最近、ビジネス英語でよく略語が使われていますが、皆さんは「未定」を表す略語がすぐに思い浮かびますか?この記事では、「未定」を英語で何と言うか、その意味や使い方について詳しく解説します。
これを読めば、「未定」を英語で何と言うか分かるだけでなく、略語の意味やその使い方について知識が深まり、英文資料で略語を見かけても落ち着いて対応できるようになります。
「未定」を英語で言うと?
「未定」を表す英語はいくつかあり、代表的なものとして”TBD(To be determined/decided)”、”TBA(To be announced)”、”Undecided”、”Pending”が挙げられます。順に詳しくみていきましょう。
TBDの意味とは?
「未定」を表す英語はTBDで、”To be determined”の略語です。 「現時点では未定だが、追って将来決定される」という状態を表しています。
ビジネスで何かイベントが予定されている場合、詳細について、決定されていることもあれば、未決定のこともあります。その「未定」の事柄ついて、“TBD”という略語を入れておくと、現時点で「未定」であることが伝わります。
どういった場合に“TBD”を使うのか、具体的な例文をチェックしてみましょう。
訳)私たちのロサンゼルスへの旅行は催行される予定だけど、具体的なスケジュールが未定です。
訳)了解。ロサンゼルスへの旅行スケジュール:未定
TBAの意味とは?
「未定」を表す”TBD”と似たような表現で、”TBA”という表現もビジネス文書によく出てきます。TBAは“To be announced”の略で、「後日発表」という意味です。イベントなどについて、詳細が決まっておらず、協議中の事項について”TBA”が使われることが多いです。
TBAの具体的な使い方をチェックしてみましょう。
訳)先日、伝説の英国ロックバンド、オアシスの再結成が発表されました。
訳)オアシスのヨーロッパでのコンサートツアーの詳細が後日発表される予定です。
Undecidedの意味とは?
「未定」を表すカジュアルな表現に”Undecided”があります。”TBD”や”TBA”がどちらかというとフォーマルでビジネス向きな表現であるのに対し”Undecided”は日常会話や口頭で使われることが多く、フォーマルな場面でも適度に使える柔軟な単語です。
この単語は”un-“と”decide”の2つの部分から成り立っています。”decide”は「決断する」「選ぶ」という意味の単語です。これに、「~ではない」という意味を持つ接頭辞”un-“をつけた”undecided”は、「まだ決断が下されていない」や「決めていない」という状態を表します。
では、どのように”Undecided”を使用すればいいのか、使い方をチェックしてみましょう。
訳)アンナがいつ結婚パーティーを開くのか知ってる?
訳)昨日彼女に聞いたら、まだ未定って言ってたよ。
Pendingの意味とは?
「未定」を表す表現として”Pending”という単語があります。こちらも”Undecided”同様、ビジネスから日常まで幅広い場面で使用することができる単語です。
“Pending”は、何かが「未解決」または「保留中」である状態を示す形容詞で、何かが進行中であることを示し、少しの間待つ必要があることを暗示しています。
では、”Pending”の使い方をチェックしてみましょう。
訳)今週末、まだ出かける予定だよね?
訳)うん、でも最終的なプランはまだ未定なんだ。すぐに知らせるよ!
「未定」の類語表現
TBCの意味とは?
ビジネスで使われるTBCは“To be confirmed”の略で、「確認中」という意味になります。
“To be confirmed”という意味でのTBCの使い方についてチェックしてみましょう。
訳)その旅行の正確な旅程は旅行会社によって確認中です。
訳)旅行会社は訪問場所の数を減らすかもしれません。
アメリカの連続ドラマをよく見ていた方は、TBCと言えば、”To be continued”を思い浮かべる方も多いかもしれません。確かにTBCは、”To be continued”「次回に続く」という意味でも使われます。
訳)サスペンスが最高潮に達したところで、そのテレビドラマは「次回に続く」で終わりました。
訳)そのドラマの次回を見るのが待ちきれないよ。
TBUの意味とは?
ビジネス英語でTBUは”To be updated”の略で、「更新される予定」という意味です。何か決まっていることがあって、それが近いうちに更新される予定という場合に、この表現はよく使われます。
TBUの具体的な使い方についてチェックしてみましょう。
訳)米の在庫は新しいストックが入荷するたびに更新されます。
訳)米の新しいストックがたくさん入荷するといいですね。
その他ビジネス英語でよく使われる略語
上記で紹介した以外にも、英文資料や英文メールでよく使われる略語としてFYIやASAPなどがあります。下記記事で紹介させていただいていますので、是非参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「未定」を表す英語表現として、”TBD(To be determined/decided)”、”TBA(To be announced)”、”Undecided”、”Pending”を解説し、それぞれの使い方についても詳しくお伝えしました。
IT系の外資系企業では、こういった英語表現の略語をよく使う傾向があります。大企業ではMicrosoft Teamsを使っており、Teamsには電子メール以外にチャット機能もあります。外資系企業の場合、チャットや電子メールで、この記事で紹介したような略語をよく使います。外資系企業とやり取りする日本企業でも、そういった略語の意味をよく理解した上で、取引をしなければなりません。
ビジネス英語でよく使われる略語は、いま仕事で英語を使っている人や、これから仕事で英語を使いたい人にとって、知っておくと役に立つ機会がきっとあるでしょう。
Keep learning English!