最高だったり、素晴らしいということを表す英語表現は多くあります。それでは、神々しいや神聖とも言えるこの上ないレベルの至高を表すdivineという英語を知っていますか?
記事では英語divineの意味を紹介、正しい使い方をするため例文とともに解説します。
divineの意味
divineはあまり親しみのない単語かもしれません。それもそのはず、基本的に「神」にまつわる意味をいくつか持つ英語です。しかし、もっと身近なニュアンスでも使用されるのがdivineです。その語源についても紹介しましょう。
divineの意味
divineには、以下の意味があります。
【形容詞のdivine】
神聖な・神の・神から授かった
素晴らしく良い・素敵な
神々しい
【動詞のdivine】
※動詞活用はdivine-divined-divined
予言する・予知する
~と分かる(直感)
~と推測する
【名詞のdivine】
神学者(聖職者・宗教学の専門家)
神 The Divine
このように神、神々しいイメージの意味を持つのがdivineです。この語源は「神からのもの」という意味を持つラテン語のdivinusになります。したがって、超自然的な力や知識など、神にまつわる意味を多く持つんですね。
divineの意味 – スラング
ここで、divineを身近な単語と感じるためにも、まずスラングを紹介しましょう。神関連の言葉でさえ、ネイティブはスラングにするんです。
スラングdivine
形容詞のdivineに「素晴らしく良い・素敵な」という意味があることを紹介しました。ここから発展してスラングdivineは「それ神!」の意味で使われます。supremely good(極めて良い)とイコールです。
訳)この食事、これまじ神!
いただいている食事がめちゃ美味しいとき、これ最高!という気持ちが思わず口に出るようなときにスラングdivineが使えます。
訳)ロンドン滞在中の気分は最高だったよ!
食べ物だけでなく、最高と言えるものにdivineをスラングとして使用できます。ちなみに、divineはgreat以上のレベルを表現します。
「神々しい」の言い換え2選
形容詞のdivineには「神々しい」という意味があります。神々しい(こうごうしい)とは、神のように威厳があり、気高くて尊いことを言います。ここでは、divineに言い換えできる表現を2つ紹介しましょう。
godlyで「神聖な・敬けんな」
尊く、清らかでけがれがないことを神聖と表現します。また、深い尊敬や愛を意味する敬虔(けいけん)、これらを表現するとgodly(カタカナ語の発音はゴドゥリィ)になります。
訳)彼は、敬けんな男だ。
訳)彼女の神のような強さが、その競技で金メダルを獲得しました。
この例文のように、神のようなパフォーマンスも神々しいと表現できます。
spiritualで「崇高な・超自然的な」
spiritualは日本語でもスピリチュアルとして親しみがあります。このspiritualには「崇高な・超自然的な」などの意味があります。神様は何でもお見通しなど、超自然的な力を持っているという言い方をしますね。
訳)教皇は世界中の多くのキリスト教徒の精神的指導者である。
神々しいに変わる表現である崇高とは、気高く偉大なことであり、例のように精神的な支えになる指導者と言えます。
「Divine」の読み方
ここで、divineの読み方について確認します。
カタカナ語ではディバインのように発音しましょう。日本人にとって比較的読みやすい単語かもしれません。ネイティブの発音に近づける発音は、ディヴァインヌと最後にヌをつける感じにします。ヴァのvは、上の前歯を下唇に軽く噛ませる感じで当て、その隙間から息を出す感じにします。
次からdivineの例文を挙げていきますので、ぜひ声に出して発音してみてくださいね。
divineの使い方
次に、例文を挙げながらdivineの使い方をみていきます。
divineの例文
Cambridge Dictionaryから例文を紹介しましょう。
訳)ファンのなかには、選手たちを神のような存在として見ている人もいるようだ。
熱狂的なファンであればその対象となる人は神のような存在にもなりま。この例文も「divineの神と関係がある、神のような」という意味を表現しています。
訳)私たちはスイスで本当に最高の時間を過ごしました。
訳)彼らの新居は本当に素敵です!
スラングとしても紹介しましたが、divineは非常に良い、そして心地よかったり、楽しいことを表します。
引用:Cambridge Dictionary “divine”
もうひとつ、神様関連で「神風」の英語例も紹介しましょう。神風の英語はdivine windです。
訳)神風は、出来事を良い方向へ変えるかもしれない。
神風とは、神の威力で吹き下ろすと言われる風です。神風が吹くと、ツキが回ってくる、幸運が転がり込む、タナボタまでポジティブなことが起こります。
divineの類語2選
神関連の英語表現はお馴染みのgod含め、divineだけではありません。そこで、最後にdivineの類語を2つ紹介して本記事を締めましょう。
holy
holy(ホウリー)と言えば、クリスマスソングによく使われています。マライヤキャリーのO Holy Night、クラシックな「きよしこの夜」でもSilent night, holy nightと登場します。このholyの意味は「神聖な・聖なる・聖人」などであり、divineの類語となります。
訳)それは多くの人にとって聖地です。
sacred
sacredはちょっと読みづらいですが、カタカナ語でセイクレド、この意味は「聖なる・神聖な・崇拝すべき」などです。讃美歌と言えばsacred hymn、教会や寺院など神聖な建物をsacred buildingで表現します。
訳)寺院で神聖な儀式が行なわれました。
まとめ
divineは神聖な・神の・神から授かった・神々しいといった神関連の意味、そしてスラングとして「まじ、神!」というように素晴らしく良い・素敵なといった使い方までできる神単語です。
教会だけでなく、自然のパワースポットも神聖だったり、神が住む島などあります。そんな場に訪れることがあればぜひdivine、感動するような気持ちになったらスラングのdivine、どんどん使っていきましょう。
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