「気軽になんでも聞いてね」
「気楽な服装で来たらいいよ」

人の気持ちを楽にすることができる言葉に「気軽に」や「気楽に」があります。
このようなフレーズを英語でも知っておきたいと思いませんか?

この記事では、外国人とのコミュニケーションに役立つ「気軽に」「気楽に」に関する英語フレーズを紹介します。
ぜひ、気楽に楽しく学んでいきましょう!

「気兼ねせずに~する」の英語フレーズ

「気兼ね」とは、他人を考えて気を遣うことです。言い換えると、遠慮になります。日本人の多くは察する文化を持つため、相手の気持ちを察するために遠慮がちになることがあるかもしれません。

外国人はその点とても気兼ねがないのですが、それでも会話やメッセージなどで「気兼ねしないで~してよ」という一言を添えることがあります。気兼ねしないということは遠慮しないこと、
この場合に使える英語が「hesitate」や「feel free」です。

hesitateやfeel freeの使い方

まず、それぞれの意味を確認します。

hesitate

気兼ねなくの英語で紹介するhesitate(ヘジテイト)には「何かをすることに抵抗を感じる・気が進まない」「確信が持てないために行動に移さない・ためらう」「口ごもる・言葉に詰まる」という意味があります。

I hesitated to ask a question to the teacher.なら「その先生に質問をするのをためらった」という訳になります。これは、質問すること自体気が進まないか、または質問の内容に確信が持てないので聞くのをためらってしまったという状況が想像できます。

この反対が否定形の「気兼ねせずに~する」ですね。気兼ねする必要がないという意味になることをdon’tを使う例文でみてみましょう。

Aさん
Please don’t hesitate to ask any questions.
訳)質問があれば、気兼ねせずに聞いてください。

先生でも、やり取りが終わった相手からでも、こんな風に声がけしてもらえると遠慮せずに聞いてみてもいいんだなって思えますね。

Aさん
Do not hesitate to contact me.
訳)遠慮なくご連絡ください(気兼ねせずご連絡ください)。

feel free

feel freeは「自由に感じて」という直訳ですが、feel free to + 動詞のパターンで「自由に~する」という意味になり、気兼ねも遠慮も必要ないことを表します。Feel free to take a sample.で「ご自由にサンプルをおとりください」といった感じです。気兼ねをせずに持っていってと同じ意味ですね。
一つだけ気をつけたい点は、feel freeは自分でない他の相手に対してだけ使えるフレーズというところです。

洋服を見ているときに店員からこんな風に声をかけられることがあります。

Aさん
May I help you?
訳)いらっしゃいませ。何かお探しですか?
Bさん
Thank you. I’m just looking.
訳)ありがとう。見ているだけです。
Aさん
Feel free to try on.
訳)気兼ねなく、ご試着くださいね。

「気楽に~する」「気軽な(服装など)」の英語表現

「気楽に~する」「気軽な(服装など)」の英語表現

次は、気楽に何かをするときの英語表現です。

「気楽」と、次でも紹介する「気軽」の違いをまずは確認しておきましょう。皆さんはこの違いを知っていますか?

  • 気楽とは、気分が楽な状態
  • 気軽とは、気を楽にして行動に出ること

なるほど!と思いますね。気楽のほうは”気楽な性格”といって物事にこだわらない性格を指すこともありますね。

気楽に~するの英語

上で説明した気楽の意味を捉えた上で、気楽に参加するパーティ、家で気楽に過ごす、彼って気楽だわという日本語をみるとさらに納得しますね。
英語ではeasyがキーワード、例文で確認してみましょう。

Aさん
I can talk to him easily.
訳)私は彼とは気楽に話すことができるの。
Aさん
It’s never been easy for me to talk in front of people.
訳)人前で話すことは決して簡単ではありませんでした。
Aさん
Take it easy!
訳)気楽にいこ~!
Aさん
My friends say I’m easygoing.
訳)友達は私がお気楽だって言います。

easygoingには気楽な、のんきな、おおらかなという性格を表す意味があります。反対語はせっかち・気短かでimpatient/short-temperedなどで表します。

気軽な○○の英語

気軽な服装、気軽なフレンチレストランなど、気を楽にして行動できるときの英語の表現もみてみましょう。この場合は、casualを使うことができます。

  • 気軽な服装 casual clothes
  • 気軽なフレンチレストラン casual French restaurant
Aさん
I feel like going to a casual French restaurant in Ginza for my birthday next month.
訳)来月の誕生日には、銀座の気軽なフレンチレストランに行きたい気分だな。

「楽に・気軽に」の英語表現

何かを楽に気軽にするとき、例えば、気軽に夫の実家に行ければ心の負担が少ないでしょうし、オンラインなら食料品の買い物も楽だったりします。
こういった気持ちには何か気が重くなるような問題があるわけでなく、簡単にできるというニュアンスが含まれています。この場合、副詞のeasily(イーズィリィ)を使いましょう。まさしく「容易に・たやすく・苦も無く」という楽なことを言い表し、その行動を気軽にできます。

Aさん
You can easily get groceries by ordering online.
訳)食料雑貨はオンラインで注文すれば楽に買うことができるよ。
Aさん
I wish I can go to my husband’s parent’s house easily.
訳)夫の実家に気軽に行けるようになりたいわ。
Aさん
There is no way to lose weight easily.
訳)楽に体重を落とす方法はありません。

「気軽に(煩わしいことなく)」の英語表現

「気軽に(煩わしいことなく)」の英語表現

物事が簡単ではなくって、対処するのが難しかったり面倒なことってありますよ。その反対で、人との関係もその良い例で、煩わしいことがなくて気軽なことばっかりだといいですね。
困ったこと・イライラさせられることをwithout(~無しで)で否定する形で表現できます。

  • without worrying
  • without hassle
  • without difficult
  • without annoying
Aさん
Domestic trips should be enjoyable for elder people without worrying.
訳)国内旅行はご年配の方でも気軽に楽しめるはずです。
Aさん
The 10 year old son got his computer set up without hassle.
訳)10歳の息子は、問題なくパソコンのセットアップをしたよ。
Aさん
I found I can chat without annoying her.
訳)煩わしいことなく彼女とおしゃべりすることが分かった。

まとめ

  • hesitate
  • feel free
  • easy
  • casual
  • easily
  • without worrying
  • without hassle
  • without difficult
  • without annoying

本記事で紹介した「気軽に」「気楽に」「気兼ねなく」などの英語表現を一つずつでも覚えて、日常英会話に使えるようにしていきましょう!
英語関連で質問があるときには、Kimini英会話の各講師に気軽に質問してみてくださいね。