「ESAT-J YEAR3って、YEAR1・2と何が違うの?」
「中3で受けるESAT-Jは、どれくらい重要なの?」
「高校入試にどの程度影響するのか知りたい」
ESAT-Jには、YEAR1・YEAR2・YEAR3という区分がありますが、中学3年生が受験するYEAR3は、都立高校入試に直接関わる唯一のESAT-Jです。そのため、他の学年とは位置づけも対策の考え方も大きく異なります。
この記事では、
- ESAT-J YEAR1・2とYEAR3の違い
- YEAR3がなぜ重要なのか
- YEAR3対策で意識すべきポイント
を、東京都の高校受験英語指導の視点から分かりやすく解説します。
ESAT-J YEAR1、2|YEAR3との決定的な違いとは
ESAT-Jでは学年ごとに出題範囲とその目的が異なります。
ESAT-J YEAR1・YEAR2・YEAR3 の違い(出題形式・教科書範囲・目的)
| 項目 | ESAT-J YEAR1 | ESAT-J YEAR2 | ESAT-J YEAR3 |
|---|---|---|---|
| 対象学年 | 中学1年生 | 中学2年生 | 中学3年生 |
| 目的 | 英語を話す経験を積ませる / 習熟度の確認 | 英語を話す力を段階的に育成 / 習熟度確認 | 都立高校入試で結果を活用 / スピーキング力到達度の評価 |
| 教科書の範囲 | 概ね2学期までに学習した範囲 | 概ね2学期までに学習した範囲 | 概ね2学期までに学習した範囲 |
| Part A(音読) | 英文を読み上げる 1問 | 英文を読み上げる 2問 | 英文を読み上げる 2問 |
| Part B(質問応答) | 質問を聞いて応答・意図を伝える 3問 | 質問を聞いて応答・意図を伝える 4問 | 質問を聞いて応答・意図を伝える 5問 |
| Part C(説明) | イラストを英語で説明 1問 | イラストを英語で説明 1問 | ストーリーを英語で話す(4コマ) 1問 |
| Part D(発話) | ストーリーを英語で話す(3コマ) 1問 | ストーリーを英語で話す(3コマ) 1問 | 自分の意見を述べる 1問 |
出題形式のポイント比較
音読(Part A)
→ 中1は1問、中2・中3は2問。年次が上がるほど、読む量・リズム・流暢さへの要求が高まります。
質問応答(Part B)
→ 問題数が年々増加し、聞き取る力と応答力の両方が必要になります。
説明(Part C)
→ YEAR1・2はイラスト中心の簡単な説明、YEAR3は複数場面をつなげて説明(4コマストーリー)します。
発話(Part D)
→ ストーリー語りはYEAR1・2共通。
→ YEAR3では、自分の意見を述べる問題が追加され、表現力が問われます。
ESAT-J YEAR3|中学3年生が受ける本番のESAT-J

ESAT-J YEAR3は、中学3年生が受験する本番のスピーキングテストです。
このYEAR3の結果は、都立高校入試の総合得点に加算されるため、ESAT-Jの中でも最も重要な位置づけになります。
YEAR3の主な特徴は、
- 全員が同じ基準で評価される
- 結果がA〜Fの6段階評価で示される
- 評価に応じて入試で点数加算がある
という点です。
つまり、YEAR3は「英語を話せるかどうか」が入試得点に直結するテストだと言えます。
ESAT-J YEAR3 対策|今までの英語学習だけでは足りない理由
ESAT-J YEAR3対策で多くの中学生がつまずくのが、「英語のテスト対策はしてきたのに、話せない」という問題です。
これまでの英語学習では、
- 単語を覚える
- 文法問題を解く
- 長文を読む
といったインプット中心の勉強が多かったはずです。
しかし、YEAR3で評価されるのは、
- 英語を聞き取る
- その場で考える
- 英語で答える
というアウトプット力です。
そのため、
- 単語帳を眺めているだけ
- 文法問題集を解くだけ
では、YEAR3の評価は安定しません。
YEAR3対策で最優先すべきこと
YEAR3対策で最も重要なのは、「沈黙しない練習」を積み重ねることです。
具体的には、
- 質問されたら必ず何か答える
- 完璧な英文を作ろうとしない
- 簡単な英語で話し切る
この姿勢が、評価を1段階引き上げる最大のポイントになります。
また、YEAR3ではスピーキングテストでありながら、リスニング力も同時に求められる点を忘れてはいけません。
質問を聞き取れなければ、どれだけ話す力があっても評価につながらないからです。
ESAT-J YEAR3の過去問|出題形式の把握は必須

ESAT-J YEAR3には、一般的な入試のような市販の過去問集はありません。
そのため、YEAR3の過去問対策は、東京都教育委員会が公開しているサンプル問題や実施例を活用する形になります。
YEAR3の過去問やサンプル問題から確認しておきたいポイントは、次の通りです。
- 試験全体の流れ
- 音声指示のスピード
- 各パートで話す時間の感覚
- どの程度話せば評価されるのか
特にYEAR3では、
- 音読
- 英問英答
- ナレーション
- 意見を述べる問題
が連続して出題されます。一問ずつ丁寧に考える余裕はほとんどありません。
過去問を使った練習では、
- 止まらず話し切る
- 多少間違っても次に進む
という意識を持つことが、YEAR3対策として非常に重要です。
ESAT-J YEAR3 申し込みマニュアル|保護者が必ず確認すべき点
ESAT-J YEAR3は、学校を通じて実施されるテストですが、申し込みや登録作業には保護者の対応が必要になります。
申し込みマニュアルで、特に保護者が確認しておきたいポイントは次の通りです。
- 保護者用マイページの開設
- 生徒アカウントの作成
- 保護者アカウントと生徒アカウントの紐付け
- 申込内容の最終確認
これらの手続きが完了していないと、試験当日にトラブルが起きる可能性があります。
また、
- IDやパスワードの管理
- ログイン確認
も非常に重要です。
試験直前に慌てないためにも、早めに一度ログインして確認しておくことをおすすめします。
YEAR3は入試に直結するため、「学校に任せきり」ではなく、家庭でも手続き状況を把握しておくことが安心につながります。
ESAT-J YEAR3の結果|入試への影響と正しい受け止め方

ESAT-J YEAR3の結果は、A〜Fの6段階評価で示されます。
この評価は、
- スピーキングの到達度
- 英語で伝えようとする姿勢
を総合的に見て決定されます。そして、このYEAR3の評価は、都立高校入試の総合得点に加算されます。
重要なのは、1問の出来不出来で評価が決まるわけではないという点です。
YEAR3の評価では、
- 多少文法が間違っていても
- 表現がシンプルでも
話し切れていれば評価は大きく下がりません。
結果を受け取った後は、
- 評価に一喜一憂しすぎない
- 自分の現状を冷静に把握する
ことが大切です。
YEAR3対策の本質|「評価を1段階上げる」意識を持つ

ESAT-J YEAR3対策で最も重要なのは、完璧を目指すことではありません。
現実的な目標は、
- DからC
- CからB
といったように、評価を1段階引き上げることです。
そのためには、
- 英語を話す量を増やす
- 聞き取れなくても沈黙しない
- 簡単な英語で答える
という練習を日常的に積み重ねる必要があります。
この点で、Kimini英会話のようなオンライン英会話は、YEAR3対策と非常に相性が良い学習方法です。実際に質問を聞き、英語で答える経験を積むことで、過去問や練習問題で身につけた力を本番で発揮しやすくなります。
まとめ|ESAT-J YEAR3は「準備量」が結果を左右する
ESAT-J YEAR3は、
- 都立高校入試に直結する
- スピーキング力が評価される
- 短期間の詰め込みでは対応しにくい
という特徴を持つテストです。
だからこそ、
- 過去問で形式を知り
- 早めに申し込みを済ませ
- 英語を話す練習を積み重ねる
この流れを意識することが、YEAR3攻略のカギになります。

