今回の記事では“substantial”の基本的な意味や覚え方を解説します。

加えて、”substantial evidence” など、フレーズについても詳しく解説します。

特にビジネスや法律、学術的な場面で目にするため、正しい意味や使い方を理解しておきましょう。

substantialの意味・覚え方

substantialの意味・覚え方

まずはsubstantialの基本的な意味や、覚え方を確認しましょう。

substantialの基本的な意味

substantialは形容詞で、基本的な意味は「かなりの」「実質的な」「重要な」などです。

substantialの使い方

substantialを使った例文を、いくつか紹介します。

まずは「かなりの」という意味で使う場合の例文です。

Aさん

She received a substantial raise in salary.

(彼女はかなりの昇給を受けた。)

次に「実質的な」という意味で使う場合の例文です。

Aさん

There is no substantial difference between the two proposals.

(その2つの提案の間に実質的な違いはない。)

最後に「重要な」という意味で使う場合の例文です。

Aさん

The company made a substantial investment in technology.

(その会社は技術に重要な投資を行った。)

substantialの覚え方

substantialという英単語が覚えにくい人のために、おすすめの覚え方を3つ紹介します。

  1. 語源で覚える
  2. 例文で覚える
  3. 画像(イメージ)で覚える

理論で覚える人、音(音読、リスニングなど)で覚える人もいれば、画像のほうが覚えやすい人もいます。

自分に合いそうな方法で単語学習をしてくださいね。

1つ目は語源で覚える方法です。

substantialは、”substance(物質・本質)”から派生した形容詞。

substanceは「実体」「内容」「本質」を意味するため、substantialは「実質的な」「重要な」「かなりの」といった意味になると考えると理解しやすいです。

“sub-“は「下に」「下位に」という意味を持ち、”stance”は「立つこと」「位置」「状態」を意味するラテン語の”stare”(立つ)に由来します。

つまり、”sub + stantial”は「しっかりとした基盤に立っている」「実体のある」というイメージを持つと覚えやすいでしょう。

2つ目は例文で覚える方法です。

単語は文脈の中で覚えると定着しやすいです。

substantialは数量や証拠、違いなどを強調する際に使われるため、それぞれの使い方を例文とともに覚えるのが効果的です。

Bさん

音読しながら覚えると、よりスムーズに使えるようになりますよ!

3つ目は画像(イメージ)で覚える方法です。

“substantial”は「しっかりした」「大きな」というイメージがあるため、視覚的に覚えるのも有効です。

例えばインターネットの画像検索で、”substantial amount(かなりの額)”と打ち込むと、お金の山が表示されます。

画像で見たほうが意味を連想しやすいと思う人は、ぜひ試してみてください。

substantial evidenceの意味は?

次に、substantial evidenceの意味について解説します。

substantial evidenceの意味と使い方

substantial evidenceは「十分な証拠」「確かな証拠」という意味を持ちます。

特に法律の分野でよく使われ、裁判や判決において十分な証拠があることを示す際に使用されるので覚えておきましょう。

例文はこちらです。

Aさん

There is substantial evidence that he was involved in the crime.

(彼がその犯罪に関与していたという確かな証拠がある。)

Aさん

The court ruled based on substantial evidence.

(裁判所は十分な証拠に基づいて判決を下した。)

substantial evidenceとsufficient evidenceの違い

substantial evidenceと似た表現に”sufficient evidence”がありますが、違いは何でしょうか?

substantial evidenceは「客観的で確かな証拠がある」ことを意味します。

一方でsufficient evidenceは「判決を下すのに十分な証拠がある」ことを示します。

したがって、substantial evidenceはより強い証拠のニュアンスを持つことが多いです。

substantial amountの意味は?

substantial amountの意味は?

次に、substantial amountの意味について解説します。

substantial amountの意味と使い方

substantial amountは「かなりの量」「相当な額」という意味を持ち、特に金銭や数量に関する文脈で使われます。

例文はこちらです。

Aさん

He inherited a substantial amount of money from his parents.

(彼は両親からかなりの額の遺産を相続した。)

Aさん

The company spent a substantial amount on research and development.

(その会社は研究開発に相当な額を費やした。)

substantial amountとconsiderable amountの違い

substantial amountに似た表現として”considerable amount”があります。

こちらも違いを見ていきましょう。

substantial amountは「物理的・経済的に影響を及ぼすほどの量」を指します。

対してconsiderable amountは「かなりの量だが、主観的な判断に依存する」というニュアンスがある表現です。

そのため、客観的に重要な量を示す場合は”substantial amount”を使うのが適しているといえます。

substantial differenceの意味は?

最後に、substantial differenceという表現の意味も確認しましょう。

substantial differenceの意味と使い方

substantial differenceは「実質的な違い」「大きな違い」という意味を持ちます。

主に比較の際に使われ、2つのものの間に明確な違いがあることを示す表現です。

例文はこちらです。

Aさん

There is a substantial difference between the two policies.

(その2つの政策には実質的な違いがある。)

Aさん

The new model shows a substantial difference in performance.

(新しいモデルは性能において大きな違いを示している。)

substantial differenceとsignificant differenceの違い

substantial differenceと似た表現に”significant difference”があるので、違いを確認しましょう。

substantial differenceは「客観的に見て大きな違い」を指します。

それに対し、significant differenceは「統計的に有意な違い」や「重要な違い」を示すことが多いです。

科学論文や調査結果では”significant difference”が使われることが多いですが、日常会話やビジネスシーンでは”substantial difference”がよく使われます。

まとめ

今回は、”substantial”の意味や使い方を解説しました。

最後に解説をまとめます。

  • substantialには「かなりの」「実質的な」「重要な」などの意味がある
  • 単語は、語源、例文、画像など、自分の覚えやすい形で学習しよう
  • substantial evidenceは「十分な証拠」「確かな証拠」という意味
  • substantial amountは「かなりの量」「相当な額」という意味
  • substantial differenceは「実質的な違い」「大きな違い」という意味

学んだことは英会話や英作文でのアウトプットがおすすめです。

使いこなせるように頑張ってくださいね!

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