利益。というとどうしても金銭的なものと思いがちですが、利益には「儲け」や「利潤」という意味とともに「得」という意味もあります。

分かりやすくいうと「お金が入ってくる」ことと「人のためになる」ということです。

どちらも大切なことには変わりありませんが、状況に応じて使い分ける必要がありますね。

ではそれらを英語ではどのように表現するのでしょうか。例文も交えて紹介します。

「profit」と「benefit」の違い

「利益」を英語にすると「profit」と「benefit」がよく使われますが、両者の違いは前述の「金銭的な利益」か「人のためになる」あるいは「得になる」というものです。

「profit」

金銭的な利益を表す時に用いるのでビジネスシーンで頻出する単語

「benefit」

おもに(人のためになる)利益、(社会のためになる)利益、恩恵を表す

他にも利益を表す際に用いられる単語を紹介します。

「gain」

利益を表しますが本業以外で得をした場合、例えば資産を売却したり投資で儲けた場合に使われることが多いです。あるいは期末評価益、為替差益にも「gain」が使われます。

「return」=「investment return」

(投資利益)のように使ったお金が大きくなって戻ってくる際の利益を表します。

「advantage」

他者と比べたときに「より優れている、利点」の意味で使われます。

「merit」

日本語では「良い点」という意味で使われますが、英語でも「そのものが持つ利点」の意味で使われます。
※メリット・デメリットは日本語ではよく使われますが、英語では「pros and cons」を使います。「merit」「demerit」は単語として存在はしますが「良い点と悪い点を比較する」表現では「pros and cons」を使いましょう。

Aさん
Let’s discuss the pros and cons of a low carb diet.
訳)体糖質ダイエットのプラス面とマイナス面について話し合いましょう

Profit – (金銭的な)利益

Profit – (金銭的な)利益

では「profit」を使った英語表現をいくつか紹介します。

Aさん
His company made a profit of 1million dollars on the deal.
訳)彼の会社はその取引で100万ドルの利益を上げました。
Bさん
That’s great!
訳)そりゃすごいね!

♦

Aさん
Company profits are up from last year’s figure.
訳)会社の営業利益は昨年度より増加しています。
Bさん
Then we can expect a bonus.
訳)じゃあボーナスに期待できるね。

♦

Aさん
I hear he made a huge profit by selling his house.
訳)彼は家を売って大儲けしたらしいよ。
Bさん
What an enviable story!
訳)何ともうらやましい話だね!

また、「profit」はビジネスでその会社の健康状態を図るうえで欠かせない「profit and loss (P/L)」(損益計算書)にも使われます。

Aさん
I need to prepare the profit and loss (P&L) statement for the current period.
訳)今期の損益計算書を作成する必要があります

Benefit – (人のためになる)利益

Benefit – (人のためになる)利益

「benefit」は(人のためになる)利益を表現するときに使う単語ですが、実際にどのように使うのか例文を確認してみましょう。

Aさん
The invention of electricity has brought many benefits to the world.
訳)電気の発明は世の中に多くの恩恵をもたらしました。
Bさん
Edison could not have imagined that civilization would evolve so far.
訳)エジソンもここまで文明が進化するとは想像してなかったでしょうね。

♦

Aさん
What are the benefits of membership?
訳)会員になるとどんな特典がありますか?
Bさん
You can get a 10% discount at any time.
訳)いつでも10%割引で購入できます。

♦

Aさん
Excuse me, could you check if I was eligible to receive a special benefit?
訳)すみません。特別給付金を受け取る資格があるか調べて頂けますか?
Bさん
Sure. Just a moment, please.
訳)かしこまりました。少々お待ちください。

♦

Aさん
I’m sure the new road will benefit the people in underdeveloped areas.
訳)新しい道路はきっと過疎地の人々に恩恵をもたらします。
Bさん
We should make it happen.
訳)実現させなければいけませんね。

♦

Aさん
The library has many books that will benefit you.
訳)図書館にはあなたのためになる本がたくさんあります。
Bさん
I wonder which book I should read first.
訳)どの本から読めば良いかなあ。

「利益」を含む例文一覧

「利益」を含む例文一覧

「利益」を表現するにはいろいろな単語や表現があり、状況に応じて使い分けることが必要です。ここではさらに例文を紹介していきます。いろいろな表現を覚えれば会話のバリエーションがぐっと広がりますよ。

Compassion is not for other people’s benefit.
「情けは人の為ならず」

このことわざですが、「情けをかけることは人の為にならない」という意味だと思っている方が結構みえます。

「人に情けをかけておくと、いつか巡り巡って良い報いが返ってくる」というのが本当の意味ですから安心して人にはやさしくしましょう。

Aさん
My mother thinks gambling money is an ill-gotten gain.
訳)私の母はギャンブルで得たお金は不正利益だと考えています

何となく「gain」が表す「利益」や「お金」は良いイメージが少ない気がしますね。

でもこういう表現もあります。

No pain, No gain.
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」

苦労することなく得るものは何もないという意味です。

Aさん
The advantage of booking tickets in advance is that you can secure the seat of your choice.
訳)事前にチケット予約をする利点は好きな席を確保できることです△

前述した「advantage」を使った例文です。当日にチケット予約をするより事前にチケットを予約する方が「好きな席を確保できる」利点があります、ということですね。

Aさん
He got a high return on the investment.
訳)彼はその投資から高い収益を上げた

「return」は使った分よりも多く得た場合に使われます。

投資でお金を使ったけれども利益がそれ以上に出た、ということです。ちなみに「rate of return」は収益率となり、投資に対してどれだけ利益があるかという意味で使われます。

Aさん
Both opinions have some merit.
訳)どちらの意見も一理あります

meritはそのものが持つ「利点」「価値」について表す時に使われます。

Aさん
We discussed the merits of vegetarianism.
訳)私たちはベジタリアンの利点について話し合いました

このように何かと比べて、ではなくそのものの利点について述べるときに使われます。

まとめ

「利益」や「利益に関連する表現」についていろいろと紹介しました。場面に応じての使い分けは覚えてしまえばそんなに難しいものではありません。

覚えた単語やフレーズはどんどん使って自分の知識にしていきましょう。

表現の幅が広がると会話がもっと楽しくなりますよ!

”No pain, no gain!!”

投稿者アバター
sumi 英語講師・英語学習ライター / English Instructor & Learning Writer
フォニックス指導と英語教室のエリアマネージャー経験を持ち、ニュージーランドでの起業・永住経験を持つライター。実務と教育の両面から英語学習に関する情報を発信している。