現在進行形が表す未来の表現と言うと、どの様なフレーズが思い浮かびますか?英語の未来表現と言えば「will」や「be going to」ですが、「what are you doing this weekend?(今週末は何をしますか?)」等、現在進行形「I’m doing」で表す未来のフレーズに触れたことがある方も多いと思います。
「will」と「be going to」だけでも、考えてしまうのに「I’m doing」でも未来を表現できるとなると、難しく聞こえてしまうかもしれません。しかし、実際に使うシチュエーションは限られているので、是非今回の記事で確認してみてください。
現在進行形が表す未来の表現を身に着けて、よりナチュラルな英語を目指しましょう!
現在進行形で表す予定+アレンジされた未来
現在進行形の未来表現を使うシチュエーションの1つは、予定されており更にアレンジ(手配等)もされている未来について語る時です。言葉にすると少し難しいので、実際の例文をMr. Smithのスケジュールと照らし合わせながら見ていきましょう。
Mr. Smithの一週間のスケジュール
Sunday | |
Monday | Weekly meeting at 10 am. |
Tuesday | |
Wednesday | No overtime day |
Thursday | |
Friday | Japanese lesson at 8 pm. |
Saturday |
例文:
- I’m having a meeting on Monday morning. (月曜日の朝はミーテングをします)
- I’m going to Japanese Language School on Friday night. (日本語学校に金曜日の夜行きます)
- I’m going to relax at home in the evening on Wednesday. (水曜日の夜は家でゆっくりするつもりです)
先ず、例文1では、月曜日に予定されている会議について述べています。通常会議などが予定されている場合、参加者のスケジュール調整や会議室の予約など何らかのアレンジ(手配)がされています。よって、ここでは、「I’m having」のように現在進行形が用いられています。
次に例文2を見ていきましょう。例文1と同様、語学学校の授業は予定されそして予約などアレンジ(手配)がされているため、ここでも「I’m going」と現在進行形が使われています。
最後に例文3は「I’m going to relax」と「be going to」の形がとられています。これは、例文1や例文2と違い、ノー残業デーは家でゆっくりしようと考えてはいるものの、家でゆっくりすることに対して何かアレンジをしているわけではない為です。
「be going to」と「I’m doing」の違い
「be going to」と「I’m doing」の違いはとても曖昧で、どちらも同じように使われる場合もあります。しかし、予定されアレンジされている未来に対しては一般的に現在進行形が用いられます。
「be going to」:既に予定されている(決めている)、するつもりである事柄
「I’m doing」:既に予定されている(決めている)、するつもりであり、アレンジ(手配等)もされている事柄
Point
- 基本的に、予定されアレンジされている事柄に対して「will」は用いられません。
- また、アレンジされているとは手配に限らず、精神的にまたは実際の行動で予定されている未来の事柄に対して何か取り組んでいることを指します。例えば、「I’m walking home this evening(今日の夜は歩いて帰宅します)」と言った場合の「アレンジされている」とは、徒歩での帰宅時間を考慮して会社を出る時間を予定していたり、ウォーキングシューズを持ってきていたり等が考えられます。
- 最後に、「what are you doing this weekend?(今週末は何をしますか?)」等、予定を質問する際に現在進行形が多く用いられるのは、何かアレンジされた予定があることを前提に質問するためです。この場合「what are you going to do this weekend?(今週末は何をするつもりですか?)」も同じ意味合いで使われます。
現在進行形で表す近接未来
現在進行形の未来表現を使うシチュエーションの2つ目は、近接未来/これからまさに行動を起こそうとしている未来に対して語る時です。この表現は、特にmovement/動きを表す動詞(go/come/leave等)と共に使われます。早速例文を見ていきましょう。
例文:
- It’s already 10p.m., I’m leaving now. (既に午後10時なので、帰ります)
例文の様に、「I’m leaving」「I’m coming」「I’m going」等これから正に行動しようとしている動作の様な近接未来に対して現在進行形を使います。日本語で言うと「○○するところです」と言った表現に近いです。
Point
- 今するところで、気持ち的にはもう既にその行動をしているも同じなので現在進行形で表すと考えると分かりやすいと思います。
現在進行形の未来表現練習問題
それでは、現在進行形の未来表現をより身に着けるために、是非この練習問題にも挑戦してみてください。
問:(〇〇)の単語を使って適切な表現にしてください。
- I (go) to the grocery store. (you/come) with me?
食品店に行くところです。一緒にきますか? - She (get/marry) next month.
彼女は来月結婚します。 - My phone is not working well. I (look for) a repair shop tomorrow.
携帯電話が上手く作動しません。明日修理店を探すつもりです。
回答
- I’m going to the grocery store. Are you coming with me?
- She is getting married next month.
- I’m going to look for a repair shop tomorrow.
解説
- は「○○するところです」という近接未来に該当するため、現在進行形で表します。
- は来月結婚するということは何らかのアレンジがされていることが予想されるため、現在進行形となります。
- は文脈から予定はされているがアレンジはされていないことが予想されるため、「be going to」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。現在進行形で表す未来表現を使う2つのシチュエーションをご紹介しました。
- 予定+アレンジされた未来
- これからしようとしている近接未来
今回ご紹介した現在進行形の未来表現は特に予定について質問したり、話したりする日常会話やビジネスの場面でも良く使われます。是非自分の予定について例文を作るなど練習してみてください。Happy Learning English!