四捨五入や小数点は、普通に過ごしている分にもよく使う言葉ですよね。

今これを書いている筆者も、語学を専攻した文系で理系科目や数字には弱いですが、それでも日常生活を営む上で四捨五入や小数点以下の計算は普通に行います。

そんな「四捨五入」や「小数点」について、英語ではなんと言うのでしょうか?

この記事では、「四捨五入」や「小数点」など、日常使いする数字の単位を英語でなんと言うかについて例文付きでお伝えします。

例文付きでお伝えすることで、実際の使い方に触れられるので、丸暗記に頼らずに適切な使い方が身につくことが期待できるからです。

この記事を読み終わる頃には、「普段使うけど英語ではとっさに言えない、数字に関わる言葉」を十分に使いこなせるだけの知識がついているのでぜひ最後まで読んでください。

「小数点」は英語でどう表すの?

「小数点」を英語に翻訳すると「Decimal Point」になります。

Decimalが「小数」を意味し、Pointはそのまま「点」を意味するので、合わせて「Decimal Point」になるわけですね。

ただし、日本語でも実際に小数点を含んだ数字、例えば「3.14」を読む時には「さん(3)てん(.)いちよん(14)」と読みますよね。

それと同じように英語でも3.14は「Three point one four」と読みます。

実際に数字を読むときは「Decimal Point」と言うわけではないということですね。

「自然数を読んだ後に小数点をPoint(点)、小数点以下は順番に数字を読んでいく」というのは日本語と同じ感覚なので、落ち着いて考えれば大丈夫でしょう。

例文↓

  • This cat breed is 1.5 (one point five) times the size of a general domestic cat.
    この猫種は一般的なイエネコと比べて1.5倍の大きさになります。
  • If the day were 1.5 (one point five) times longer, what could we do?
    もし1日が1.5倍 の長さだったら一体何ができるだろう?

また、小数点以下が2桁の場合は、「3.14」を「Three point fourteen」、「4.25」なら「Four point twenty five」のように小数点以下を二桁の数字のように数える読み方もあります。

例文↓

  • These only have about seventy calories and 0.52(zero point fifty two) grams saturated fats.
    これらには、たった70カロリーと、0.52gの飽和脂肪しかない。
  • The new smartphone has 1.25(one point twenty five) times of battery capacity than previous model.
    新しいスマートフォンは従来モデルの1.25倍のバッテリー容量を持つ。

「小数点第二位」って英語でなんて言うの?

「小数点第二位」って英語でなんて言うの?

「小数点第二位」は英語に翻訳すると「The second decimal place」、または「Two decimal places」となります。

「小数点」がDecimal ”Point”だったのに対して、小数点第二位になるとDecimal ”Place(s)”になるのが混乱してしまいますよね。

これは「小数点」は「点」のことを指しているのに対して、小数点第二位が、小数点から二番目の「場所」を指していることをイメージすれば混乱を回避しやすいですよ。

例文↓

  • Please write numbers with 2nd decimal place.
    数字は少数点第2位まで記載してください。
  • All numbers are shown with at least two decimal places, including whole integers.
    すべての数字は、整数の場合も含めて、少なくとも小数第2位まで表示されます。

「四捨五入」は英語でなんて言う?

「小数点第二位」って英語でなんて言うの?

「四捨五入」を英語で表すと「Round」や「Rounding」を使います。

「四捨五入する」という動詞で使うときは「Round」、「四捨五入」という名詞で使うときは「Rounding」になります。

ひとつ注意が必要なのが、日本語では「四捨五入する」という言葉で、「4以下切り下げ5以上切り上げ」を1つの言葉にしていますが、英語では「4以下を切り下げる、5以上を切り上げる」行為それぞれを別の言い方で表すという点です。

順番に見ていきましょう。

切り上げをするときの英語表現

四捨五入して5以上を切り上げるときは、英語で「Round up」と言います。

お仕事で表計算ソフトを使っている人は「Round up関数」という数式の名前で馴染みがあるかもしれませんね。

「四捨五入」を表す「Round」に、上昇のイメージを持つ「Up」がくっつくことで「切り上げ」を表せるわけですね。

例文↓

  • Rounding up 3.4 makes 4.
    3.4を切り上げると4になります。
  • Please round up $104.8 to $105.
    104.8ドルは、105ドルに切り上げて下さい。

切り下げをするときの英語表現

四捨五入して4以下を切り下げるときは、英語で「Round down」または「Round off」を使います。

切り”上げ”のRound ”up”に対して、切り”下げ”でRound “down”やRound “off”を使うのはイメージがしやすく意味を連想しやすいですね。

例文↓

  • This data is rounded off to the first decimal place.
    このデータは小数点第二位で四捨五入されている。
  • Round down 19.421 to the nearest integer.
    19.421 を切り下げて整数にしなさい。(integerは「整数」の意)

小数点以外にも?英語の数の名称

小数点以外にも?英語の数の名称

小数点以外にも、英語になるとすぐには口から出てこない数の名称を2つ紹介します。

「桁数」って英語でなんて言うの?

「桁数」は英語で言うと「Digit」になります。

小数点や小数点第◯位と同じく、普段から英語で数字に触れていないとなかなかスッと出てこない表現です。

例文↓

  • It is very complicated to calculate numbers with many digits.
    多くの桁を持つ数の計算はとても複雑です。
  • The number 57306 contains five digits.
    57306という数字には5桁の数字が含まれている。

「単位」は英語でなんて言うの?

「単位」は英語でいうと「Unit」になります。

計算を行う際には「単位」を揃えるなど、数を扱う時によく使う表現でありながら、いざ英語で言う時にスッと出てこない単語でもありますよね。

単語自体は難しくありませんから、この機会に覚えてしまいましょう。

例文↓

  • A centimeter is a unit of length.
    センチメートルは長さの単位だ。
  • You are calculating in the wrong units.
    君の計算は単位が違っている。

まとめ

この記事では、「四捨五入」や「小数点」など、普段の生活で使う数字の単位を英語でなんて言うのかについて例文付きでお伝えしました。

ここまでお読みのあなたであれば、「普段使うけど英語ではとっさに言えない、数字に関わる言葉」を十分に使いこなせるだけの知識がついているでしょう。

この記事でお伝えした内容が、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。