“anyway”という英単語、意味が「とにかく」であることは何となく知っているが、どうやって英会話の中で使っていいのか分からない、類似表現などまで詳しく知っておきたい、と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
“anyway”は中学生で習う英単語ですが、用法が複雑で、シチュエーションによって意味が変わったりするややこしい英単語です。
そこで本記事では、“anyway”が持つ意味や使い方、”anyway”を使った英語表現について解説します。
記事を最後までチェックすれば、”anyway”に対する一通りの知識は手に入りますよ。
“anyway”について詳しく知りたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
“anyway”が持つ意味や使い方
“anyway”が持つ意味や使い方は、以下の2つです。
- 話題を変えるときに使う”anyway”
- 話題を終わらせる時に使う”anyway”
それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。
話題を変えるときに使う”anyway”
話題を変えるときに使う”anyway”は、「それはそうと」と訳します。同じく話題を変えるときに使われる”by the way”と全く同じ使い方ができます。
ただし”by the way”の方がフォーマルなので、ビジネスシーンでよく使われる傾向にあります。一方で”anyway”はカジュアルなシーンで使われることが多い表現です。
話題を変えるときに使う”anyway”を使った例文について見てみましょう。
Anyway, what time is it now?
訳)それはそうと、今は何時なの?
Aさん
Anyway, you’re welcome to stay for dinner.
訳)それはそうと、夕飯も食べていってね。
英会話をしていると、話題を変えるシーンはよくあるはずです。これまでは相手が話題を変えてくれるのを待っていたかもしれませんが、これからは”anyway”をうまく使いこなして、どんどん自分から話題を変えていきましょう。
話題を終わらせる時に使う”anyway”
次に、話題を終わらせる時に使う”anyway”について解説します。
話題を終わらせる時に使う”anyway”は「とにかく」と訳します。”anyway”の最も一般的かつ基礎的な訳し方ですね。
こちらも「それはそうと」の”anyway”と同じで、カジュアルな場面でよく使われる傾向にあります。一方フォーマルな場面で使われるのは、”anyhow”です。
“anyhow”は”anyway”よりもフォーマルな表現ですので、この機会に一緒に覚えておくといいですよ。
話題を終わらせる時に使う”anyway”を使った例文について見てみましょう。
Aさん
Anyway, let’s have fun!
訳)とにかく楽しみましょう!
Aさん
That is cute, anyway.
訳)それはとにかく可愛いね。
Aさん
Anyway, I just love fruits.
訳)とにかく私は果物が好きなんだ。
“anyway”を使った英語表現まとめ
“anyway”を使った以下の英語表現について紹介します。
- “and anyway”「どっちみち」
- “否定文+anyway”「どうしても〜ない」
- “just+anyway”「いい加減に〜ない」
- “WH疑問文+anyway”「一体」
それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。
“and anyway”「どっちみち」
“and anyway”で「どっちみち」「どうせ」という意味になります。
あるものごとに対し、正当化や言い訳のような意味を付け加えたいときに使われます。
“and anyway”「どっちみち」「どうせ」を使った例文は以下のとおりです。
Aさん
I don’t understand fashion, and anyway I’m not really interested.
訳)私はファッションのことは分かりません。それにどっちみちファッションに興味もありません。
“否定文+anyway”「どうしても〜ない」
“否定文+anyway”で「どうしても〜ない」という意味になります。
通常の否定文ではなく、あえて”anyway”をつけることで、否定の意味を強くすることができます。また”anyway”の部分を強く発音することで「どうしてもできない」というニュアンスを強く伝えられます。
“否定文+anyway”と言う際は最後の”anyway”の部分を強く発音するように意識しましょう。
“否定文+anyway”「どうしても〜ない」を使った例文は以下のとおりです。
Aさん
I cannot say it anyway.
訳)どうしてもそれが言えないんだ。
Aさん
He is not reliable man in any way.
訳)彼は全く頼りにできる男ではありません。
上記の例文でも最後の”anyway”の部分を強く発音します。
“just+anyway”「いい加減に〜ない」
“just+anyway”で「いい加減に〜ない」という意味になります。
ここでいう「いい加減に」は「そろそろ」という意味ではありませんので注意しましょう。つまり「いいかげんゲームばかりするのはやめなさい。」といった意味で使用することはできない表現です。
“just+anyway”の「いい加減に」は「でたらめ」や「不注意」といった意味で使われる英語表現です。
間違いやすいので注意しましょう。
“just+anyway”「いい加減に〜ない」を使った例文は以下のとおりです。
Aさん
Don’t do your job just anyway.
訳)仕事をいいかげんにやってはいけません。
上記の例文の”just+anyway”も「仕事をでたらめにしないでね」という意味での”just+anyway”となっています。
“WH疑問文+anyway”「一体」
“WH疑問文+anyway”で「一体」という意味になります。
“WH疑問文+anyway”は、とにかく真実が知りたいときや、相手に問い詰めたりするときなどによく使われる英語表現です。
“WH疑問文+anyway”を使った例文について見てみましょう。
Aさん
Why are you doing anyway?
訳)いったいなぜそんなことをするのですか?
Aさん
Whose pencil is this anyway?
訳)いったいこのペンは誰のものなのですか?
1つ目の例文では”why”が、2つ目の例文では”whose”がWH疑問文として使われています。
まとめ
“anyway”が持つ意味や使い方、”anyway”を使った英語表現について解説しました。”anyway”という英単語に関する知識は深まりましたでしょうか?
“anyway”に関する意味や使い方が分かれば、あとは実際の英会話で”anyway”を使ってみるだけです。せっかく”anyway”の意味や使い方が分かっても、頭の中に入れておくだけではもったいないので、どんどん実践英会話の中で使っていきましょう。そうすることであなたの英会話のレベルも少しずつアップしていきますよ。
また今回のように分からない英単語に出会った際は、すぐにその場で調べるようにしましょう。そうやって1つ1つ分からないところをなくしていくことが、英語習得の1番の近道です。