突然ですが、皆さんに問題です!英語で「宇宙」は何と言うでしょうか。「これでしょ!」と思った単語が思い浮かんだ方、もしかするとそれは他の人が思い浮かべた単語と違うかもしれませんよ?つまり、英語で「宇宙」を表す単語は複数あるのです。日本語としても馴染みがあるのでどれかひとつは思いつきたいところですが、それぞれ単語によってどんなニュアンスの違いがあるのかを見ていきましょう。宇宙関連の英語もご紹介するので、ぜひここで覚えていってくださいね。
Space
「宇宙」と聞いてSpaceと思った方、正解です!大気圏外の宇宙空間のことは、Outer spaceと言うのですが、略してSpaceでも通じます。スペースシャトルなどで馴染み深い単語ですよね。それにしても、大気圏の外のことを「外のスペース」とダイナミックに言ってしまうのは英語の面白いところです。
I wish we could go to outer space.
訳)宇宙に行けたらいいのに。
My son’s dream is to have his own house somewhere in space.
訳)うちの息子の夢は、宇宙のどこかに自分の家を持つことなんだって。
Universe
「宇宙」と聞いてUniverseを思い浮かべた方も正解!こちらは冠詞のtheをつけて言うことが多いので、The universeと暗記しておきましょう。宇宙全体を表す時に使える単語です。
We want to make the most delicious cake in the universe.
訳)私たちは宇宙一おいしいケーキを作りたいんです。
I’m interested in the universe, so can you show me some books about it?
訳)私は宇宙に興味があるんです。だから宇宙についての本をいくつか見せてもらえませんか?
Cosmos
英語圏ではマイナー表現ですが、日本語ではもしかしたらCosmosを思いついた人もいるかもしれませんね。こちら、よく間違えられるのですが、正しい発音はコズモスです。
一応意味は、秩序がある統合された宇宙ということになっていますが、日常会話ではもっぱらSpaceやUniverseを使うので、あまり使用する場面はないと言えるでしょう。
Earth is just a small part of the cosmos.
訳)地球は宇宙の小さな一部分でしかない。
Whenever I think about the cosmos, I feel sleeping.
訳)宇宙について考えているといつも眠たくなる。
「宇宙」関連のイディオム
ここからは、宇宙に関する単語が出て来るイディオムをご紹介しましょう!NHKの英語講座でも紹介されていることがあったりするので、今ここでまとめて覚えておくと後が楽ですよ?結構面白い表現や、なるほどと思える表現があるので比較的興味を持って覚えてもらえると思います。
once in a blue moon
こちらは「ごくまれに」という意味のイディオム。ネイティブもよく使います。このBlue moonというのは、ひと月に2回満月が訪れる時の2回目の満月を意味しています。そんなに頻繁に見られないということから、「ごくまれに」という意味として使われるようになりました。
I see her once in a blue moon.
訳)私はごくまれにしか彼女に会わないよ。
out of this world
これは「この世のものとは思えないくらい素晴らしい」という意味です。「この世界の外側」という意味しかないので、これがポジティブなニュアンスを持っていることは事前に知っておかないとわかりませんね。文脈から理解できたら良いですが、そうでない場合は逆にネガティブなイメージでとらえてしまうかもしれないので注意しましょう。
「素敵な」や「素晴らしい」といった英単語がないのでなんとなく素晴らしさが軽減してしまうような気がしますが、むしろGreatやFantasticという言葉では足りないくらい良いことを表す時に使います。
This new game is out of this world!
訳)この新作ゲーム、この世のものとは思えないくらいいいな!
reach for the stars
こちらは「望みを高くする」という意味として使われるイディオム。「星に達する」という意味で、星は遠くにあることからなかなかゲットできません。それを困難なことに挑戦しようといているように見立てたフレーズです。
What should I do to reach for the stars?
訳)望みを高く持つようにするためには何をすればいいんだろう。
be on another planet
「他の惑星にいる」という直訳ですが、意訳すれば、「身の回りで何が起こっているのか気付くことができず、ズレた行動をすること」です。
他にも、才能などの次元が違う際に使うこともあります。ですから、文脈によって良い意味にも悪い意味にもなる表現ですね。
I think he’s on another planet because he behave really strange.
訳)彼はおかしな行動をするからもう違う星にいるんだと思う。
惑星を英語で言えるようになろう!
宇宙と言えば、数々の惑星がありますよね。ここでは英語で惑星をすべて言えるようにしておくべく、太陽系の惑星を書いてみました。一応2006年まで惑星とされていた冥王星も仲間に入れています。
- 水星 :Mercury マーキュリー
- 金星 :Venus ヴィーナス
- 地球 :Earth アース
- 火星 :Mars マーズ
- 木星 :Jupiter ジュピター
- 土星 :Saturn サターン
- 天王星 :Uranus ユレイナス
- 海王星 :Neptune ネプチューン
- 冥王星:Pluto プルート
ある年代の日本の女性は、これらの英語を暗記せずすべて言えるということを知っていますか?あるいは海外の方も。それに大きく貢献したのは「セーラームーン」です!彼らが変身した姿はそれぞれ惑星の名前で呼ばれていたため、自然と幼少期に覚えていた女性は多いはずです。
太陽系の惑星を覚える時、太陽から近い順に冥「水金地火木土天海冥」と覚える私たちですが、実は英語にもこのような語呂合わせが存在します!
“My Very Educated Mother Just Served Us Nine Pizzas” と覚えるそうです。全然惑星に関係ない文章ですが、このそれぞれの頭文字が「水金地火木土天海冥」の惑星の英単語の頭文字になっているのです。よく考えましたよね。
まとめ
英語で「宇宙」はSpaceかThe universeでしたね。そしてマイナーなものにはCosmosがありました。宇宙に関連するイディオムもたくさんあり、ネイティブも気軽に使う表現なので覚えて使えばびっくりされるかもしれませんね。実際感心されることも多いそうなので、使えるシチュエーションを狙ってみるのも楽しみのひとつ。また、惑星は太陽系だけでも覚えておきましょう。ここは当時セーラームーンを見ていた方はかなりのアドバンテージがありますね!スペルもセットで暗記です。