インターネット上の英語のやりとりやSNSでの投稿を見ていて、略語がたくさん使われていることに気づいたことはありませんか?
または、ビジネスシーンでアルファベットの大文字が続く略語を見て、どういう意味だろう?と不思議に思った人もいるかもしれませんね。
日本語ではインターネットを「ネット」、ファミリーマートを「ファミマ」のように略したりしますが、英語でもそういった略語が特に書き言葉ではよく使われます。日本語と違うのは、並ぶ単語の頭文字だけを繋げる略し方をするということでしょうか。
そこで今回は、英語でよく使われる略語を意味と共にご紹介していきます。これを参考にして、略語をマスターしてくださいね。
カジュアルメール・SNS・テキストメッセージ等で使う略語
カジュアルな略語とビジネス向きの略語は、少々趣が異なります。まずは、カジュアルシーンにおいて、どんな英語の略語が使われているのかをご紹介していきます。
これらの略語に関して共通するポイントは下記のとおりです。
- メールやSNS、テキストメッセージで主に使う
- 小文字で表記されることが多いが全部大文字での表記もOK
- 書き言葉が主。話し言葉でも使われるものもある
lol/lmao/rofl
lol= laugh out loud(大声で笑う=大笑い)
lmao= laughing my ass off(大爆笑)
rofl= rolling on the floor laughing(床に転がりながら笑う=笑い転げる)
日本語で言うと「笑」や「www」などにあたる表現です。使い方も、日本語の「笑」などと同じように使えます。
idk/dunno
どちらも「I don’t know.(わからない・知らない)」の略語・短縮系です。
「dunno」は話し言葉でもよく使われ、「ドンノゥ」と短く言うような発音をします。
brb
「(I will) be right back(すぐ戻る)」の略語です。
テキストチャット中などに、一瞬トイレなどで離席するときに使えます。
話し言葉でも「be right back」とは言わずに「ビー・アール・ビー」のように言うことも多いです。
ttyl
「Talk to you later.(また話そう)」の略語です。
会話が終わったときに、別れの挨拶として使えます。
ちなみに「later」とついていますが、実際にまた後で話す場合もあれば、「またね」くらいの意味の時もあります。その時の文脈で判断しましょう。
cya/cu
「See you.(またね)」の略語です。
書き言葉で使います。話し言葉だと「See ya.(シー・ヤ)」と言うこともありますが、「cya」はそこから来た略語表記です。
btw
「By the way(ところで)」の略語です。
「By the way」と書くと長いためか、非常によく使われます。「BTW」という大文字表記よりは小文字の方が圧倒的に目にすることが多いでしょう。
asap
「As soon as possible(なるべく早く)」の略語です。
ビジネスでも使われる略語ですが、ビジネスの場合は大文字表記を目にすることが多いかもしれません。
話し言葉でも「エー・エス・エー・ピー」と発音されることもあります。
pls
「Please(おねがい)」の略語です。
「Please」はよく使う言葉ですから、「pls」もテキストメッセージなどでは頻繁に目にします。
書き言葉オンリーで使われる略語で、話し言葉では「please」と発音するのが普通です。
np/no prob
「No problem.(問題ないよ)」の略語です。
誰かから何かを頼まれたり、お礼を言われたり、謝られたときなどに「np」と軽く返す感じで使います。「np」は主にテキストメッセージで使われる表現です。
「no prob」は話し言葉では「no probs」と何故かsをつけて発音されることが多いです。もちろんとてもカジュアルな表現なので、使い所には注意しましょう。
OMG
「Oh my gosh.(なんてこった)」の略語です。
「Oh my god.」の略語でもありますが、宗教的な背景から現在は「oh my gosh」を使う人の方が多いので、そちらで覚えておいた方が無難でしょう。
主に書き言葉で使いますが、筆者は一度だけ「オー・エム・ジー」と話し言葉でも使っていたネイティブを見たことがあるので、話し言葉でも出くわすかもしれません。
imo
「In my opinion(私の意見では)」の略語です。
ビジネスシーンでも出てくることがありますが、その場合は大文字のことが多いでしょう。
また、ビジネスシーンだとテキストメッセージやメールで使います。
thx/ty
thx= Thanks.(ありがと)
ty= Thank you.(ありがとう)
書き言葉で使う略語で、「thx」は全て小文字で表記されますが、「ty」の方は大文字で表記されることも多いです。
基本的いは「Thank you」の方が丁寧な言い方とされますが、略語を使うのはそもそもカジュアルな場面なので、「thx」と「ty」にそれほど丁寧さの違いはありません。
ビジネスシーンで見かける略語
次はビジネスシーンでよく目にする略語をご紹介していきます。ビジネスでの略語に共通するポイントは以下のとおりです。
- 大文字で表記されることが多い
- 通常のメールなどよりも日程表やお知らせ・連絡網などで使われることが多い
FYI
「For Your Information(ご参考までに)」の略語です。
カジュアルシーンでもよく使われ、話し言葉でも「エフ・ワイ・アイ」と発音されることもあります。カジュアルでは小文字にすることも多いですが、ビジネスでは大文字が使われます。
下記のような形で目にすることが多いでしょう。
FYI: The meeting room is booked until 8pm.
(ご参考までに、会議室は8時まで予約されています。)
TBA
「To Be Announced(追ってお知らせします)」の略語です。
例えば会議日程をお知らせする際に、時間だけ決まっていないときなどに「Time: TBA」のように記載します。
TBD
「To Be Determined(後程決定します)」の略語です。
上記の「TBA」と似ていますが、こちらはまだ決まっていないということも暗に伝えています。
「TBC」というほぼ同じ意味の略語もあり、こちらは「To Be Confirmed」の略です。
RSVP
「Repondez s’il vous plait」というフランス語が略されたものですが、ビジネスでよく使われます。
意味は「お返事をください」です。「R.S.V.P」とピリオド付きで表記されることもあります。
ETA
「Estimated time of Arrival(到着予定時刻)」の略語です。
個人のスケジュールやフライト時刻などを表記する時に使われます。
OoO
「Out of Office(外出中)」の略語です。
そこまで頻繁に見かけるわけではないですが、見た目が面白いのでご紹介しました。「ooo」や「OOO」と、小文字、もしくは大文字のみで表記されることもあります。
略語を上手に使ってコミュニケーションを楽しもう!
英語ではカジュアルシーンでもビジネスシーンでも、こうした略語が頻繁に使用されます。
特にテキストメッセージやSNSが主流になってきている所為なのか、カジュアルシーンで使う略語には本当に多くの種類があるのです。
ここでご紹介したのは本当に頻繁に出てくる略語ですが、全体から見るとほんの一部です。こちらも参考にしながら、実際に誰かと英語のテキストでやりとりしていく中で徐々に覚えていくと良いでしょう。