among others.
委員会では、予算管理やリスク管理などについて議論しました。
まとめ
今回は、blahの意味と使い方について、類義語も含めて詳しく確認してきました。
blah は、「くだらない話」「意味のない内容」「重要でない部分の省略」を表す、非常にカジュアルで感情のこもった英語表現です。特に blah blah blah は、単なる「などなど」ではなく、「どうでもいい」「退屈だ」といった話し手の評価を含みます。そのため、フォーマルな場では使えず、場合によっては相手や話題を軽く否定する響きを持つことにも注意が必要です。
ニュアンスを正しく理解して使えば、英語の会話や文章で「温度感」や「距離感」を自然に表現できるようになります。場面に応じた使い分けを意識しながら、実際の英語表現に活かしていきましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!

