風邪や病気になったときに「看病」を必要とするときがあります。

海外へ留学に行ったときには、一人暮らしをするよりもシェアハウスやホストファミリーと生活することが多いのではないでしょうか。留学時にドミトリー(学生寮)で過ごす人も多いようです。

体調の悪いルームメイトを看病したり、逆に自分が看病されることになる可能性もあります。

そんなときに、「看病」についての英会話で使えるフレーズがあるのか知っておくと、日常会話で役立てることができますね。

本記事では、「看病」を英語で言うときの英語表現や風邪を引いたときの言葉かけなどのフレーズについてご紹介します。

「看病」って英語でなんて言うの?

「看病」って英語でなんて言うの?

「看病」は英語でnursingと言います。

「看病する」を英語で表現する場合、主に以下の4つの英単語があります。

・nurse

・nurse (someone) back to health

・look after someone

・take care of someone 

これらが持つ「看護する」の意味について具体的に解説します。

nursing

「看病」は英語でnursingと言います。名詞で、看病、看護を意味します。

例文

Aさん
John got heatstroke, but he recovered by his mother’s nursing.

ジョンは熱中症にかかりましたが、母の看病で回復しました。

次は「看病する」を英語で表現するといくつかイディオムがあるので、いろいろな表現を知って、シチュエーションごとに使ってみましょう。

nurse

nurseは動詞で、人を看病することを意味します。

例文

Aさん
Anna  nursed her niece well.

アンナは姪をとても良く看病していました。

Aさん
When he was a child, his father nursed him instead of his mother.

子供の頃父は彼の看病を母親に代わってしていました。

nurse (someone) back to health

nurse (someone) back to healthの意味は、元気になるまで(人)を看病する、(人)の看病をして元気にすることを言います。

例文

Aさん
Hanako nursed Taro back to health well.

花子は元気になるまで太郎の看病をしていました。

Aさん
As his mother has intently nursed her son back to health, he has fully recovered.

母は息子の看病をしたので、彼はすっかり元気を取り戻しました。

 look after someone

 look after someoneの意味は、誰かの面倒を見る(世話をする)となります

例文

Aさん
We have been  looking after my mother since she turned 80.

私たちは母が80歳になってから面倒をみています。

Aさん
My brother and I are going to look after our parents for a week.

弟と私で一週間両親の面倒をみる予定です。

Aさん
I’m screwed. Someone’s got to look after the baby.

困りました。誰かが赤ちゃんの世話をしなければならなくなりました。

take care of someone 

take care of someone の意味は、「世話をする、看病する」という意味があります。

例文

Aさん
We need to take care of our parents.

私たちは両親の面倒を見る必要があります。

Aさん
John takes care of his baby.

ジョンは赤ちゃんの看病をしています。

Aさん
She is going to take two days off from work for 2 days, because she needs to take care of her daughter.

彼女は2日間仕事を休む予定です、なぜなら娘の看病をしなければならないからです。

風邪の症状を英語で伝える

風邪をひいてしまったかなと思ったら、その症状を伝えなければなりませんし、看病する人も風邪の症状を相手から詳しく聞く必要があります。

まず、風邪のさまざまな症状を伝えるときに使えるフレーズを紹介します。

  • have a sore throat (のどが痛い)
  • have a fever (熱がある)
  • have a runny nose (鼻水が出る)
  • have a stuffy nose (鼻がつまる)
  • have a cough / cough (咳が出る)
  • sneeze (くしゃみが出る)
  • have chills (悪寒がする)

風邪の症状を身近な人に伝える会話

次に、風邪の症状を伝えるフレーズを実際に会話の中でどのように使うか、例文を見ていきましょう。

例文

Aさん
I’ve been sick since last night.

昨夜から病気なんです。

Bさん
What’s the matter with you?

どうしたのですか?

Aさん
I have a sore throat and sometimes cough. I have also chills.

のどが痛くて、時々咳が出ます。悪寒もします。

Bさん
I think you’ve caught a cold. Did you take your temperature?

君は風邪をひいちゃったと思います。体温は測ったの?

Aさん
No. Not yet.

いえ、まだです。

Aさん
I have to give an important presentation at work next week, so I can’t fall down with a cold.

来週、仕事で重要なプレゼンをしなければならないので、風邪て倒れるわけにはいきません。

Bさん
Then I’ll take care of you. I can make special chicken soup that helps fight against the common cold.

それじゃ、僕が看病してあげるよ。僕は風邪と闘うのに効く特製チキンスープを作れるよ。

Aさん
You are so nice. A friend in need is a friend indeed.

あなたっていい人ね。困ったときの友は真の友だね。

英米人は、風邪をひいたときによくチキンスープを作ります。”Mom’s Chicken Soup”でネット検索すると、チキンスープのレシピが出てくるので、チェックしてみてください。

「風邪をひいたときの看病する」ときに使える英語表現

「風邪をひいたときの看病する」ときに使われする英語表現

ここでは風邪をひいたときの英会話のフレーズについて解説します。

風邪をひいたけど調子はどうなっているのか?

何か買ってきて欲しいものはあるのか?

どのような具合なのか様子を看に行っていいのか?

風邪をひいている人に対して、気になることを質問したいときに使える英語表現について、どんな言葉がけを行えば良いのか見ていきましょう。

風邪の調子はどうですか?

風邪の調子はどうですか?と質問するときには、How’s your cold?が使えます。

風邪を引いてしまった人に対しての言葉がけのフレーズです。How is …? は 「…はどうですか?」という意味で、your cold の部分を別のものに変えると、いろんなことに使える便利な表現です。

それでは風邪をひいたときの良く話される会話の例を2つご紹介します。

お見舞いを受けるパターンと断るパターンを例文にしてみました。

例文

Aさん
How’s your cold? 

風邪の調子はどうですか?

Bさん
I got much better. 

だいぶ良くなりました。

Aさん
Can I visit you today?

今日お見舞いに行ってもいいですか。

Bさん
Yes, you can.

はい、大丈夫です。

例文2

Aさん
Do you mind if I visit you in the afternoon ? 

午後からお見舞いに行ってもいいですか?

Bさん
Maybe it’s not a good idea. you might get a cold from me.

あんまりよくないかもしれないです。風邪をうつしてしまうのが心配です。

Aさん
OK, Get well soon!

わかりました。早くよくなってくださいね。

何かほしいものありますか?

差し入れをしたいと思ったときに使えるフレーズとして、Would you like something?が使えます。

何かほしいものはありますか?と質問することで、風邪をひいて辛い状態の相手の代わりに差し入れを行うことができます。

例文

Aさん
Can I visit you after work?

今日仕事の後にお見舞いに行ってもいいですか。

Bさん
Yes, you can.

はい、いいですよ。

Aさん
Would you like something?

何かほしいものはありますか?

Bさん
Could you get some jelly and fruit for me?

ゼリーとなんか果物買ってきてくれませんか?

Aさん
OK! See you later.

わかりました。またあとで。

風邪から回復したって英語で何という?

風邪から回復したって英語で何という?

日頃から風邪をひかないように予防することが大事ですが、急に気温

が下がり、ウイルスを刷院込んでしまった時に、風邪をひいてしまうことは時々あります。

看病してもらって、風邪から回復したときに、それを相手に伝えるときの表現を紹介します。

風邪から回復したときに使える表現には、次のようなものがあります。

  • get over a cold (風邪をなおす)
  • get over one’s cold (風邪をなおす)
  • get better (良くなる)
  • recover from one’s cold (風邪から回復する)
  • feel better (気分が良くなる)

例文

Aさん
How’s your cold? 

風邪の調子はどうですか?

Bさん
I’m feeling much better.

ずっと気分よく感じてるよ。

Aさん
I’m relieved to hear you’ve recovered from your cold.

風邪から回復したと聞いて、安心したよ。

Bさん
Thank you for taking care of me and bringing me food.

看病してくれて、食べ物を持ってきてくれて、ありがとう。

Aさん
You’re welcome. Would you take care of me the same way if I catch a cold?

どういたしまして。もし私が風邪をひいたら、同じように私の看病をしてくれますか?

Bさん
Sure. I owe you a lot.

もちろん。君には借りがあるからね。

まとめ

「看病」に関連した英語表現について紹介しました。

家族や友人、または同僚が体調を崩してしまい、時には看病をする、または看病をされる側になることもあるかもしれません。

グローバル化が進んでいるので、外国人の友人知人が風邪で寝込んでしまったときに、その症状について詳しく聞いて、看病をしてあげる機会があるかもしれません。あるいは、外国人が風邪をひいてしまったあなたを看病してくれるということもあり得ます。風邪のひき始めに適切に対処することで、悪化しないで済みます。

そんなときに使いやすい英語の表現について、nursenurse (someone) back to healthlook after someonetake care of someone のイディオムを使用することで「看病する」ことを伝えることができます。

さらに、風邪をひいてしまったときに使える英語のフレーズについても解説したので、ぜひ日常の英会話で体調が悪い人を気遣う言葉として参考にしてみてくださいね。