「拠点」は英語でどうやって表現するかご存じでしょうか。「海外拠点」や「拠点地」など、ビジネスシーンはもちろん、日常会話でも使用する機会が多い言葉です。
そこで、今回は、「拠点は英語でなんて言うの?」をテーマに、拠点にまつわる英語や実際に使える英語例文集を紹介します。
ぜひ、本記事を参考にして、英語学習に役立ててください。
「拠点」という言葉を使うのはどのような時?
「拠点」という言葉は、ビジネスやマーケティング、スポーツにおいてよく使われる単語です。たとえば、ビジネスにおいては、多国籍企業が世界中に拠点を持っていることがよくあります。
日本に本社があったとしても、アメリカやイギリス、フランスなどに「拠点」があるケースも少なくありません。また、海外だけでなく、国内各地に支社があるときも、「大阪拠点」「福岡拠点」といった言い方をすることもあるでしょう。
また、スポーツにおいては、各チームが拠点を持っているケースがあります。たとえば、広島東洋カープは広島に拠点があり、読売ジャイアンツは東京(東京ドーム)に拠点があります。
拠点を表す英語には、多くの言葉がありますが、その中でも”base”、”hub”、”center”がよく使われます。中でも「base」がよく使われており、たとえば”our company has a base in Tokyo”「会社の拠点は東京にあります。」となります。
また、スポーツにおいては、”training base”が表現することがあり、日本語に訳すと、本拠地や練習拠点といった意味になります。
“our soccer team’s training base is located in Florida”「サッカーチームの拠点はフロリダにあります」といった使い方をするので、ぜひ覚えておきましょう。
「拠点」は英語でなんて言うの?
「拠点」は先述の通り、”base”、”hub”、”center”で表すことができます。それぞれ、使用するシーンによって使い分けができます。
たとえば、企業の拠点やチームの拠点を表すときは”base”を使うのが一般的です。そのほか、運送や物流関係の拠点を表すときは、”hub”や”center”を使うことが多いでしょう。
さらに、国際線が多く運行する空港の場合、「トランジットの拠点」といった意味合いで、”airline hub”といった使われ方もします。
会話の内容や状況などに合わせて、適切な言葉選びができるように、それぞれのニュアンスやイメージを覚えておくことが大切です。
「拠点」にまつわる英語
ビジネスシーンで「拠点」という言葉を使うことが多いですが、全国展開している大手企業の場合、本社や支社に加え、営業所や倉庫、物流センターなどを設けていることがあります。
それぞれ、広義の意味で「拠点」であることから、ここでは、「拠点」にまつわる英語を見ていきましょう。
【「拠点」にまつわる英語】
- head office:本社
- branch office:支社
- sales office:営業所
- warehouse:倉庫
- logistics center:物流センター
- production base:生産拠点
- military base:軍事拠点
- development base:開発拠点
- activity base:活動拠点
なお、外資系企業や海外展開している企業では、”hub”や”center”を使うことが多いです。
簡単な例文を見てみましょう。
- “Our company’s sales office in New York is our main base of operation.”
「ニューヨークの営業所はわが社のメイン拠点となります。」 - “Our company plans to establish a logistics center in Tokyo next year.”
「来年、東京に物流センターを立ち上げる計画です。」 - “Our customer service center in Osaka provides support to our customers around the world.”
「私たちの大阪のカスタマーサービスセンターは、世界中のお客様の対応をしています。」
「拠点」はビジネスシーンでたびたび出てくる言葉の一つです。とくに海外展開している企業では、英語でのコミュニケーションが必須であることから、「拠点」をどうやって英語で伝えるかを知っておかなければなりません。
また、単語だけにとどまらず、実際に例文を覚えておくことで、英語を話すときもスムーズにコミュニケーションを取れるでしょう。
「拠点」を使った実際に使える英語例文集
ここでは、「拠点」を使った実際に使える英語例文集を見ていきましょう。
- “This is the only remaining base in Japan.”
「ここが日本で唯一残された拠点です。」 - “This sales office in Tokyo will combine management of the overseas production bases.”
「こちらの東京の営業所が海外の生産拠点を一括で管理します。」 - “We will establish a base in Europe and develop new business in 2 years.”
「2年以内にヨーロッパに拠点を設立し、新しいビジネスを展開します。」
「拠点」を使ったビジネス英語の学習方法や海外拠点に転勤するときの心構え
ビジネスシーンで頻出する「拠点」”base””hub””center”ですが、実際に使ってみないと、定着せずにすぐに忘れてしまうことも少なくありません。
ここでは、「拠点」を使ったビジネス英語の学習方法や海外拠点へ転勤するときの心構えを紹介します。
「拠点」を使ったビジネス英語の学習方法
海外展開している企業では、世界中に「拠点」があることも珍しくありません。たとえば、トヨタ自動車の場合、アメリカやベルギー、中国やシンガポールなどに統括拠点があります。
そのため、日本で働いていても、部署によっては、海外の拠点に出張に行ったり、転勤になったりするケースもあるでしょう。
通常、企業が海外拠点に出張や転勤を命じる場合、もともと英語力がある社員を対象にすることが多いですが、中には英語学習中の社員に海外転勤を命じることもあります。
とはいえ、突然、会社から海外拠点への転勤を命じられ、慌てて英語を勉強するケースも多いのではないでしょうか。
もちろん、海外拠点への転勤が決まったら、現地で仕事をスムーズにおこなえるように、しっかりと英語力を身につけておく必要があります。そのため、参考書を使ったり、オンライン英会話を利用したりすることもあるでしょう。
中にはビジネス英語に特化した参考書やサービスもあるので、必要に応じて使い分けましょう。
海外拠点へ転勤するときの心構え
海外拠点への転勤が決まったら、転勤先での業務内容を確認することはもちろん、拠点周辺の環境についても下調べしておくことが大切です。また、すでに海外拠点で業務をおこなっている先輩社員に話を聞いてみるのもいいでしょう。
まとめ
今回は「拠点」をテーマにさまざまな英語表現を紹介しました。「拠点」はビジネスシーンなどで多く使われる言葉であり、とくに海外展開している企業や外資系企業などでしばしば使用されます。
「拠点」は“base””hub””center”などで表すことができますが、それぞれの使い方や使う場面を覚えておくといいでしょう。
さらに、ビジネス英語を効率的に学習する方法も解説したので、ぜひ参考にしてみてください。