英語で「〜以外」を意味する表現は、いくつもあります。

本記事では「そもそも『以外』って英語で何て言うの?」という方から「『以外』の表現をいくつも知って、状況に応じて使い分けられるようになりたい。」という方に向けて、「〜以外」を表す英語表現を5つ紹介します。

記事の後半では、「〜以外」を表す英語の略語についても紹介しています。

記事を最後までチェックすれば、英会話やテキスト上での英語のやりとりにおいて「〜以外」をうまく使いこなせるようになりますよ。

「〜以外」の英語表現について気になっている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

「〜以外」を表す英語表現5つ

「〜以外」を表す英語表現5つ

「〜以外」を表す英語表現はいくつもありますが、今回はその中でも特に使用頻度の高いものを5つ厳選しました。

今回紹介する「〜以外」を表す英語表現は以下の5つです。

  • except
  • other than
  • besides
  • without
  • but

それぞれ詳しく見ていきましょう。

except

「〜以外」を表す英語表現の中で最も一般的なのが”except”です。今回紹介する5つの表現の中で、最も使用する機会も見かける機会も多いでしょう。

“except”は「〜以外」以外にも「〜を除いて」という意味を持っています。

“except”を使った英文をいくつか紹介します。

Aさん
I love all seasons except snowy winter days.
訳)冬の雪が降る日以外はどの季節も好きです。

Aさん
I don’t like sports except tennis.
訳)テニス以外のスポーツは好きではありません。

Aさん
Except for Tom, no one can imagine that.
訳)トム以外は誰もそれを想像することが出来なかった。

other than

“other than”は「〜以外にも〜がある」という意味の英語表現です。

また”other than”に”that”を加えて”other than that”とすることで、文頭におくことができ「それ以外にも」という意味になります。

「それ以外にもあるよ」という意味で使える点が”except”とは異なります。

“other than”を使った例文をいくつか見てみましょう。

Aさん
Do you have any hobbies other than playing tennis?
訳)あなたはテニス以外に何か趣味はありますか?

Aさん
Is there any trouble other than this function?
訳)この機能以外に問題はありますか?

Aさん
Other than that, there is a story like that.
訳)それ以外にもあんな話があるよ。

besides

“besides”は、「〜の他にも」「〜を除いては」「〜以外に」という意味の英単語です。

“besides”は前置詞として文頭にも使うことができるのが特徴です。語尾に”s”がついており、”s”がついていない”beside”とは異なるので注意しましょう。

ちなみに”s”がついていない”beside”は「〜のそばに」という意味の英単語です。”besides”とは全く意味が異なります。

“besides”を使った例文は以下の通りです。

Aさん
Besides, you’re cool.
訳)それ以外にもあなたはかっこいいです。

Aさん
Do you have any experience besides Japanese translation?
訳)あなたは日本語の翻訳以外の経験はありますか?。

without

“without”は「〜なしに」という意味の英語表現です。訳は「〜なしに」ですが、本質的な意味は「〜以外に」と同じであると言えます。

まずは以下の例文をご確認ください。

Aさん
Can I have a hamburger without pickles?
訳)ピクルス抜きのハンバーガーをもらってもいいですか?

また”without”に似た表現として”but for”があります。”but for”は「〜がなかったら」という意味を持ちます。”but for”を使った例文は以下の通りです。

Aさん
But for your help, I couldn’t pass the test.
訳)もしあなたの助けがなかったら、私はテストに合格できなかった。

but

「〜以外」「〜を除いて」を表す5つ目の英語表現は”but”です。”but”の意味は”except”とほとんど同じです。

“but”を使った例文は以下の通りです。

Aさん
All agreed but her.
訳)彼女以外はみんな賛成しました。

Aさん
I love all seasons but snowy winter days.
訳)冬の雪が降る日以外はどの季節も好きです。

「〜以外」を表す略語3つ

「〜以外」を表す略語3つ

友人とのメッセージのやり取りや、ビジネスシーンにおけるメールやプレゼン、資料などにおいては、度々略語が使用されます。

今回紹介した「〜以外」を表す英単語5つのうち3つにも、略語が存在します。

「〜以外」を表す略語は以下の3つです。

  • exc
  • w/o
  • bt

それぞれ詳しく見ていきましょう。

exc

“exc”は”except”の略です。また”except”以外に「除外する」という意味を持つ英単語として”exclude”が挙げられますが、”exclude”を略語にした場合も同様に”exc”となります。

w/o

“w/o”は”without”の略語です。この略語は、主にビジネスシーンで使われる略語です。

“w/o”の略語を使うことでプレゼン資料やメールの文面をすっきりさせて見栄えを良くする効果があります。

テキストを入力する際は、スラッシュを入力しなければならないので面倒だと感じるかもしれません。しかしその分見た目がすっきりすることは確かです。

bt

“bt”は”but”の略語です。そもそも”but”が3文字なので、訳す必要性をそこまで感じません。

しかし”but”の間の”u”を省略して”bt”とすることができます。あまり使われている場面を見ることはありませんが、念のため覚えておくといざというときに役立ちますよ。

ここまで「〜以外」をお表す英語表現の略語を3つ紹介しました。

日常英会話やビジネス英会話でよく使われる略語については、以下の記事でも詳しくまとめています。

興味がある方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

「〜以外」を意味する英語表現5つと「〜以外」を意味する英語表現の略語3つを紹介しました。

「〜以外」の英語表現について、理解できましたでしょうか?早速英会話で「〜以外」の英語表現を使ってみましょう。また「〜以外」の略語もメールやチャットなどテキストでのやりとりにて使ってみてください。

頭の中で理解している状態と、実際に英会話で使える状態は全然違います。とにかく実践で使ってみることが大切です。

今回「〜以外」の英語表現についての理解を深めたように、分からない英語表現があればどんどんその場で調べてみましょう。そうすることであなたの英語力は一歩ずつ確実にアップしていきますよ。

そして自分で調べた方が丸暗記するよりも記憶に残りやすいです。引き続き英語の学習を頑張りましょう。