皆さんは英語で「アイドル」を表現できますか?
また、「私の推し」や「私の好きな人」を表現するのに、“favorite”や“my bias”など、どんな表現を使えばいいのか悩んでいる方も多いでしょう。
こちらの記事では、そんな悩みを解決するために「アイドル」の英語表現はもちろん、「推し」や「歌い手」などの関連表現も解説していきます。
例文も一緒に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「アイドル」は英語で何と言う?
「アイドル」は英語で何と表現するでしょう。
まずは、そんな「アイドル」に関する英語表現からスタートしていきます。
実は、日本語での「アイドル」をそのまま英単語にすると少し危険です。
早速その理由を確認していきましょう。
「アイドル」は英語で”idol”と表現する
結論から言うと「アイドル」は英語で”idol”と表現します。
この単語の意味を英語辞典で調べると「偶像、聖像、偶像神」という意味を持つ名詞表現であることが分かります。
実は、日本語では「アイドル」と聞くと、可愛いきゃぴきゃぴした女の子を指しますが、英語では一番最初にイメージされる言葉の意味が少し異なるのです。
正し、”idol”が「アイドル」を指すことに関しては間違いないので、前提知識として知っておくと非常に便利となります。
「グラビアアイドル」は”bikini model”と表現する
いわゆる「歌を歌うアイドル」とは異なり、「グラビアアイドル」は”bikini model”と表現されます。
日本語では「アイドル」という言葉が入っているので、混同しやすいですが、英語ではどちらかというと「モデル」の方を使うようです。
ちなみに”bikini”は、日本語のカタカナ表現である「ビキニ」と同じ意味を持つ英語表現なので、一緒に覚えておきましょう。
例)Who is your fave bikini model in Japan ? 訳)あなたの日本の推しグラドルは誰ですか?
“pin-up model”とも言う
“bikini model”の他にも、「グラビアアイドル」は”pin-up model”と表現します。
“pin-up”というのは、日本語にすると「ピンナップする」と訳される表現であり、いわゆる「壁にピン止めをする」イメージで覚えておきましょう。
“pin-up model”は、その名の通り「壁にピン止めをされるモデル」という意味になるので、居酒屋などの壁にある写真を連想することで覚えられます。
例)I forgot the name of my fave pin-up moidel. 訳)私の推しグラドルの名前をド忘れした。
「アイドル」の関連英語
次は、アイドルに関連する英語表現を見ていきましょう。
これから紹介する英単語は全て、アイドルオタクをするうえで非常に便利な英語表現となります。
紹介していく英語は下記の通りです。
- 推し①:fave
- 推し②:bias
- 歌い手:singer
- オタク:Otaku
それぞれ単語解説の後に、例文も紹介していくので、ぜひお役立てください。
推し①:fave
「推し」を英語で表現する場合、”fave”と表現するのが適切です。
この単語はいわゆる「スラング表現」であり、元々は「お気に入り」を意味する”favorite”から派生しています。
“favorite”の発音が「フェイバリット」となるので、頭4文字を取ることでこの表現が完成したのです。
ちなみに「私の推し」と言いたい場合は、”my fave”と表現します。
例)My personal fave is Nayeon in TWICE. 訳)私の個人的な推しは、TWICEのナヨンです。
推し②:bias
“fave”の他にも、韓流アイドルに対する「推し」を表す際に”bias”という表現が使われます。
“bias”は、「性癖、傾向、先入観」という意味を持つ、名詞表現なので複数形の”biases”も一緒に覚えておきましょう。
いわゆる「アイドルの推し」と言いたいときに使う”bias”は、スラング表現の一つであるので、本来の単語の意味から少し派生して使われています。
元々は韓流アイドルによく使われていた表現ですが、最近では色々な場面で使われるようになってきているようです。
ちなみに、“my fave(私の推し)”と同じように、”my bias(私の推し)”として使われています。
例)Momo is my ultimate bias, but Sakura is my IZ*ONE bias. 訳)究極の推しはモモだけど、IZ*ONEの推しはサクラちゃんかな。
歌い手:singer
ニコニコ発祥のスラング表現「歌い手」は基本的には、”singer”と表現することで伝わります。
“singer”は、いわゆる「歌手」を指す言葉ですが、「プロの歌手」や「ニコニコの歌い手」のように、組み分けをしたい場合は、”Professional singer”, “singer who posts to Niconico”のような、単語の付け足しが必要です。
例)I really liked a singer group called ROOT FIVE. 訳)私はROOT FIVEという歌い手グループが好きでした。
オタク:Otaku
最後に「オタク(Otaku)」に関しても見ていきましょう。
“Otaku”は、見ての通りローマ字表記をされる英語となりますが、日本のアニメを見たことない人には伝わらない可能性があります。(特に年配の方など)
その場合は素直に”fan”や”favorite”を使うのが良いでしょう。
また、少しバカにする意味を込めた「オタク」と言いたい場合は、”nerd”と表現するのもおすすめです。
日本のアニメ好きなオタクの外国人を”Weaboo”と表現する方法もあるので、「オタク」は使うシーンによって、様々な言い方ができます。
「アイドル」を使った例文紹介
最後に、「アイドル(idol)」を使った例文を見ていきましょう。
本記事で学んできた関連表現を含む、今すぐに使えるような例文を紹介していきます。
では、早速始めていきましょう。
私の好きな人は、推しと少し似ています。
- My love is a little bit like my fave idol.
アイドルの推しと、自分の恋人か少し似ていると嬉しいですよね。
そんな日常のワンシーンを英語で表現してみました。
“my love(私の恋人)”は、日本語に直訳すると「愛人」と勘違いされがちです。しかし、英語では彼氏・彼女を意味する表現として使えるので覚えておきましょう。
また、ここで使われている”like”には、「好き」という意味はなく、「~と似ている」という意味があるので注意です。
K-popアイドルを推している女の子が最近多いです。
- Many girls these days are favoring K-pop idols.
最近日本では、韓流ブームが来ていますが、そんな流行を例文にしてみました。
“these days”は、”recently”などと同じように「最近」を表すことのできる便利な表現です。
先に紹介した「推し(fave)」は、”faving”のように現在分詞形ではあまり使われておらず、この場合素直に”favoring”と表現するのが良いでしょう。
また、「Kpop」は、英語でも”K-pop”と表現するので、一緒に覚えておきましょう。
まとめ
こちらの記事では、「アイドル」の英語表現や関連英語、例文を通じた応用を行ってきました。
「アイドル」は、”idol”と表現する物の、一番最初に出てくる意味は「アイドル」ではなく、「偶像、聖像、偶像神」でしたよね。
また、”fave”や”bias”を使えば、「推し」を表現できることも分かりました。
どれも非常に便利な表現となるので、一つでも多く覚えていただければ幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。