“going forward”は「今後は」といった意味で使われる英語表現です。ビジネスシーンでよく登場する”going forward”ですが「いまいち使い方や意味が分からない。」と悩みや不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで「”going forward”について詳しく知りたい。」という方に向けて、“going forward”の意味や使い方、”going forward”に似た英語表現の意味や使い方について例文付きで詳しく解説しています。

本記事を最後まで目を通していただければ、”going forward”に関することは一通り分かりますよ。”going forward”について知りたくてこの記事にたどり着いた方は、ぜひチェックしてみてください。

“going forward”の意味や使い方

“going forward”に似た英語表現の意味や使い方

“going forward”将来的に今後を表すフレーズで、「今後は」、「これからは」という意味を持ちます。

ビジネス会話で頻繁に使用される少し柔らかい表現です。

前に進むポジティブなニュアンスを含み、「これから感」を強調したいときに効果的です。

指している期間の長さはニュアンスに含まれず曖昧なため、ビジネスでは使い勝手の良い表現になります。

“going forward”は文頭もしくは文末に置くことができます。

Aさん
Going forward, the company plans to continue to develop overseas businesses.
訳)その会社は今後も海外展開をさせていく予定です。
Aさん
Going forward, Accoucher is considering developing its business in other regions besides Kyushu with the aim of cultivating new clients in the future.
訳)将来的に顧客の更なる開拓を志向しており、今後、九州以外の地域で事業を展開することを検討しています。
Aさん
That will support business strategies going forward.
訳)今後のビジネス戦略をサポートします。

“going forward”に似た英語表現の意味や使い方

“going forward”に似た英語表現の意味や使い方

今後を示す“going forward”に類似した意味を持つ4 つの表現を紹介します。

  • ”moving forward”
  • ”from now on”
  • ”in future”
  • ”down the road”

例文付きで、意味や使い方をそれぞれ確認しましょう。

”moving forward”

主にビジネスシーンで利用される表現で、前に進むことを表します。

“going forward”と同様に、少し柔らかい表現で今後のことを強調します。

「これから」「近い将来的に」ということを意味で使用する際は、文末に”moving forward”を置きます。

Aさん
The meeting will be provided on a weekly basis, moving forward.
訳)今後、会議は週ベースで行われます。
Aさん
We plan to develop many more products moving forward. 
訳)今後より多くの商品を開発する予定です。

”from now on”

「今後は」、「これからは」、「今から」という意味を持ちます。

注意すべきなことは、「今後ずっと~」という継続を示すことです。

ビジネス、日常でも使用されることの多い表現です。

”from now on”は文頭もしくは文末に置き使用します。

Aさん
From now on, every student must switch off their electronic devices before coming to class.
訳)今後、全ての生徒は授業の前に電子機器の電源を切らなければいけません。
Aさん
I won’t give him a birthday present from now on!
訳)私はこれからは彼に誕生日プレゼントをあげるつもりはありません。

上記例文は、その時点から継続してその状況が続くことを表しています。

”from now on”は使い方によっては、少し攻撃的なニュアンスが含まれることがあり、きつい表現になるので注意が必要です。

Aさん
From now on, please refer any questions to my boss.
訳)これからは上司に質問してください。

上記例文では、きつい感じに聞こえてしまうことがあります。

”in future”

「今後」という意味で、少し硬い表現になります。

Aさん
Please use this smartphone in future.
訳)これからこのパソコンを使ってください。
Aさん
In future, could you come to work at 9:30, instead of 10am?
訳)これから10時ではなく9時半に仕事に来てもらえますか?

 将来のある時点でのことを示す”in the future” とは大きくニュアンスが異なります。

Aさん
Do you want to be a doctor in the future?
訳)将来は医者になりたいのですか?
Aさん
The capsule will have messages and questions you write to yourselves in the future.
訳)タイムカプセルには未来の自分たちへ書いたメッセージや質問を入れます。

上記の例文では、将来のある時点においての出来事を示しています。

”down the road”

直訳すると「道を下って」という意味になりますが、「将来」という意味で使用することもできます。

文末に”down the road”を置くと、「将来」という意味になります。

Aさん
Most economists predict a recession further down the road.
訳)ほとんどの経済専門家は、さらに将来は不況になると予測しています。

最終的に、より不況になるということがニュアンスに含まれます。

Aさん
We will be a successful business person 5 years down the road.
訳)5年後の将来、私たちは成功したビジネスパーソンになります。

まとめ

”going forward”の意味や使い方、”going forward”に似た英語表現4つの意味や使い方について解説しました。”going forward”の意味や使い方について理解が深まりましたでしょうか?

”going forward”の意味や使い方が分かったら、”going forward”を使って会話や文章を作ってみましょう。そうすることで、”going forward”が知っているフレーズから、使える英語表現になります。

また今回のように、分からないフレーズを見つけたら、その場ですぐに調べる習慣を身に着けましょう。ひとつひとつ時間のかかる作業ですが、知識から使える表現にまで落とし込むことが、表現の幅を広げ英語力の向上に繋がります。地道な作業と面倒と諦めず、英語の基礎力をアップしましょう。