みんな大好き、ハンバーガー。中でもハンバーガーといえば反射的にイメージしてしまう「マクドナルド」を英語で言えますか?
あるいは海外でマクドナルドに行ってみたいと思い、「マクドナルドどこですか?」と聞いたら通じなかった、なんてことありませんか?
日本では超有名な「マクドナルド」は英語でも「マクドナルド」なのか、また海外のマクドナルドで注文する時に必要なフレーズをくわしく紹介します。
「マクドナルド」は英語でどう発音するのか
マクドナルドは英語で「McDonald’s」と表記します。発音記号は [məkˈdɒnldz]です。
「Mc」と「Donald’s」の間で切るイメージです。無理やりカタカナにすると「メク ダヌルズ」という感じでしょうか。
「ダ」の部分にアクセントがあるんですね。
そして「マクドナルド」の語尾は英語では「ズ」なので覚えておきましょう。
「McDonald’s」ってどういう意味?
そういえば「McDonald’s」ってどういう意味なのでしょう?「’(アポストロフィー)」があるから「マクドナルドの」何でしょう?
実は「McDonald’s」は「Mc」と「Donald’s」に分けて考えられます。
「Mc」はアイルランドやスコットランド系の名前でよく使われ、「息子」という意味があります。
「Donald’s」は「ドナルドの」という意味なので「ドナルドの息子」ということですね。
マクドナルドの創始者がスコットランド系のドナルド兄弟であったことからこの名前がついたということですよ。
どうして日本では「マクドナルド」?
では、日本ではどうして「マクドナルド」という名前になったんでしょう?
いろいろ調べてみると、設立準備の時は「マクダーナルズ」という名前だったそうです。
それを日本マクドナルドの創業者である藤田田さんが、日本人には3文字、5文字、7文字でないと受けない、とアメリカのマクドナルドの反対を押し切って「マクド/ナルド」という3文字の韻を踏んだ名前にしたそうですよ。
(引用元:特集 藤田田「マクドナルド」はなぜ「マクダーナルズ」ではダメだったのか)
マクドナルドのメニューは海外でも同じ?
海外でマクドナルドに行ったことはありますか?日本のマクドナルドとメニューは同じなのかな、と考えたことはありませんか?
調べてみると、やはり日本と海外ではメニュー展開に違いがあるようです。
日本ほどメニューが多くない、という意見は多いですね。日本人は食に関して貪欲だからかもしれません。
また、日本に観光で来た外国人には日本独自のメニューがひそかに人気のようですよ。
世界のマクドナルドのメニュー
では海外ではどんなメニューがあるのでしょうか。海外のマクドナルドで人気のメニューをいくつか紹介します。
◆Poutine(プーティン)(カナダ)◆
Poutine is a dish of french fries and cheese curds topped with a brown gravy, and one of Canada’s most iconic dishes.
カナダを代表する料理で、フライドポテトにグレイビーソースとチーズカードをかけたもののことです。
カナダに行った時には是非食べてみたいですね。
※フライドポテトは英語では「french fries」といいます。これも覚えておきたいですね。
◆Toblerone McFlurry(トブラローネマックフルーリー)(スウェーデン)◆
Toblerone McFlurry is a flavored ice cream made with Toblerone chocolate.
トブラローネマックフルーリーは、スイスの有名なチョコレート、トブラローネを使ったフレーバーアイスのことです。
トブラローネチョコレートはとても有名ですが、アメリカやイギリスのマクドナルドにはこのメニューは無いそうですよ。
◆Cheesy Bacon Flatbread(チーズベーコンロール)(イギリス)◆
Cheesy Bacon Flatbread is a breakfast dish of Beechwood smoked bacon and melted cheese in a freshly toasted flatbread.
チーズベーコンロールはブナ材でスモークしたベーコンととろけるチーズをトーストしたてのフラットブレッドで挟んだ朝食メニューです。
朝から元気が出そうなメニューですよね。
まだまだ世界のマクドナルドには日本に無い美味しそうなメニューがたくさんあります。
海外に行ったら是非マクドナルドのメニューをチェックしてみて下さい!
アメリカのメニューハックってなに?
「メニューハック」とは「ハッキング(hacking)」からきている言葉で、メニューを独自に拡張したもののこと。
今年、アメリカのマクドナルドはSNSで話題になっていたメニューハックを公式メニューに導入したんです。
もともとある材料を使うので、オペレーションが複雑になることもなく賢い方法ですよね。
実際にアメリカで販売しているメニューハックを紹介します。
◆Crunchy Double(クランチーダブル)◆
6pc Chicken McNugget / BBQ sauce + Double Cheeseburger
ダブルチーズバーガーに6ピースのチキンナゲットとBBQソースを挟んだものです。何だか美味しそうですね。
◆Surf & Turf(サーフ&ターフ)◆
Filet-O-Fish + Double Cheese Burger
フィレオフィッシュバーガーとダブルチーズバーガーを合わせたものです。お魚もお肉も食べたい人向けです。
◆Land, Air & Sea(ランド、エア&シー)◆
Big Mac + McChicken + Filet-O-Fish
ビッグマック、マックチキンバーガー、フィレオフィッシュバーガーを合わせたものです。ここまでくると、別々に食べた方が美味しいのでは?と思ってしまいますね。
◆Hash Brown & Mc muffin(ハッシュブラウンマックマフィン)◆
Sausage & Egg muffin + Hash Brown
ソ-セージエッグマフィンにハッシュブラウンを挟んだものです。
これは朝からがっつり食べたい人にぴったりですね。
マクドナルドのメニューは英語でも同じ?
日本と海外のマクドナルドでは全く同じメニューがあるのでしょうか?
実際のところ、メニューの内容には結構違いがあります。
日本に来る外国人に照り焼きマックバーガーは人気ですが、アメリカのマクドナルドでは販売されていません。
それ以外にもアメリカのマックシェイクにはホイップクリームが付いてくる、などの違いもあります。
コーラやスプライトなどのソフトドリンクは飲み放題で、1杯目をお店で飲んで、お店を出る時にカップをいっぱいにして持ち帰る人が多いんですって。
マクドナルド 英語 呼び方
日本と海外のマクドナルドで覚えておきたいのが「セットは通じない」ということです。
日本でいう「セット」は英語では「combo」や「meal」を使います。
どうやら日本人が海外のマクドナルドで「セット、セット」と連呼するケースが多く、古参スタッフは「セット」が「combo」のことだと理解してくれるようですが、正しく覚えておく方が良いですよね。
海外のマクドナルドで英語で注文してみよう
海外に行った時、食事はどんな物を食べていますか?せっかくだから地元で人気のお店に行きたいという人もたくさんいらっしゃるでしょうが、食べ物が合わない場合は「安定のマクドナルド」という選択肢もありますよね。
では、マクドナルドに行った時に備えて、よく使うフレーズを確認しておきましょう。
これでいつでも英語でオーダーできちゃいますよ。
注文の会話例を見てみよう
注文時の光景を会話形式で確認してみましょう。
Hi, what can I get for you today?
訳)いらっしゃいませ。ご注文は?
Hi, can I get a Quarter Pounder combo, please?
訳)クォーターパウンダーセット下さい
Sure. What size?
訳)サイズはどうしますか?
Medium diet sprite and large fries, please.
訳)ダイエットスプライトのMサイズとLサイズのポテトをお願いします
Anything else?
訳)他に注文はありませんか?
No, that’s all.
訳)以上です
Will it be for here or to go?
訳)ここでお召し上がりですか?それともお持ち帰りですか?
To go.
訳)持ち帰りで
Okay. It’ll be $5.79.
訳)合計は5.79ドルになります
※What size?はドリンクのカップとポテトのサイズを聞かれているので、好みのサイズを答えましょう。
注文時に役立つフレーズ
上記の会話で出てくる、「注文時に役立つフレーズ」を確認しておきましょう。
◆Can I get ~?(~を下さい)
これはよく使うフレーズですよね。
I’d like to ~.でも同じ意味になりますよ。
◆Will it be for here or to go?(こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?)
これも結構どこのお店に行っても聞かれますから、覚えておきましょう。
「テイクアウト」は使えませんので注意しましょう。また、ニュージーランドなどでは「take away」もよく使います。
ハンバーガーは単品だとサンドイッチ?
ハンバーガーを単品で注文する場合、注文の仕方が少し変わります。会話形式で確認してみましょう。
I’d like a cheeseburger?
訳)チーズバーガー下さい
Sure. Would you like to make it a combo today?
訳)はい、セットになさいますか?
No, thank you. Just the sandwich, please.
訳)いえ、結構です。単品でお願いします
このように、ハンバーガーを単品で注文する場合、sandwichで表現することを覚えておくといいですよ。
マクドナルドのドライブスルーで英語で注文してみよう
ドライブスルーは英語でも「drive-thru」といいます。ドライブスルーは車から降りる必要もなくて便利ですが「英語で」となると緊張してしまう人も多いのではないでしょうか。
マイク越しでの会話は、電話と同じでちょっとだけハードルが高く感じますよね。
でも大丈夫!よく使うフレーズをまとめて紹介しますので是非一度挑戦してみて下さい。
ドライブスルーでの会話例を確認してみよう
では会話形式でよく使うフレーズを確認しましょう。
I haven’t eaten anything today. Can I stop by the McDonald’s drive-thru!
訳)朝から何も食べてないんだ。マックのドライブスルーに寄って良い?
Sure.
訳)いいとも
Thank you for choosing McDonald’s. What would you like today?
訳)マクドナルドへようこそ。ご注文は何になさいますか?
Can I get No.5?
訳)5番のセットをお願いします。
Sure. What size?
訳)はい、サイズはどうされますか?
Medium coke and large fries, please.
訳)MサイズのコーラとLサイズのポテトをお願いします
Anything else for you?
訳)他にご注文はありますか?
That’s all. Thank you.
訳)それだけで良いです。ありがとう
Okay. Your total is $5.79. Please drive up to the next window.
訳)合計で5.79ドルになります。次の窓口にお進み下さい
これでお金を支払えば終了です。
上記のように番号で注文するのも便利です。通じない、という危険も少ないですよ。
まとめ
マクドナルドについて、海外との違いや注文の仕方などをいろいろ紹介しましたが、いかがでしたか?
世界のマクドナルドを回って、現地でしか食べられないメニューに挑戦したいと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マクドナルドは各国の経済力を測る「ビッグマック指数」なるものもあるほど世界的ファーストフード。
その魅力を是非世界中の人と語ってみたいですね。そのためにも英語力をどんどん磨いていきましょう。
Brush up your English skills!