電車の遅延理由でよく耳にする「人身事故」を英語で何と言うか知っていますか?
日本では日常的に使われる表現ですが、いざ外国人に説明しようとすると、英語でのよい表現が思い浮かばないものです。また、海外で交通事故に遭遇した際にも、正確に状況を伝える必要があります。
この記事では、「人身事故」に関する英語表現から、電車の遅延や事故の影響を説明する際に役立つフレーズまで、実用的な英語表現を紹介します。
接触事故を英語で表現する

「接触事故」は英語でいくつかの表現方法があります。事故の規模や状況によって使い分けましょう。
基本的な表現
- collision(コリジョン)
衝突事故
フレーズ例:There was a collision between a car and a bicycle.(車と自転車の衝突事故がありました) - crash(クラッシュ)
激しい衝突事故
フレーズ例:The train crash caused major delays.(列車事故により大幅な遅延が発生しました) - accident involving injury(アクシデント・インボルビング・インジュリー)
負傷を伴う事故
フレーズ例:An accident involving injury occurred at the intersection.(交差点で人身事故が発生しました)
より具体的な表現
- fender bender(フェンダー・ベンダー)
軽微な接触事故 - hit-and-run accident(ヒット・アンド・ラン・アクシデント)
ひき逃げ事故 - rear-end collision(リア・エンド・コリジョン)
追突事故
人身事故で遅れることを英語で説明
電車やバスが人身事故により遅れる状況を英語で説明する表現です。
遅延の基本表現
- delayed due to an accident(ディレイド・デュー・トゥー・アン・アクシデント)
事故による遅延
フレーズ例:The train is delayed due to an accident.(電車は事故により遅れています) - running behind schedule(ランニング・ビハインド・スケジュール)
予定より遅れている
フレーズ例:All trains are running behind schedule because of the accident.(事故のため、すべての電車が予定より遅れています) - service disruption(サービス・ディスラプション)
運行障害
フレーズ例:There’s a service disruption on the main line.(本線で運行障害が発生しています)
遅延理由を説明する単語・熟語
- casualty on the tracks(カジュアルティ・オン・ザ・トラックス)
線路上での人身事故 - emergency services responding(エマージェンシー・サービシズ・レスポンディング)
緊急サービスが対応中
電車での人身事故を英語で説明
日本でよく発生する電車の人身事故について、英語で説明する方法です。
電車事故の基本表現
- train accident(トレイン・アクシデント)
電車事故
フレーズ例:A train accident occurred at Tokyo Station.(東京駅で電車事故が発生しました) - railway incident(レイルウェイ・インシデント)
鉄道事故
フレーズ例:The railway incident caused widespread delays.(鉄道事故により広範囲で遅延が発生しました) - person struck by train(パーソン・ストラック・バイ・トレイン)
人と電車の接触事故
フレーズ例:Service was suspended after a person was struck by a train.(人が電車に接触した後、運行が停止されました)
状況の詳細を説明する単語・熟語
- fatality on the railway(ファタリティ・オン・ザ・レイルウェイ)
鉄道での死亡事故 - trespasser on tracks(トレスパサー・オン・トラックス)
線路内立入り
人身事故でダイヤが乱れたことを英語で表現

電車のダイヤが乱れた状況を英語で説明する方法です。
ダイヤの乱れに関する表現
- schedule disruption(スケジュール・ディスラプション)
ダイヤの乱れ
フレーズ例:The accident caused major schedule disruptions.(事故により大幅なダイヤの乱れが発生しました) - timetable chaos(タイムテーブル・ケイオス)
ダイヤの大混乱 - service irregularities(サービス・イレギュラリティーズ)
運行の不規則
フレーズ例:Passengers experienced service irregularities throughout the day.(乗客は一日中運行の不規則を経験しました)
具体的な影響を説明する単語・熟語
- knock-on effect(ノック・オン・エフェクト)
連鎖的影響 - ripple effect(リップル・エフェクト)
波及効果
人身事故の影響について英語で説明
事故が与える様々な影響についての英語表現を紹介します。
影響の基本表現
- impact of the accident(インパクト・オブ・ジ・アクシデント)
事故の影響
フレーズ例:The impact of the accident was felt throughout the transportation system.(事故の影響は交通システム全体に及びました) - consequences of the incident(コンシクエンシズ・オブ・ジ・インシデント)
事件の結果
フレーズ例:The consequences of the incident included major delays and cancellations.(その事件の結果、大幅な遅延と運休が発生しました) - aftermath(アフターマス)
事故後の状況
フレーズ例:The aftermath of the accident disrupted services for hours.(事故後の状況により、数時間にわたってサービスが混乱しました)
具体的な影響を説明する単語・熟語
- alternative transportation(オルタナティブ・トランスポーテーション)
代替交通手段 - overcrowding(オーバークラウディング)
混雑 - economic impact(エコノミック・インパクト)
経済的影響
まとめ
「人身事故」や交通事故に関する英語表現は、日常的な会話から緊急時の対応まで幅広く使用されます。まず、「人身事故」という表現は日本語独特のものであることを意識しましょう。そのうえで、「人身事故」は英語で “accident involving casualties” や “person struck by train” のように状況に応じて表現し、電車の遅延は “delayed due to an accident” や “service disruption” などで説明できます。
また、事故の影響について話す際は、”knock-on effect”(連鎖的影響)や “ripple effect”(波及効果)といった表現も覚えておくと便利です。これらの表現を身につけることで、交通事故や遅延について外国人に正確に状況を伝えることができるようになるでしょう。緊急時にも落ち着いて対応できるよう、基本的な表現から練習してみてください。
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