日々の仕事や家事、勉強に全力で取り組んでいると、ふとしたときに「少しエネルギーが切れてきたな」と感じることがありますよね。そんな時、大切になるのが「英気を養う」ための時間です。日本語の「英気を養う」には、単に体を休めるだけでなく、この先の展開に向けて気力や体力を満たしていくという、前向きで積極的なニュアンスが込められています。

しかし、英語で「英気を養う」を伝えようと直訳してしまうと、日常会話やビジネスメールでは少し堅苦しく聞こえるかもしれません。英語では、そのときの休み方や回復させたいものによって、フレーズを上手に使い分けるのが一般的です。

そこでこの記事では、ビジネスシーンで重宝する「英気を養う」の定番フレーズから、心身をリフレッシュするための英語表現をまとめて紹介します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 「英気を養う」は英語で直訳せず、recharge one’s batteries や take a break など状況に応じて表現を使い分けるのが自然。
  • 休養・リフレッシュ・エネルギー回復・気力回復など、回復の種類ごとに適切な英語表現を選ぶことがポイント。
  • 英語では「どう回復するか(休む・離れる・補充する)」に注目して表現することで、より実用的で自然な英語になる

「英気を養う」をビジネス英語で

「英気を養う」をビジネス英語で
Time to Travel and Relax, Travel suitcase with hat standing on the floor out the bedroom at the lake and beach.

「次のプロジェクトに向けて英気を養います」や「週末に英気を養ってきました」とビジネスシーンで伝えたいなら、“recharge one’s batteries” がスタンダードな表現です。

“recharge one’s batteries” の使い方

文字通り「バッテリーを充電する」という意味。忙しいビジネスパーソンの感覚に、使い果たしたエネルギーを補充するというニュアンスがとてもマッチします。

Aさん
I’m planning to take a few days off to recharge my batteries.

(英気を養うために、数日お休みをいただく予定です。)

Aさん
A weekend trip is the best way for me to recharge my batteries.

(週末の旅行は、私にとって最高の英気を養う方法です。)

Oxford Learner’s Dictionaries では、“​to get back your strength and energy by resting for a while(しばらく休んで体力とエネルギーを取り戻すこと)と説明しています。

参照:Oxford Learner’s Dictionaries

【ワンポイントアドバイス】 最近のビジネスシーンでは、“unplug”(プラグを抜く)という言葉も「英気を養う」という意味でよく使われます。“I need to unplug this weekend.” と言えば、デジタルデトックスをして英気を養うという今どきのニュアンスが伝わります。

Bさん
パソコンやスマホ、仕事の連絡から離れて完全にリフレッシュするイメージです。

「休養する」を英語で

「英気を養う」ためにまず大切なのはしっかりと休養することです。英語では、休養のための休みの目的や深さによって言葉を使い分けます。

「休養」のバリエーション

  • rest and recuperate (R&R):休養して回復する。

    Bさん
    特に激務が続いた後や、病み上がりに「しっかり休んで英気を養う」と伝えたい時にぴったりな、やや丁寧な表現です。

  • get some rest:意識的に休養をとる。

  • take a break:一休みする、休憩をとる。

Aさん
After finishing the big project, I really need some R&R.

(大きなプロジェクトが終わったので、本当に本格的な休養(英気を養う時間)が必要です。)

Aさん
You look tired. You should go home and get some rest.

(疲れているようですね。家に帰って休養したほうがいいですよ。)

Cambridge Dictionary で“recuperate” の説明は、 to become well again after an illness; to get back your strength, health, etc.:”(病気から回復する、体力や健康などを取り戻すこと)となっています。

参照:Cambridge Dictionary

「リフレッシュする」を英語で

「リフレッシュする」を英語で

日本語でもよく使われる「リフレッシュ」ですが、英語で自然に使うにはちょっとしたコツがあります。

“refresh” の自然な使い方

英語では “refresh myself”(自分をリフレッシュさせる)という形にするか、“feel refreshed”(リフレッシュした気分だ)という形にするのがナチュラルです。

  • refresh oneself:気分転換する、リフレッシュする。

  • take a breather:一息つく、小休止する。

Aさん
I usually go to the gym to refresh myself after work.

(仕事の後にリフレッシュするために、よくジムへ行きます。)

Aさん
Let’s take a breather and grab some coffee.

(一息ついて(リフレッシュして)、コーヒーでも飲みに行きましょう。)

【ワンポイントアドバイス】 カタカナ英語の「リフレッシュ」は、英語では飲み物や軽食を指す “refreshments” という名詞で使われることも。自分自身がリフレッシュした状態を言いたい時は、“I feel refreshed.”(スッキリした!)などが、誤解がなく相手にわかりやすい表現です。

「エネルギーを回復」を英語で

「英気を養う」を「エネルギーを補充する/回復する」といったイメージで伝えたい時の表現です。

エネルギーに関するフレーズ

  • get my energy back:エネルギーを取り戻す。

  • boost my energy levels:エネルギーを高める。

  • refuel:燃料を補給する(比喩的に「活力を蓄える」)。

Aさん
I need a good sleep to get my energy back.

(エネルギーを回復させる(英気を養う)ために、質の良い睡眠が必要です。)

Aさん
Spending time in nature helps me refuel for the coming week.

(自然の中で過ごすことは、来週に向けて英気を養う(燃料補給する)のに役立ちます。)

「気力を取り戻す」を英語で

「気力を取り戻す」を英語で

「英気」には体力だけでなく、やる気やモチベーションといった心の活力のニュアンスも含まれます。

気力・やる気の回復

  • regain one’s motivation:やる気を取り戻す。

  • get one’s mojo back:自分らしさ、気力、自信を取り戻す。(カジュアルな表現)

  • get one’s energy back:自分らしさ、気力、自信を取り戻す。(formalな表現)

Aさん
I hope this trip will help me regain my motivation.

(この旅行が、やる気(英気)を取り戻すきっかけになればいいなと思っています。)

Aさん
I’ve finally got my mojo back!

(ようやく、自分らしい気力(英気)が戻ってきたよ!)

【ワンポイントアドバイス】 “mojo”(モジョ)は「自分本来の調子や魅力、やる気」を意味するカジュアルなフレーズです。スランプを抜けて英気を養った後に “I got my mojo back.” と言えると、ネイティブのようなこなれた英語に聞こえます。

まとめ

今回は「英気を養う」をテーマに、ビジネスから日常のセルフケアまで幅広く使える英語表現を紹介しました。

皆さんも頑張りすぎる前に、しっかりと英気を養いながら、自分らしいペースで英語学習を続けていきましょう!

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nakagawa_tairo 医療・英語分野ライター / Medical & English Content Writer
立命館大学英米文学専攻卒。医療・介護分野で18年の実務経験を持ち、医療制度や専門分野の執筆・監修を多数担当。実務翻訳やビジネス英語の知見を活かし、専門性の高い英語・医療分野の情報を発信している。