皆さんは英語で「泥棒」を表現できますか?
日本語ではパッと思い浮かぶ言葉でも、英語にするとなると少し難しく感じてしまいますよね。
でも、安心してください。
こちらの記事では「泥棒」の英語表現はもちろん、「強盗」や「スリ」「空き巣」などの関連表現にも触れていきます。
「泥棒」を使った例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「泥棒」は英語で何と言う?
「泥棒」は英語で”thief”や”burglar”、時に”robber”と表現します。
どれも「泥棒」を表す英単語で間違いないのですが、それぞれ意味が少し異なるのです。
まずは、英語を一つ一つ解説しながら、最後にそれぞれの違いを紹介していきます。
では、初めて行きましょう。
「泥棒」は英語で”thief”という
「泥棒」は一般的に、”thief”と表現するのが適切です。
“thief”は「泥棒」を表す名詞表現であり、複数形にすると”thieves”と表現します。
“thiefs”とならないので、単語のテストなどでは特に注意しておきましょう。
「泥棒」は”burglar”とも言える
「泥棒」は”thief”のほかに、”burglar”とも表現できます。
この単語は「不法侵入者」を指す名詞表現であり、複数形にすると “burglars“となるのです。
先に紹介した”thief”と異なり、スペリングの最後に”s”を付けるのみなので、シンプルに覚えておきましょう。
“robber”で「泥棒」を表すこともできる
“robber”も「泥棒」として表現できる、英単語となります。
正し、ニュアンスは少し異なり、「泥棒」の中でも「強盗」と訳すのが適切でしょう。
“robber”も名詞表現となるので、複数形にする場合”robbers”となります。
こちらも最後に”s”を付けるだけなので、非常にシンプルでしょう。
“thief”, “burglar”, “robber”の違い
結論から言うと、同じ「泥棒」の中でも「盗み方」の手段が異なります。
- “thief”:「泥棒」を抽象的に表した表現
- “burglar”:家やビルなど、建物に侵入して盗む人
- “robber”:いわゆる「強盗」を表す、力ずくで物を奪う
“thief”はいわゆる「概念」的なイメージが強く、広い意味を持ちます。
また、”burglar”はいわゆる「泥棒」を指し、”robber”は無理やり物を奪う「泥棒」となるのです。
「泥棒」の関連表現
次は「泥棒」の関連表現を3つ紹介していきます。
- steal(stolen):「盗む(盗まれる)」
- pickpocket:「スリ」
- cat burglar:「空き巣」
どれも覚えておくだけで、そのまま使える便利な表現となるのでぜひ参考にしてください。
「盗む(盗まれる)」- “steal(stolen)”
泥棒が「盗む」場合は、”steal”という単語を使います。
また、下記のように4つの変形をする動詞表現です。
- stealing:(現在分詞)
- stole:(過去形)
- stolen:(過去分詞)
- steals:(三人称単数現在)
この中から「過去分詞形」の”stolen”は、「盗まれる」として使うことができます。
具体的には、“My bag was stolen.(カバンが盗まれた)”のように、受け身の形で使うのです。
「スリ」- “pickpocket”
「スリ」は英語で”pickpocket”と表現します。
“pick(選び取る)”と”pocket(ポッケ)”が組み合わさった名詞表現であり、複数形にすると”pickpockets”となるのです。
「スリ」とは? 他人が身につけている金品を、その人に気づかれないように、すばやく盗み取ること。また、その者。ちぼ。きんちゃくきり。 Weblioより引用
つまり、”pickpocket”の言葉の通り、「素早く盗み取ること」になります。
海外に行く際は十分に警戒しておきましょう。
「空き巣」- “cat burglar”
「空き巣」は英語で”car burglar”と表現します。
英語で”cat burglar”の意味を調べると、「壁をのぼってこっそり物を盗む泥棒」を指す単語です。
日本語の「空き巣」を直接英語にできているわけではないですが、ニュアンスが一番近いのがこの”cat burglar”となります。
「泥棒」を使った例文紹介
ここまで学んできた「泥棒」の英語表現を、例文と共に復習していきましょう。
これから紹介する例文は、全てそのまま使える便利な表現となる為、ぜひ参考にしてください。
他人の物を盗む人を「泥棒」という
- A person who takes something that belongs to someone else is called a “thief.”
こちらは「泥棒」を”thief”として、例文にしています。
文章自体は「泥棒」という物を説明するための文章ですが、特に注目すべきはこの“take something that belongs to someone else”という表現です。
先ほど「盗む」は、”steal”や”rob”を使うと説明してきましたが、このように”take A(Aをとる)”という英語を使うことでも意味が通ります。
人生で一度も泥棒に入られたことがない
- Never been robbed in my life.
こちらは、”robber(泥棒)”の動詞表現”rob(盗む)”を使った例文です。
“Never been robbed”は、「一度も~ない」という英語表現であり、本来は”I have never been robbed”と表現するのが正しいです。
正し、口語表現ではシンプルに意図が伝わることが優先されるので、こちらの文章のように「言わなくても分かる部分を省略」することが分かります。
逆に、”I”以外の場合は主語を付けると分かりやすいでしょう。
昨日友人が空き巣に入られたらしい
- I heard my friend was burglarized yesterday.
“burglar(泥棒)”の動詞形”burglarize(押し込む)”を使った例文の紹介です。
先に紹介した”cat burglar”や”sneak thief”の他にも、”burglar”という単語の動詞表現を使えばこのように「空き巣」を表すことができます。
先に紹介した”rob”を使って「泥棒」を表すことができたのと、同じ理由です。
ちなみに”I heard”には、「噂話を聞いた」というニュアンスで文章を作る力があるので、”I heard that my friend ~~~”と文章を作ることで「~らしい」という言い方ができます。
まとめ
こちらの記事では「泥棒」に関する英語表現や、その関連表現・例文を紹介してきました。
最後にこの記事で学んだ英語表現をおさらいしていきましょう。
- “thief”:「泥棒」
- “burglar” – “burglarize”:「泥棒」-「押し入る」
- “robber” – “rob”:「泥棒」-「強奪する」
- “steal” – “stolen”:「盗む」-「盗まれる」
- “cat burglar” = “sneak thief”:「空き巣」
- “pickpocket”:「スリ」
どれも非常に便利な表現なので、ぜひ何度も読み返しながら復習もしていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。