海底を滑るように泳ぐ姿が印象的なエイは、水族館でも人気ですよね。
また、エイはエイヒレとして居酒屋でも大人気です。
しかし、英語でエイを表現するとなると、パっと単語が思い浮かばない方がほとんどでしょう。
そこで今回は、エイの英語表現を紹介していきます。
普段あまり使わない単語かもしれませんが、悩まずに言えるとスムーズなコミュニケーションが取れますよ。
そもそもエイって?マンタとの違い
水族館では必ずといっていいほどエイがいますよね。
一般的な魚とは見た目が異なり、平べったく大きな姿や、海底を滑るように泳ぐ姿が印象的でしょう。
ただ、見た目はイメージできるものの、エイの生態となると知らない方が多いのではないでしょうか。
エイは世界に約600種類存在する軟骨魚類の一種です。
軟骨魚類と聞くと「サメ」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、エイはサメから進化した魚であり、仲間なのです。
サメの一種が海底で生活するようになった結果、エイに変化したとされています。
つまり、エイのもともとのルーツを辿ると、サメになるのです。
多くのエイは細長い尻尾の先端に毒針を持っているのが特徴。
エイの毒は非常に強く、人間でも刺されてしまうと死んでしまうことのある危険な魚です。
また、エイと非常に似ている魚に「マンタ」がいますよね。
特に区別されずに単語が使われていることも多いですが、マンタは「オニイトマキエイ」または「ナンヨウマンタ」というエイの一種です。
ただ、マンタには毒針がない点が、多くのエイとは異なるポイント。また、性格も穏やかで人懐っこく、ダイビングの際に一緒に泳ぐこともできます。
エイには2つの英語表現がある
エイを英語で言うとなると、パッと思い浮かばない方が多いのではないでしょうか。
ここでは、エイの英語表現を紹介していきます。2種類の単語を覚えておくと便利なので、ぜひ参考にしてください。
ray
「エイ」は英語でrayと言います。
エイは海底に住んでいます。
現在、その水族館で史上初のシビレエイが展示されています。
ただし、rayは魚の「エイ」という意味のほか、「光線」「放射線」「少量」などの意味も持つ単語です。
たとえば、「the sun’s rays」=「太陽光線」、「X rays」=「エックス線」という意味になります。
私は昨日、レントゲンを撮りました。
stingray
エイを表現する際、stingrayもよく使われる言葉です。
stingrayは訳すと「アカエイ」となります。エイの代表的な種類といえばアカエイのため、単純にエイを表現するのにstingrayが使われることも多いのです。
私は昨日水族館に行き、多くのアカエイ(エイ)を見ました。
私が水族館に行くときは、いつもアカエイ(エイ)を見ます。
私はエイと一緒に泳ぎました。
【種類別 エイの英語表現】
日本語 | 英語 |
アカエイ | stingray |
シビレエイ | electric ray |
マンタ | manta ray |
カリフォルニアエイ | bat ray |
トビエイ | eagle ray |
batoidea
エイの生物学的な名称は「batoidea」となります。
口語表現では先ほど紹介したray、stingrayが一般的ですが、学名としては「batoidea」となるので覚えておきましょう。
エイヒレは英語で?
居酒屋の定番メニュー「エイヒレ」。
居酒屋で席に着いたら、まずビールと一緒にエイヒレを注文する方も多いのではないでしょうか。
しかし、エイヒレってよくよく考えると、水族館で見かけるエイなの?と疑問に感じることがあるでしょう。
エイヒレは、名前の通りエイのヒレです。エイの左右にあるヒレの部分を干して加工し、火であぶって提供されているのです。
ただ、一口にエイといってもさまざまな種類があり、エイヒレとして食べられているのは「アカエイ」または「ガンギエイ」という種類ですよ。
なお、海外で「エイヒレ」は存在せず、日本独特の食べ物です。
海外の人に説明すると、驚かれることもあるでしょう。
そんなエイヒレですが、英語で表現するとなると「grilled and seared ray fin」となります。
シンプルに「grilled ray fin」とも言えますね。
ヒレは英語でfinと言うため、「エイヒレ」=「ray fin」となりますが、日本独特の食べ物のためそれだけではどのような料理か伝わらなくなってしまいます。
そこで、「焼き網で焼く」という意味のgrillや「焼く」「さっと焼く」という意味のsearをつけることで、どのような料理かのニュアンスが伝わりやすくなるのです。
すいません、注文してもいいですか?
はい、注文をお伺いします。
エイヒレとビールをください。
その他はいかがですか。
とりあえず、これでお願いします。
承知しました。
使えると便利な魚の英語
最後にエイ以外の日本でよく食べられる魚や貝に関する英語表現を紹介していきます。
日本人はさまざまな海産物を食べるので、種類ごとに英語を覚えておくと表現の幅が広がりますよ。
日本語 | 英語 |
甘えび | Sweet Shrimp |
伊勢海老 | Spiny Lobster |
あさり | Asari Clam |
はまぐり | Hard clam |
しじみ | Freshwater clam / Shijimi Clam |
真鯛 | Red sea bream |
金目鯛 | Beryx splendens |
鮭 | Salmon |
いくら | Salmon roe |
鰹 | Bonito |
鰻 | Eel |
アナゴ | Congridae |
鯖 | Mackerel |
イカ | Squid |
タコ | Octopus |
日本は世界的にみても魚の消費量が多いイメージがあるでしょう。
実際に2018年の世界の一人あたりの魚の年間消費量が20.5kgであったのに対し、日本人だけだと45kgが一人あたりの消費量となっています。
世界的な魚の消費量の平均と比較し、一人あたり約2倍多く食べているのがわかりますよね。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は水族館で人気の「エイ」について解説しました。
エイの存在を知っているものの、生体や英語表現については知らなかった方も多いでしょう。
エイは英語でrayまたはstingrayと言います。
また、エイヒレは「grilled and seared ray fin」となりますよ。
ぜひ今回の記事を参考に、「エイ」に関する英語表現を覚えて、英会話で役立ててみてくださいね。