「宇宙飛行士になりたい。」と子どものころ夢を持っていた方も多いのではないでしょうか。
宇宙飛行士になるには、難関試験に合格し、なおかつ語学力が堪能でなければなりません。また、ほかにもさまざまな能力が求められるむずかしい職業です。
そんな「宇宙飛行士」にスポットを当て、英語について解説していきます。「宇宙飛行士」を英語で何と言うのか、「宇宙」に関する英語も紹介します。
ちなみに宇宙飛行士は虫歯があるとなれないと言われていますが、ちゃんと治療していれば試験を受けられますよ。
この記事を読むと、宇宙に羽ばたくきっかけになるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
「宇宙飛行士」は英語で?
子どものころ、宇宙飛行士になるのが夢だった方もいるでしょう。
みんなの憧れの職業ともいえる宇宙飛行士は、4つの英語で言い表せます。
spaceman
最もシンプルな表現が「spaceman」です。
spaceは「宇宙」、manは「人」という意味なので、「宇宙の人」→「宇宙飛行士=spaceman」となっているのですね。
シンプルで分かりやすい表現なので、日常会話や子どもと話すときによく使われます。
わたしの息子は宇宙飛行士になるために一生懸命勉強しています。
ちなみに、「spaceman」は「宇宙人」という意味でも使われることがあるので、どちらの意味合いで使われているかは判断が必要でしょう。
space cadet
「space cadet」も「宇宙飛行士」を意味する言葉ですが、中でも見習いの宇宙飛行士を指します。
cadetは「候補生」という意味があるので、「space cadet」→「宇宙飛行士の候補生」となっているのですね。
訓練中の宇宙飛行士を指すこともあれば、若手の宇宙飛行士に対して使われることもあります。ベテラン宇宙飛行士には使わない表現だということを覚えておきましょう。
わたしの弟は宇宙飛行士(候補生)です。
astronaut
アメリカのネイティブが最も多く使っているのが「astronaut」です。
カジュアルなシーンで使えるのはもちろん、フォーマルなシーンでも使える表現なので、まずはastronautを覚えておくとよいでしょう。
ちなみに、大人気マンガ『宇宙兄弟』は英語で『Space Brothers』と言います。
日本ではマンガやアニメ、映画でも人気ですが、海外では主にアニメ作品として人気です。
ストーリーがおもしろいのはもちろん、世界中の人が宇宙飛行士という職業に興味を持っているからこそ人気となったのでしょう。
わたしの息子の夢は宇宙飛行士になって月に行くことです。
彼女は日本初の女性宇宙飛行士になりました。
cosmonaut
現在、宇宙開発という分野の研究はアメリカとロシアが肩を並べています。
そんなロシアでは「cosmonaut」が宇宙飛行士を表現する英語として使われています。
つまり、アメリカでは「astronaut」、ロシアでは「cosmonaut」という単語を使うのが一般的で、国によって使う単語が異なるのです。
宇宙飛行士になるために必要な能力
「宇宙飛行士」は4つの英単語があるのがわかりましたね。
ここでは、実際に宇宙飛行士になるための条件を紹介します。
身体条件
宇宙飛行士にはいくつかの身体制限があり、ESAの定める慎重制限の基準は153~190cmとなっています。
さらに、両目の視力が2.0に矯正できる、座った状態で血圧が上下140/90以下などの条件もあります。そのほかにも身体条件があり、宇宙に行っても体に問題がないかをチェックされるのです。
また、身体条件をクリアしているのは大前提として、卒業した大学名や大学でも研究分野、成績さらに宇宙飛行士に向いているかの性格なども含めて審査されます。
さまざまな条件をクリアしなければならず、毎年優秀な人が試験を受けていますが合格率は500倍という難関試験になっています。
英語力
宇宙飛行士になるには、英語力が必須です。ミッションに関するむずかしい英語から、宇宙飛行士同士で使用する日常会話まで難易度はバラバラで、とにかく会話に困らないくらいは話せる必要があるでしょう。
英語力は試験結果にも関わる要素のため、英語力はしっかり身に着けておく必要があります。
さらに、宇宙開発分野の研究はアメリカとロシアが肩を並べている状態なので、英語だけでなくロシア語にも対応できることが望ましいでしょう。
NASAの宇宙飛行士になるには?
宇宙飛行士といえばNASAというイメージがありますが、NASAの宇宙飛行士になるためには日本国籍を離脱し、アメリカ国籍を取得しなければなりません。
決して不可能とはいえませんが、歴代の日本人宇宙飛行士は全員JAXAに所属しており、日本人がNASAの宇宙飛行士になったことはないのです。
ただ、あくまで正規社員の話であり、NASAには多くの非正規社員が所属しています。非正規社員の場合は日本国籍を離脱する必要がなく、研究員として日本人が活躍しているケースがあります。
NASAで働くにはどのような能力が必要ですか?
「宇宙」に関する英語
最後に宇宙に関する英語について解説します。
宇宙
「宇宙」は3つの英語表現があります。
・(outer) space:日常会話で出てくる、地球の大気圏の外の宇宙を表現できます。
・universe:地球も宇宙全体を表現できます。
・cosmos:宇宙に働く摂理を表現する単語です。研究者や科学者がよく使いますが、日常会話ではほとんど使われません。
太陽系や惑星
「太陽系」とは、太陽を中心に、太陽の重力によって周りを公転している惑星のことです。
太陽系の8惑星は「水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星」で構成されていますよ。
太陽に最も近いのが水星で、金星、地球……海王星の順に太陽から遠ざかっていきます。
太陽系の惑星の英語は、ギリシャ神話に登場する神に由来しています。
日本語 | 由来 | 英語名 |
水星 | Mercuriusという神が由来 | Mercury |
金星 | Venusという女神が由来 | Venus |
地球 | 英語のeortheが由来
「乾いた土」「土」という意味 |
Earth |
火星 | marsという神が由来 | Mars |
木星 | Jupiterという神が由来 | Jupiter |
土星 | Saturnusという神が由来 | Saturn |
天王星 | Ouranosという神が由来 | Uranus |
海王星 | Neptunusという神が由来 | Neptune |
惑星の名前は頭文字をすべて大文字にしましょう。
固有名詞のため、大文字にするのが正しい表記なのです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「宇宙飛行士」に関する英語表現について解説しました。
「宇宙飛行士」は英語で「spaceman」「space cadet」「astronaut」「cosmonaut」という4つの表現があります。
ぜひ今回の記事を参考に、宇宙飛行士に興味を持った方は夢に向かってチャレンジしてみてくださいね。