フィンランドに住む「サンタさん」と手紙のやり取りができるってご存知でしたか?

子供にとっては、とてもワクワクする最高に素敵な体験ですよね。

また、英語でのやり取りにすれば、お子さんが楽しみながら英語に触れることのできる絶好の機会です。

そこで今回は、「サンタさんへの手紙」という制度の内容についてご紹介します。

英語のメッセージの例文もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

サンタさんへ手紙を送る方法

サンタクロースへ手紙を送る制度はいくつかある様ですが、この記事では、フィンランド郵政と連携している「日本フィンランドサンタクロース協会」のものをご紹介します。

「サンタさんからの手紙」制度とは

フィンランドには、「サンタクロース中央郵便局」という何とも素敵な窓口があります。

このサンタクロース中央郵便局には、毎年200ヶ国から約2000万通もの手紙がサンタクロース宛に届くそうです。

中でも日本の子供たちからの手紙はおよそ10万通ととても多いのだとか。

そのため近年では全ての手紙に返事を出すことができなくなっていました。

そこで、フィンランド郵政と日本・フィンランドサンタクロース協会が協力して、「サンタさんからの手紙」という制度を独自に作り上げました。

「サンタさんからの手紙」では、サンタさんとの往復書簡が楽しめます。

子供たちに贈られる手紙はサンタクロース中央郵便局の公式のもの。

当郵便局のロゴマーク、オリジナル消印、フィンランドの公式クリスマス切手が貼られているんですよ。

「サンタさんからの手紙」の流れ

手紙のやり取りの大まかな流れは下記の通りです。

  1. 最寄りの郵便局または「日本フィンランドサンタクロース協会」サイトから申し込み
  2. クリスマスシーズンに、フィンランドのサンタクロース中央郵便局から「サンタさんからの手紙」が届く
  3. ②に同封されている、「サンタさんへの手紙」にサンタさんへのメッセージを書いて、郵便ポストへ投函。
  4. 翌年8月中旬に、フィンランドのサンタさんからサマーカードが届く。

申し込みの際に、「子供の名前」や「その子宛のメッセージ」を指定するため、送られてくるカードは個人用にカスタマイズされているのが魅力です。

海外のサンタさんから自分宛へのメッセージがくるなんて、子供が目をキラキラさせて喜びそうですね。

「サンタさんからの手紙」の種類

「サンタさんからの手紙」は、年齢・言語の対象別に3種類あります。

毎年恒例にして、お子さんの成長とともにレベルアップできるのがいいですね。

  1. 幼児向け(0~6歳)
    ひらがな・カタカナのみの文で書かれ、やさしい言い回し。
  2. 子供~一般向け
    漢字かな混じり文で書かれ、物語としての文章が充実している。
  3. 英文
    英語圏の方向けの一般的な英語で書かれた手紙です。高校レベルの英語力が必要。

サンタさんへの手紙を英語で書こう!

さて、サンタさんへ手紙を送る際に、お子さんにぜひ英文レターにチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。

最初のうちはごく簡単なフレーズで。

「来年も英語で何か書きたい!」という気持ちが芽生えてくれたらいいですよね。

文章は親が用意して、それを書き写させるだけでも十分だと思います。

下記に、役立ちそうな簡単な英文フレーズを集めたので、参考にしてみてくださいね。

  • メリークリスマス!
    Merry Christmas!
  • いつもプレゼントありがとう!
    Thank you for the presents every year!
  • 今年は体操を頑張ったよ!
    I did my best in my gymnastics lessons this year!
  • 自転車乗れる様になったよ!
    I learnt how to ride a bicycle!
  • ママとパパのお手伝いいっぱいたよ!
    I helped my mom and dad a lot around the house!
  • お友達に優しくできたよ!
    I have been kind to my friends!
  • お爺ちゃんとお祖母ちゃんに優しくできたよ!
    I have been kind to my grandma and grandpa!
  • お仕事お疲れさま!
    Thank you for your hard work!
  • サンタさんの国に行ってみたい!
    I want to visit your country one day!
  • 来るのを待ってるね!
    I am waiting for your visit!
  • 気を付けてね!
    Take care of yourself!

でだしはDear Santa、終わりはFrom 〇〇としましょう。

「サンタさんからの手紙」の追伸を英語にしよう!

また、「サンタさんからの手紙」を申し込む際には、「追伸」の部分を自由に指定します。

そのため、本文は日本語でも、追伸の部分だけを英語のメッセージにすれば子供が興味を持ちそうですね。

英語だと半角100文字まで印字が可能。

頑張っていることを認めたり、好きなことを応援する内容などはいかがでしょうか。

固有名詞を入れると、自分に語られている感じがグッと増しますね。

下記に内容のアイデアを載せるので、参考にしてみてくださいね。

  • 今年はスイミングスクールを頑張ったって聞いたぞ!よくやった!素晴らしい努力だ!
    I heard you worked hard in your swimming school this year! You should be proud! Amazing effort! 
  • これからも優君と彩ちゃんと仲の良い兄弟でいるんじゃよ!君みたいなお兄ちゃんがいてラッキーだのう!
    Stay good to each other with Yu and Aya forever! They are lucky to have someone like you as their big brother! 
  • 静岡のお爺ちゃんお祖母ちゃんに沢山会いに行ってあげるんじゃよ!君のことをとっても愛してるよ!
    Go see your grandpa and grandma in Shizuoka a lot! They love you to the moon and back! 
  • 10月のピアノ発表会楽しみじゃのう!君は輝くスターだ!
    We are looking forward to your piano recital in October! You are a shining star! 
  • 大宮サッカーチームでの練習応援してるぞ!君はチャンピオンだ!その調子だぞ!
    Good luck on your practice at Omiya soccer club! You are a champ! Keep up the good work! 
  • お手伝いカードはいいアイデアだったね!思いやりがあるね!
    “Helping cards” for you mom was such a great idea! How thoughtful of you!

サンタクロースの故郷ってどんなところ?

サンタクロースの故郷ってどんなところ?

最後に、サンタさんの故郷についてご紹介します。

サンタクロースの故郷であるロバニエミという町は、フィンランド最北端にあるラップランドの県庁所在地です。

この町のちょっと離れに、サンタクロース村があります。

この村には、「サンタクロースの部屋」があって、遥か遠く「コルヴァトゥントゥリ」という山中からサンタクロースがやってきます。

また、「サンタクロース郵便局」では、毎日世界中の子供から届く手紙に囲まれて、「トントゥ」(サンタクロースのお手伝いをする妖精)たちが働いています。

そして、「サンタクロースの仕事部屋」に行くと、暖炉に横に本棚が置かれていて、本には世界中の子供たちの住所がかかれているそうですよ。

まとめ

「サンタさんからの手紙」では、サンタクロースとの往復書簡が楽しめます。

お子さんに、ぜひ英文での手紙にチャレンジさせてみてくださいね。

また、サンタさんから送られてくる手紙にも、お子さん宛にカスタマイズされた英文を添えてみてはいかがでしょうか。

特別な思い出になるのはもちろん、「英語」に触れる絶好の機会になりますよ。