私たちの日常生活の中では「気づく」ことはどれくらいあるでしょうか。
考えてみると人の変化に「気づく」こともあるでしょうし、忘れ物をしたことに「気づく」かもしれません。
このように何かに「気づく」ことを英語で表現する方法を知っておくと、英会話で自分の「気づき」を相手に伝えることができます。
本記事では、「気づく」を英語で言うときの英語表現や関連して「気づき」についても含めて英語のフレーズをご紹介します。
「気づく」って英語でなんて言うの?
「気づく」を英語で表現するときは様々な英単語やイディオムを用いることができます。
ここでは使いやすく、よく知られている表現としてnotice 、recognize、realizeを詳しく解説します。それぞれにどのような違いがあるのか理解して、伝えたい内容によって伝え方を変えてみましょう。
notice
notice は動詞で、〜がいる(ある)ことが分かる、に気が付く、と言うことを意味します。
五感の感覚で明らかにわかることに気づくときに使われます。
・例文 私は服の汚れに気づきませんでした。
トムは見慣れない顔ぶれがいても気づかなかったです。
ジョンは道端にスマートフォンが落ちているのに気づきました。
彼は雨音に気づきました。
noticeには気づくと言うニュアンスから、名詞では、通知、注目、関心と言う意味もあります。
recognize
recognizeは動詞で、認識する、気がつくことを表現できます。
さらに詳しく言うと、(人や物に対して)見分けがつく、覚えている、と言うことや(すでに知っている事や人、物について)認識している、と言うことを意味します。
これは一度以前に知っていることに対して再度気づいたことに使われます。
さらに、(本当であるとを)認める、受け入れると言うときにも使うことができますよ。
彼は彼女に出会ったことがあるとすぐにわかりました。
私は彼の変わらない笑顔から彼が幼馴染であったことに気がつきました。
この曲を知っていますか? トムは大きく成長した甥に初めは気づいていなかったのです。
彼女は別人のように変わってしまっていたので、私は気づかなかったのです。
私は家族が今月私の誕生日パーティーを計画していることに気づいています。
realize
realizeは動詞で、〜を気付く、悟る、自覚する、実感すると言う意味があります。
頭の中で考えて、理解して気づくと言うニュアンスがあります。
例えば自分が今いるその状況に対して思考して気づいたり、自覚したことではっきりと認識した場面で使います。
私は妹が家に居たことに気づかなかったのです。
あなたはたくさんの間違いをしていることに気づいていますか?
彼のプロジェクトはその問題点に気づくまでは順調でした。
彼女はオフィスに入ると窓が開けられていたことに気がつきました。
ジョンは、妻がウソをついていることに気がついていました。
「気づき」にまつわる様々な英語表現
ここでは「気づく」に関連して、他の表現方法についても解説します。
become aware of
become aware ofで、〜に気付く、〜を自覚する、〜を知るようになると言います。
すでにある問題や存在などに対して認識している、分かっているときに使います。また、関心を問題を解決できる知識を持っていることを表すこともできます。
私は自分自身のいくつもの問題に気づきました。
彼は部屋に入ると誰かいることに気づきました。
find
findは動詞で、経験や考えた後で〜に気付く、〜を理解する、ということや自分自身がこうであると気づく、分かる、と言うことを意味します。
これはすでに起こってしまった事柄に対して気づいたり、そんな存在があったことに対して認識したり、発見することに対して表現できます。
森の中で迷子になっていることに気づきました。
その子供はこの昆虫が新種の生物であることを発見しました。
彼女が変わっていたので、彼女の祖母は孫だとわかりません。
be conscious of
be conscious ofで、〜を知覚する、意識する、気づく、感じることを言います。
身体的な気づきや存在していたことに気づく、意識することを意味します。
私たちはだいたい自分の呼吸を意識することはありません。
多くの若者はSNSでの自身の外見を意識しています。
世界中の人々が環境問題を意識しています。
perceive
perceiveは、(目や耳などの感覚で)〜に気付く、分かると言うことを意味します。視覚などの感覚的に物事に気づく、理解するときに用いられます。
占い師は私の本音に気づいていました。
私は新しい家族に歓迎されていると感じました。
私はその映画から幸せな気持ちを感じました。
まとめ
「気づく」に関連した英語表現について紹介しました。
気づくということは、相手や自分を理解したり、何かの違いを感覚的に感じて気づいたりすることを意味しています。これは、私たちの五感で感じることができる感覚であり、常に感じている感情でもあります。
この感じる気持ちを伝える表現方法は様々ですが迷ったときは、主に使われているnotice 、recognize、recognizeを活用してみてください。
noticeは五感で感じる気づき、recognizeは過去に経験していることで再度感じる気づき、realizeは頭で考えて感じる気づきと言うように区別してみるとわかりやすいと思います。
ぜひ英会話の際には参考にしてくださいね。