今回は「（仮）って英語でなんていうの？」をテーマにさまざまな英語を紹介していきたいと思います。
仮登録や仮予約、仮パスワードなど、さまざまな言葉に「仮」という言葉がつきますよね。
では、英語の場合、どうやって表現するのでしょうか。
「仮」の英語表現や実際に使える例文集も紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
目次
「仮」って英語でなんて言うの？
仮登録や仮予約、時間（仮）など、さまざまなシーンで「仮」という言葉を使いますよね。
日本語の場合、「仮」という一文字を使えば「仮の」という意味になり、非常にシンプルです。
では、英語ではどのように表現すれば良いのでしょうか。
1. tentative
英語で「仮」はtentativeといいます。
あまり聞きなじみがないかもしれませんが、英語ではよく使用する単語です。
tentativeには「仮の」「試験的な」「あやふやな」という意味があります。
【tentativeの単語・熟語例】
- 試案：tentative plan
- 仮説：tentative theory
- 実験的方法：tentative method
2. provisional
tentativeのほか、provisionalという単語を使うことがあります。
provisionalには「仮の」「暫定的な」「臨時の」という意味があるので、tentativeとほぼ同じ意味です。
ただ、tentativeよりも少し堅いイメージがあるので、使用するシーンは限られるでしょう。
【provisionalの単語・熟語例】
- 仮条約：provisional treaty
- 臨時政府：provisional government
- 仮投票：provisional vote
3. temporary
tentativeやprovisional以外にはtemporaryを使用する場合もあります。
「一時的な」という意味のtemporaryを使うことで、「仮」という意味を表すことが可能です。
【temporaryの単語・熟語例】
- 仮免許：temporary permission
- 仮住まい：temporary residence/home
仮の前後につく言葉は？どう表現する？
英語ではtentativeやprovisionalを使って「仮」を表すことができます。
では、仮予約や仮登録など、仮と組み合わせて使う言葉についてみていきましょう。
- 仮予約：tentative reservation
- 仮登録：tentative registration
- 仮パスワード：temporary password
- 仮契約：provisional contract
- 仮免許：temporary permission/permit
※運転免許以外に使用する場合が多い - 仮運転免許：temporary driver’s license（または learner’s license）
- 仮入学：probational admission
※probationalは試験や実験、教育や法律関係で使用されることが多い
「仮」がつく言葉はたくさんありますが、基本的にはtentativeやtemporary、provisionalを使えば問題ありません。
一般的にはどれを使っても通じるでしょう。
たとえば、仮予約をtentative reservationではなく、temporary reservationと言っても通じます。
ただ、provisional contract（仮契約）をtemporary contractと言うのは少し違和感があるイメージです。
もちろん、意味は通じるので英会話の上では問題ありません。
しかし、微妙なニュアンスや、その場のシーンに合った英語を使用するなら、tentative、temporary、provisionalの違いを理解しておくことをおすすめします。
「仮」を含む例文を紹介！
仮はtentative、provisional、temporaryで表すことができます。
では、実際に使える例文を紹介していきますね。
誰か、良いアイデアはありませんか。
ええと、このプロジェクト用に仮の案を考えてきました。
その野球の試合は何時から始まりますか。
午前10時から始まります。（仮）
仮入学の申し込みをしなければなりませんか。
はい。入学試験を希望する場合、まず仮入学申請書を記入する必要があります。
いつまでにレポートを提出しなければなりませんか。
仮の締め切りは次の火曜日です。
来週の日曜日、学校に行かなければならなくなったので、仮予約をキャンセルします。
この申込用紙によって、顧客と銀行との間で仮契約および本契約が締結されます。
どうやって仮申込書を提出すれば良いですか。
どうやって仮申込書を提出すれば良いですか。
仮パスワードを覚えていますか。
海外留学をするときは、まず仮住まいを探したほうが良いですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「仮」はtentativeやprovisionalで表すことが可能です。
ただ、それぞれ微妙なニュアンスに違いがあります。
tentativeは比較的カジュアルな場面でも使えます。
一方、provisionalは少しかしこまったイメージが強いです。
今回は「仮」と組み合わせる単語や実際に使える例文も紹介しました。
なんとなくイメージを掴めましたでしょうか。
今回の記事を参考に、ぜひ英語学習に役立ててくださいね！
オーストラリアのセカンダリースクールで高校時代を送り、17歳で英検準1級、TOEIC920を取得しました。大学時代はスウェーデンの大学、大学院に留学し、国際移民について学び、その後、京都の大学院の博士課程にて「移民排斥」に関する研究を行いました。 英語論文、英文エッセイの執筆経験があり、大学院時代は多くの受験生に英語を指導しました。現在はWebライターとして活動する傍ら、「使える英語」を近所の子供たちに教えています。