文章を書く際、書き切れないことや注意事項などを「備考」として書くことがありますが、英語で備考を何と表現するか知ってますか?

また、すべてを列挙するのが面倒な場合、「その他」などと省略することもありますが、これも英語で言おうと思うと咄嗟に出てこないですよね。

そこで今回は、「備考」や「その他」というのを英語で表現したい場合、どう言えば良いのかについてまとめました。

これを読めば、今後これらの表現で迷うことは無くなりますよ。

それでは、早速始めていきましょう!

「備考」は英語で何て言う?

「備考」は英語で何て言う?

本文に追記をするための「備考」について、英語では “note”、”remark”、”N.B.(NB)” と表現するのが一般的です。

それぞれについて詳しく確認していきましょう。

備考を表す英語①:note

“note” はもともと「書き留める」という意味の単語です。そこから派生して、本文に追記をする「備考」という意味で使われるようになりました。日本語で言うところの「メモ」に近いニュアンスですね。

Aさん
Note: We will hold the game even if it rains.
訳)備考:試合は雨天決行です。

 

また、備考が文書の下部に記載されている場合は、”footnote” と表現することもあります。この場合は備考というより「脚注」と訳す方が適切かもしれませんね。

Aさん
Please see the footnotes for more information.
訳)詳細については脚注を参照ください。

 

note ≠ notebook

ところで、note といってまず思い浮かぶのは、勉強するのに使う「ノート」ですよね。でもこれ実は、「ノートブック(notebook)」の略語から来る和製英語的な表現なんです。

あくまでnote(覚え書き)をするためのbook(冊子)ということなので、いわゆる「ノート」を指して note とは言わないように気を付けましょう。

Aさん
Can you take the note?
訳)そのノート取ってくれる?
Bさん
What do you mean?
訳)どういうこと?

 

備考を表す英語②:remark

“remark” という単語も、備考という意味で使われます。

語源から見ると、re が「強調」、mark が「印をつける」という意味なので、「強調するための印をつける」というのが原義。まさに「備考」というイメージにぴったりですね。

また、”remarks column” で「備考欄」という意味で使えます。先述の note にはこのような使い方は無いので、備考の「欄」を強調したい場合には remark が最も適切です。

Aさん
If you have any thought, please write it in the remarks column.
訳)ご意見がありましたら、備考欄にご記入ください。

 

備考を表す英語③:N.B.(NB)

備考という意味で “N.B.(NB)” と書くこともありますが、これは “Nota Bene” というラテン語の略称です。英語にすると “note well”、「十分にご注意ください」といった意味合いになります。そのため、備考の中でも「注」に近いイメージで使われます。

Aさん
NB: Prices are subject to change.
訳)注:価格は変更になる可能性があります。

 

「その他」って英語で何て言う?

「その他」って英語で何て言う?

全部を列挙するのが面倒な時に便利な「その他」の言い方についても確認しておきましょう。

「その他」を表す英語表現は、主に以下の通りです。

  • etc.
  • and so on
  • others、other 〇〇s
  • the other(s)
  • another
  • else

1つずつ詳しく確認していきましょう。

etc.

「その他」という意味で最も有名な表現は “etc.” です。日本語で使われることも多いので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

etc.はもともとラテン語の “et cetera” を省略した表現で、主にビジネスシーンなどで書き言葉として使われますが、日常会話で使われることもあり、幅広い場面で活用が可能な表現です。

発音は「エトセトラ」。etc.と略した場合でも「イーティーシ―」とは読まないので注意してください。略称の印として最後にピリオドを付けることも忘れずに。

ちなみに、日常会話で etc.を使う場合は ”etc., etc.” と重ねて使うことが多いです。

Aさん
What about me do you like?
訳)私のどこが好き?
Bさん
You’re cute, beautiful, intelligent, kind, tolerant, etc., etc.
訳)君はかわいくて、きれいで、知的で、親切で、心が広くて、挙げきれないよ。

and so on

and so on も「その他」の意味でよく使われる表現です。前述の etc.(et cetra)とまったく同じ意味だと思って問題ありません。

日本語で漢語が大和言葉より知的に見えるのと似た感覚で、英語ではラテン語の表現が知的に見えます。そのため、and so on は etc. のカジュアル版といったイメージになります。

Aさん
What animals did you see in the zoo?
訳)動物園でどんな動物見た?
Bさん
Elephants, giraffes, lions, and so on.
訳)象でしょ、キリンでしょ、ライオンでしょ、その他いろいろだよ。

 

また、and so on を少しフォーマルにした表現に “and so forth” というものもあります。ビジネスシーンなどで使うと、丁寧な印象を相手に与えることができるでしょう。

 

others、other 〇〇s

具体的に決まっていない「その他」を表したい、そんな時は “others” の出番です。

etc. や and so on は列挙する手間を省くために使われるので、基本的にその他のものが具体的に決まっていることが多いです。しかし、日常の中では「何か他にないかな」とぼんやり思い浮かべる「その他」もありますよね。そんな時に便利なのが others です。

Aさん
I’m getting tired of this game. Do you have others?
訳)このゲームは飽きてきたな。何か他の持ってる?

 

どんなものかというカテゴリーを明示したい場合は、”other 〇〇s” と具体的な名詞を付けて言うこともあります。

Aさん
I think this jacket will look good on you.
訳)このジャケットは君に似合いそうだよ。
Bさん
I don’t like the design. Do you have other jackets?
訳)デザインが好きじゃないな。その他には無い?

 

the other(s)

その他が特に決まっていない場合 others だった一方、残りが決まっている場合は the を付けて単数なら “the other”、複数なら “the others” と表します。

Aさん
Here are two cards. After you pick one, the other will be placed face down.
訳)ここに2枚のカードがあります。あなたが1枚選んだら、残った方は伏せられます。
Aさん
Here are three cards. After you pick one, the others will be placed face down.
訳)ここに3枚のカードがあります。あなたが1枚選んだら、残りの2枚は伏せられます。

 

もちろん、具体的なカテゴリーを示したい場合は “the other 〇〇(s)” と名詞を入れてもOKです。

another

other や the other との使い分けが紛らわしい another ですが、これは “an other” ということなので、その他のものが「具体的に決まっていない1つのもの」の時に使われます。

日本語の感覚だと「無作為に」とか「ランダムに」といったイメージが近いです。

Aさん
Here are 30 cards. First, pick one card. And next, pick another.
訳)ここに30枚のカードがあります。まず1枚を選んで、続いてもう1枚を選んでください。

 

else

疑問詞(what や who 等)に else を付けることで、「他に何か?」とか「他に誰か?」という意味を表すことができます。

Aさん
Who else can answer this question?
訳)他に誰か、この質問に答えられますか?
Aさん
What else do you need to buy?
訳)他に何か買う必要がありますか?

 

また、疑問詞以外に anyone や anything を使っても、同じような意味を表すことができます。

Aさん
Do you want to invite anyone else?
訳)他に誰か誘いたいですか?
Aさん
Would you like to say anything else?
訳)他に何か仰りたいことはございますか?

 

まとめ

今回は、「備考」と「その他」を表す表現について確認してきました。

これらは常日頃使うような表現ではありませんが、あらかじめ知っておかないと咄嗟の際に出てこないものです。今回ご紹介したことを参考に、ぜひ頭の中にとどめておいてください。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!