キャラクターやロゴ、建物や観光地などをモチーフにしたキーホルダーは、デザインや大きさ、カラーバリエーションが豊富で値段が手ごろであり、携帯電話や鍵についている人も多いですよね。
また、見た目のかわいさと手ごろな値段から、コレクションしている方も多いのではないでしょうか。国内・海外旅行に行くと、思い出としてキーホルダーをつい買ってしまう方もいるでしょう。
そんなキーホルダーですが、英語で何と表現するのでしょうか?そのまま「キーホルダー(keyholder)」というと、違った意味合いで伝わってしまうかもしれません。そこで今回は、キーホルダーの英語表現について詳しく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
キーホルダーは和製英語?
日本語には、和製英語と呼ばれる英語由来の言葉が多く存在します。和製英語は日本の文化や生活に取り入れられ、日常会話で頻繁に使用されています。
和製英語は英語由来の言葉を日本語として使う場合には便利ですが、そのまま英語として使っても正しい意味合いで伝わりません。「英語だと思っていたら和製英語だった、正しい英語表現がわからない」といったケースも少なくないため、和製英語と英語は区別して認識しておく必要があります。
たとえば、今回解説している「キーホルダー」も和製英語の一つです。
キーホルダーは身近なアイテムであり、日常的に使うことの多い単語ですが、和製英語なので英語圏の人にとっては馴染みのない言葉なのです。そのため、海外のギフトショップなどで「I’m looking for a keyholder as a present.(わたしはプレゼント用のキーホルダーを探しています。)」と言っても、意味が伝わりません。
「キーホルダー」は、実際には英語の「keychain」に由来しています。「keychain」は、鍵をまとめるためのリングやチェーンのことを指します。しかし、日本語では「keychain」 をそのまま使うことなく、よりわかりやすい言葉として「キーホルダー」という表現が生まれました。
また、日本語でいう「キーホルダー」は、単に鍵をまとめる物だけでなく、ファッションアイテムやキャラクターグッズという意味でも広く使用されており、日本の文化や生活スタイルに合わせてアレンジされた言葉と言えます。そのため、日本語で使うニュアンスで「キーホルダー(keyholder)」と言っても、英語圏の人には同じニュアンスで伝わらないのです。
「keyholder」の英語の意味
「キーホルダー」という言葉は和製英語であると解説しましたが、「keyholder」と言う英単語自体は存在します。
「keyholder」という英語の意味は、主に「鍵を保持する人」または「鍵の管理者」を指す意味で使われます。たとえば、ある建物や施設の鍵を管理し、必要な人に鍵を渡したり、保管したりする役割を持つ人を指す場合に使用されます。
そのため、「I’m looking for a keyholder.」と言うと「鍵の管理者を探しています。」という意味で伝わってしまいます。実際にkeyholder(鍵の管理者)を募集する求人が出されることもあります。
キーホルダーは英語で何て言う?
キーホルダーは英語で「keychain」または「keyring」と言います。この表現は、鍵をまとめるためのリングやチェーンを指すものや、お土産のキーホルダーを表現できます。
chainは「鎖」「チェーン」を意味し、小さな鎖上でつながっているキーホルダーがあるので、chainという言葉が使われているとわかります。また、ringは「輪」という意味なので、鍵を通す穴の輪からつけられたのでしょう。
わたしはプレゼント用のキーホルダーを探しています。
その他のキーホルダーの英語表現としては、以下のようなものがあります。
・key fob: キーフォブ。電子的な機能を持つキーホルダーやリモコンとしても使用されるものを指します。
ストラップは英語で何と言う?
キーホルダーと似たような意味合いで「ストラップ」という言葉を使うことがありますよね。
キーホルダーとストラップは明確に区別されずに使われることもありますが、一般的にはひも状でなにかをぶら下げるものをストラップ、鍵をひとまとめにするものをキーホルダーと表現します。
そんな「ストラップ」は半分和製英語なので使うときは注意しなければなりません。英語にもstrapという単語がありますが、「紐」「革ひも」「革帯」「つり革」と言った意味になります。
日本語の「ストラップ」は単に紐という意味よりも、携帯電話などを吊り下げる紐ことを指すことが多いので、ニュアンスがやや違うといえるでしょう。
英語で「携帯電話のストラップ」を表現する場合は「phone strap」となります。覚えておきましょう。
さまざまなキーホルダーの英語表現
「キーホルダー」は和製英語なので、英語で「キーホルダー」を表現する場合は「keychain」または「keyring」という単語を使います。
ただ、キーホルダーはアクリルキーホルダーや手作りキーホルダーなどもあり、どのようなキーホルダーかを伝えられるとより意味が通じやすくなります。
ここでは、さまざまなキーホルダーの英語表現を見ていきましょう。
アクリルキーホルダー
アクリルキーホルダーは英語では「acrylic keychain」と言います。acrylicは「アクリルの」という意味の形容詞です。
私はお気に入りのキャラクターが描かれたかわいいアクリルキーホルダーを買いました。
マスコットキーホルダー
幸運をもたらすと考えられているキャラクターや動物、人、建物などを総称して「マスコット」と言いますが、マスコットは英語でも「mascot」であり、同じ意味を表現できます。
マスコットキーホルダーは、人気のあるキャラクターやアニメキャラクター、スポーツチームのマスコットなどがデザインされており、コレクションアイテムやお守りとして人気があります。また、プロモーション用のグッズとしても活用されることがあります。
そんなマスコットキーホルダーは英語では「mascot keychain」と言います。
私はお気に入りのアニメキャラクターのマスコットキーホルダーを贈り物としてもらいました。
ぬいぐるみキーホルダー
ぬいぐるみキーホルダーは英語では「plush keychain」と言います。この表現は、キーホルダーに取り付けられたふわふわのぬいぐるみを指します。
plushとは、もともとぬいぐるみの素材で使われるベルベットのような柔らかい布地を意味する単語でしたが、今ではこの布地以外で作られたぬいぐるみもplushと呼ばれています。
私はバックパックにフワフワのうさぎのぬいぐるみキーホルダーを付けました。
手作りキーホルダー
手作りは英語でhandmadeと表現するので、手作りキーホルダーは英語で「handmade keychain」と言います。
私は友達の誕生日プレゼントとして手作りのキーホルダーを贈りました。
まとめ
今回は「キーホルダー」の英語表現について解説しました。
「キーホルダー」という単語は和製英語であり、英語で「keyholder」という単語自体は存在するものの意味が異なります。keyholderは「鍵の管理人」という意味なので、和製英語とは区別して使うようにしましょう。
なお、日本語の「キーホルダー」は英語で「keychain」または「keyring」と言います。
海外を訪れたときのお土産探しなどで役立ててくださいね。