世界中で実施されている英語力を評価するテストTOEFL。

世界的に知名度のあるTOEFLですが、TOEFL iBTとTOEFL ITPの2種類があるのをご存知でしょうか?

  • TOEFLを受けてみたいけど、TOEFL iBTとTOEFL ITPの違いがわからない。
  • テストの内容や目指すスコアがよくわからない。
  • TOEFL ITPを受験することになったが、詳細がわからない。

と悩みや不安をお持ちの方は多いはずです。

そこで本記事では、TOEFL ITPテストの概要、テストの構成、TOEFL iBTとの違い、スコアについて説明しています。

この記事を読んでいただければ、TOEFL ITPテストに関することは大方わかります。

TOEFL ITPについて知りたくてこの記事にたどりついた方は、最後までチェックしてみてください。

TOEFL ITPテストとは?

TOEFL ITPテストとは?

学校や企業を対象とした団体で実施されている世界基準の英語力を評価するテストです。

世界最大規模のアメリカの非営利テスト開発機関ETS(Educational Testing Service)が提供しているテストプログラムで、世界50か国の2,500以上の団体で実施されています。

日本では、大学、大学院、高等学校、企業など500以上の団体で採用されています。

TOEFL ITPテストの概要

マークシート形式のペーパー版とインターネット接続可能なPCを使用したデジタル版の2種類のテスト形式があります。

出題される問題は、大学などの教育の場面で使用されるアカデミックな内容が中心です。

TOEFL iBTテストとの違い

TOEFL ITPとTOEFL iBTは共に英語力を評価するテストです。

TOEFL ITPは団体での受験のみであるのに対し、TOEFL iBTは個人受験用となります。

TOEFL ITPではSpeakingとWritingの項目がなく、点数が公式なものではないこともTOEFL iBTとの大きな違いです。

各々の違いを以下の表にまとめました。

項目 TOEFL ITP TOEFL iBT
申し込み単位 団体 個人
内容 Listening

Grammar

Reading

Listening

Reading

Speaking

Writing

試験時間 約2時間/70分 約3時間30分
スコア 310点~677点/200点~500点 0点~120点
試験形式 筆記形式のペーパー版

PCを使用したデジタル版

PCを使用したデジタル版

TOEFL ITPテスト構成

TOEFL ITPテスト構成

TOEFL ITPにはレベル1、レベル2の2種類のレベルがあります。

どちらも3つのセクション、Listening、Grammar、Readingで構成されています。

レベル2はレベル1よりも問題の難易度を落とし、時間を短くしたテスト内容になっています。

それぞれの構成内容を確認しましょう。

レベル1

試験時間は約2時間で問題数は全140問です。

英語中級から上級レベルを対象としており、レベル1を受験する方がほとんどです。

Listeningセクション

北米の標準的な英語を聞き取り、4つの選択肢から解答します。

音声は1回のみなので、注意が必要です。

Listeningセクションは大まかに3つにわかれています。

二人の話し手の会話、少し長めの会話、短めの話で出題されます。

  • 制限時間:約35分
  • 設問数:50問

Grammarセクション

文法や文章表現について問う質問内容です。

正しい語句を補う空所補充問題や誤った表現を選択する誤文と訂正問題が出題されます。

  • 制限時間:25分
  • 設問数:40問

Readingセクション

大学など教育の場面をテーマにしたトピックの長文読解問題。

  • 制限時間:55分
  • 設問数:50問

レベル2

試験時間は約70分で全95問です。

英語初級から中級レベルを対象としています。

Listeningセクション

レベル1と同様に北米の標準的な英語音声を1度で聞き取り、4つの選択肢から解答します。

レベル1より短めの文章の音声が流れます。

短文、少し長めの会話、短めの話で出題されます。

  • 制限時間:約22分
  • 設問数:30問

Grammarセクション

文法や文章表現が出題されます。

レベル1と同じく空所を補充する問題と誤文と訂正の問題に解答します。

  • 制限時間:17分
  • 設問数:25問

Readingセクション

大学などアカデミックな内容をテーマにしたトピックの長文読解問題。

レベル1よりも平易な文章が使われています。

  • 制限時間:31分
  • 設問数:40問

TOEFL ITPのスコア

TOEFL ITPのスコア

TOEFL ITPテストのスコアはレベル1では最低310点、最高677点、レベル2では最低200点、最高500となります。

スコアの有効期限は受験日から2年です。

スコアは受験を実施した団体へ送付されます。

ペーパー版では資材の到着から8営業日目、デジタル版では受験日から8営業日目に発送されます。

ペーパー版では、資材の到着から4営業日目に結果を発送する有料の追加サービスもあります。

英語レベルとスコア

CEFRという英語力の評価基準を用いて、外国語学習者の読む、聞く、話す、書くの4つの能力が評価されます。

CEFR レベル TOEFL IPT スコア
C1 627~677
B2 543~626
B1 460~542
A2 337~459

引用:https://www.toefl-ibt.jp/toefl-itp/testtaker/about.html (TOEFL ITP)

  • C1:様々な種類の高度かつ内容の長い文章を理解して、含意を把握できる熟練度は高いレベル
  • B2:母語話者とはお互いに緊張しないでコミュニケーションが自然にとれるレベル
  • B1:身近な話題について、標準的な話し方であれば内容を理解でき、話すことができるレベル
  • A2:自分に関わりの深い内容について理解ができコミュニケーションがとれるレベル
  • スコアの目安

2020年のTOEFL ITPの日本人の平均点数は469点です。

一般的に460点以上で高校卒業レベルの英語力とされています。

海外の大学進学や海外留学を目指す場合は500点以上、大学院への進学は550点以上が目安です。

TOEFL ITPテストのスコアは公式なものとして認定されていないため、海外の大学進学、留学等の英語力の証明に使用したい方はTOEFL iBTが必要となることが多いです。

証明書として利用したい方は注意が必要です。

英語力の判定にTOEFL ITPを受ける方は、CEFRの英語評価基準でTOEFL iBT等のテストとの点数の換算である程度の点数が予測できます。

まとめ

TOEFL ITPテストの概要、テストの構成、TOEFL iBTとの違い、スコアについて紹介しました。

英語が母国語ではない学習者を対象とした世界的に有名なTOEFLですが、TOEFL ITPテストについて理解は深まりましたでしょうか?

日本国内でも学校や企業などでクラスわけ、成績評価や英語力の社内評価等で使用されており、様々な方が受験する機会があります。

TOEFL ITPテストについて知り、ご自身の現在の英語力の把握や英語学習に役立てましょう。

本記事を読んでTOEFL ITPテストを受けてみたいと思った方は、早速対策を始めてみましょう。