皆さんこんにちは!今回はITエンジニアの英語力の必要性についてです!

近年、ITやプログラミングが話題沸騰中ですよね。

このITやプログラミングは実は英語との結びつきが強いということはご存じでしたでしょうか?

今回はITに興味のある方やこれからITを学ぶ方に役立つような、ITでよく使う英語を解説します。

ITに関わる業種について

子どもがなりたい職業No.10:時代をリードするプログラマー・エンジニア

まずは、ITに関わるお仕事をおさらいしましょう。

ITに関わる仕事は以下4つが有名かと思います。まず、この4つの仕事の違いをご紹介します。

1.ITエンジニア

2.SE(システムエンジニア)

3.SIer(システムインテグレーター)

4.プログラマー

ITエンジニア

ご紹介する4つの職種の中でも最も耳にする職種です。ニュースではよく「ITエンジニアの不足」などとよく報道されています。

この「ITエンジニア」の職種は、文字通りITに関わるエンジニアを総称し、下記でご紹介するSE(システムエンジニア)やウェブエンジニア、プログラマーなどの仕事を内包する職種となります。

ITエンジニアは、英語で”IT Engineer”といいます。

SE(システムエンジニア)

SE(システムエンジニア)は、主にシステム開発やソフトウェアエンジニアリングに関わる職種です。

SEは、ソフトウェアやハードウェアの設計、開発、テスト、導入、メンテナンスなど、システム全体にわたる作業を行います。

SE(システムエンジニア)は、英語で “Systems Engineer” または “System Engineer”といいます。”Systems”と複数形にする表現も公式サイトなどでよく出ています。

SIer(システムインテグレーター)

SIer(システムインテグレーター)は厳密に言うと、職種ではなく、企業や組織を指します。職種は「SI」と総称されています。

SIer(システムインテグレーター)は、複数のベンダーのハードウェアやソフトウェアを組み合わせて、大規模なシステムを構築します。”integrate”は「統合する」という意味なので、複数のシステムを統合する企業や組織を指すと覚えておくといいですね。

システムの設計や開発に加えて、プロジェクトマネジメント、ベンダーとの調整、リスク管理、品質管理など、プロジェクト全体の管理を行います。

SIerはSEよりも担当領域が広く、その分、責任も大きいのが特徴です。SIerは、英語で”Systems Integrator” または “System Integrator”といいます。

プログラマー

プログラマーはプログラミング言語でコーディングし、主にシステムの構築をする職種です。

SEやSIerが設計したシステム開発を実現するために、構築をします。

Aさん
Systems engineers and programmers are included in the IT engineering profession.
訳)システムエンジニアやプログラマーは、ITエンジニア職の中に含まれる職種です。

ITにおける職種についてはご理解いただけましたでしょうか?

SEとSIerの違いは特にややこしい部分ですので、転職を考えられている方や興味を持たれている方は、じっくり調べてみましょう。

その他の専門職

ITエンジニアとITエンジニアに含まれる職種について解説しましたが、ITに関連した他のエンジニアや専門職についても見ていきましょう。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトやアプリケーションを開発するエンジニアです。その需要はますます高まってきています。

システムエンジニアがシステム開発やソフトウェアエンジニアリングに関わるエンジニアなのに対して、WebエンジニアはWebサイトやアプリケーションに特化して開発を行うエンジニアです。

AIエンジニア

AIの急速な発達に伴って、AIエンジニアという職種も登場してきました。

AIエンジニアは、AI(人工知能)の様々な分野での活用に関して研究開発を行います。ディープラーニング(深層学習)などの手法により、アルゴリズム(問題解決の手順)を考えてシステムとして実現するエンジニアです。

ディープラーニングは近年めざましい発展を遂げており、翻訳などの分野でもディープラーニングが活用されていますね。「教師あり学習」と「教師なし学習」というのがあって、深層学習を積み重ねていくことで、データが蓄積されて、翻訳などにそのデータが活用されてきています。

データサイエンティスト

データサイエンティストという職業も最近よく耳にするようになりましたが、データサイエンティストとは、主にビッグデータを解析することで、経営に役立つ情報を抽出する人、ヒントや気づきになる新しい事象を発見する業務をこなす人を指します。ビッグデータという表現も世の中に浸透してきたので、馴染みのある表現になりつつあります。

大学の学部でも、理系の学部として「データサイエンス学部」を設置する大学が増えてきました。データサイエンティストになるためには、さまざまなプログラミング言語を学び、ビッグデータの解析しながら、鍛錬していかなければなくて、大変な仕事ですが、やりがいのある仕事だと言えます。

文系学部も含めてすべての学部で、データサイエンスを学ぶことを推奨している大学もあります。データサイエンスは、奥が深く究めていくのが大変ですが、今後ますます需要が高まっていくことが期待できる学問です。

データアナリスト

データアナリストは、収集した情報を分析する専門職の人を指します。分析した情報で仮説を立て、クライアントの悩みや課題への解決策を提案するなども行うため、高度な分析技術やスキルが求められる仕事です。

データアナリストが扱う情報の分野は実に多岐に渡っており、データアナリスト自身の専門分野や得意分野によって分析手法が異なる場合もあります。自分の専門分野、得意分野を持つことで、仕事が増えていくと考えられる仕事です。

昨今では、データの分析について中学、高校でも必修で学ぶようになってきました。データ分析を究めていきたいと思った人は、データアナリストを目指すといいでしょう。データアナリストの需要は、多くの企業で高まってきています。

Aさん
The engineering profession is getting finely classified.
訳)エンジニア職は細かく分類されてきているね。
Bさん
I want to be an engineer in the future, but I need to see which engineer is right for me.
訳)僕は将来エンジニアになりたいと思ってるけど、どのエンジニアが自分に向いているのか調べる必要があるよ。

ITエンジニアやそれに関連したエンジニアなどを紹介しましたが、IT技術やAIの発達により、エンジニア職が細かく分類されてきていますね。

 

ITエンジニアに英語は必要?

ITエンジニアに英語は必要?

ここからは、先ほどご紹介したITエンジニアに英語は必要かどうかをご紹介します。

結論から言うと、ITエンジニアには英語力があることが推奨となります。

以下3つがITエンジニアに英語力が必要な理由となります。

プログラミング言語は英語で構成されている

プログラミング言語が英語で構成されているため、ITエンジニアは英語の読解力が必要です。

プログラミング言語は現在、数百を超える言語の種類があり、そのほぼすべてが英語で構成されています。

プログラミング言語はITエンジニアやIT関連のエンジニアにとって、必須の言語です。

例えば、あるシステムを構築するという目的があった際に、共通言語である英語のプログラミング言語を使用し、必要なコードを入力したり、インストールしたりします。

その際に、既存のシステムへの影響範囲を考慮するために、もともと構築されていたコードを読み解いたり、設計や構築をする際に生じるエラーを読み解いたりというプロセスを歩む必要があります。

既存構築されているコードはもちろん、システムのマニュアルや出てくるエラーも基本的には英語ですので、英語ができると、大きなメリットになることはお分かりいただけると思います。一方、英語の知識がない場合は、構築する際に毎回英語を日本語に訳しながら作業を進める必要があります。いちいち訳しながらというのはとても大変ですよね。

このように、ITに必須なプログラミング言語を扱う際に、英語は必要となります。

取引先が外資系または海外企業であることが多い

IT企業の取引先が外資系や海外企業であることがあるので、英語が必要と言えます。

IT企業は扱うシステムが多岐に渡るため、一つのプロジェクトで複数の取引先が関わることが多いです。また、現代のグローバル社会では、日系企業のみで完結することも多くなく、外資や海外企業の関わりが必須であると言えます。

そのため、取引先のミーティングで外国人に物事を説明する機会が発生します。

私は日系のIT企業に勤めていますが、お客様から「英語でミーティングをしてもらえないか」というご要望をいただくことがあります。

英語ができない場合、外資系や海外企業からの要望に応えれず、円滑なコミュニケーションができない場合もあるので、英語が必要であると言えます。

新しい技術は基本的に英語圏から導入される

新しい技術は基本的に英語圏、特にアメリカから導入されます。新技術の素早い理解や導入のためには、英語が必要であると言えます。

現代は、様々な分野の技術革新が目まぐるしく行われています。企業や組織は常に新しい技術を取り入れていかないと、競争優位性を保てず、生き残れません。

2023年の例で言うと、AI技術が飛躍的に普及したと言えます。様々な企業はAI技術をいち早く取り入れようとして、忙しく動いています。

このような最新技術は常に英語圏、特にアメリカから導入されるため、英語ができれば、企業からも重宝されること間違いなしです。

日本人エンジニアが英語を使う3つの場面

日本人エンジニアが英語を使う3つの場面

ITエンジニアの仕事において、英語は様々な場面で必要とされます。

ここでは、実際の業務でどのように英語が使われているのか、3つの主要な場面に分けて詳しく見ていきましょう。

日々の技術的な業務

日々のプログラミング作業では、英語は切り離せない存在です。ほぼすべてのプログラミング言語が英語をベースにしており、変数名やメソッド名も英語で命名するのが標準的です。特にチーム開発では、他のメンバーが理解しやすい、適切な英語での命名が重要になります。

また、新しい開発ツールやフレームワークを導入する際は、英語の公式ドキュメントを読む必要があります。Google翻訳では技術的なニュアンスを正確に捉えられないことも多く、英語での読解力が求められます。

さらに、開発中に発生するエラーメッセージの理解や、Stack Overflowなどの技術フォーラムでの問題解決にも、英語力が必要です。

ビジネスコミュニケーション

グローバルなビジネス環境では、英語でのコミュニケーション力が重要です。

海外チームとの協働では、日々のスタンドアップミーティングやコードレビューで英語を使用します。特に時差がある環境では、正確な文章でのコミュニケーションが必須となります。

外資系クライアントとの仕事では、要件定義から進捗報告まで、ビジネス英語力が必要です。技術的な内容を非技術者にも分かりやすく説明する能力も求められます。

技術カンファレンスでは、最新技術の発表を理解し、質疑応答や参加者とのネットワーキングを行います。時には、自社の技術を英語で発表することもあります。

スキルアップ

技術力の向上には、英語での情報収集が欠かせません。

新技術の情報は、まず英語で発信されることが多く、技術書や公式ブログ、チュートリアルなども英語が中心です。素早い技術キャッチアップには、英語での情報収集力が重要です。

オープンソース開発では、GitHubでの議論やプルリクエストのレビューなど、世界中の開発者との英語でのやり取りが発生します。的確なバグ報告や機能提案ができる英語力が必要です。

AI・機械学習分野では特に、学術論文やホワイトペーパーなど、専門的な英語文献を理解する力が求められます。

ITエンジニアにはどのくらいの英語力が必要?

ITエンジニアに英語は必要?

次に、ITエンジニアにはどのくらいの英語力が必要なのかを紹介します。

先ほど、「英語力があることが推奨」と紹介したように、英語力は絶対に必要というわけではありません。どのくらい必要なのかはあくまで目安なので、ご参考程度にご覧ください。

ITエンジニア、特にSEとSIer勤務のエンジニアには、中級以上の英会話力と文章読解力があると良いです。また、ビジネス英語を習得されているエンジニアは非常に重宝されています。

ビジネス英語と技術英語の違い

IT関連のプロジェクトでは、英語で業務を遂行する必要があります。特に要件定義は非常に高度な業務ですので、ビジネス英語が必須となります。

また、プログラミング言語を扱う際に、英文のマニュアルや英語でのコーディング、英語のエラー文言を即座に理解する必要があります。スピーディングだけでなく、読解力も求められます。

先ほどもご紹介した通り、IT企業の取引先には外資系や海外企業がいて、SEやSIerはミーティングでお客様の要件のヒアリングをしたり、要件定義やシステム取扱いにおけるトレーニングをする必要があります。

外資系で最先端のIT企業の中には、「アメリカの大学でコンピュータサイエンス等を専攻した者」を採用条件にしている企業もあります。

IT関連のプロジェクトでは、英語で業務を遂行する必要があります。特に要件定義は非常に高度な業務ですので、ビジネス英語が必須となります。

また、プログラミング言語を扱う際に、英文のマニュアルや英語でのコーディング、英語のエラー文言を即座に理解する必要があります。スピーキングだけでなく、読解力も必要となります。

以上のように、ITエンジニアの英語力は高ければ高いほど良いと言えます。

しかし、先ほどもご紹介した通り、今のところITエンジニアに英語力は必須ではありません。英語力だけあっても、ITの知識やプログラミングのアルゴリズムが理解できなければ、ITエンジニアにはなれません。

「ITエンジニアを目指しているけど、英語ができないからどうしよう」と思われている方もいらっしゃると思いますが、英語を専門的に学習していないエンジニアが活躍している例もたくさんありますので、安心していただければと思います。

ITエンジニアのための効果的な3つの英語学習法

グローバル化が進むIT業界では、英語力があるとぐっと活躍の場が広がります。でも、仕事で疲れた後に英語の勉強…なかなか大変ですよね。

そこで今回は、忙しいエンジニアでも続けやすい3つの英語学習法をご紹介します。特にオンライン英会話を中心に、実践的な方法をお伝えしていきますね。

オンライン英会話

オンライン英会話は、柔軟なスケジュールで学習できるためおすすめです。仕事の空き時間を利用すると効率的に勉強ができます。単なる英会話だけでなく、技術的な内容を正確に伝えられるよう、そして国際的なビジネスシーンに対応できるよう、以下のように活用しましょう。

技術文書を一緒に読む

APIの説明書や仕様書を先生と一緒に読んでみましょう。分からない専門用語があれば、その場で質問できます。少しずつ読み進めることで、技術文書を読むコツが身につきます。

技術的な会話力を磨く

最新技術のトレンドや開発方法について、先生と気軽に話してみましょう。会話の中で自然と専門的な英語が身につき、海外のエンジニアと話す時の自信にもつながります。

プレゼンとミーティングの練習をする

新しいプロジェクトの提案や開発成果の発表を想定して、先生の前で練習してみましょう。実際の会議を想定したロールプレイで、スムーズな英語でのコミュニケーション力が身につきます。

国際的なコミュニケーションスキルを学ぶ

外国人の先生と話すことで、自然と海外の文化や考え方に触れることができます。メールの書き方や会議での発言の仕方など、海外での仕事に役立つスキルも学べます。

技術文献・ブログ

GitHubのドキュメントや海外の技術ブログなど、普段から目にする技術情報を英語で読むことで、実務で使える技術英語が自然と身につき、グローバルな技術トレンドをキャッチアップできるようになります。さらに、英語の技術文書への抵抗感が減り、技術的な思考力も上がります。

技術英語の学習は、自分が既に理解している内容から始めるのがポイントです。内容が分かっている分、英語表現により集中でき、新しい表現も自然と頭に入ってきます。

具体的な実践方法:

  • 日本語で読んだことのある技術書を英語で読み直す
  • いつも見ているブログの英語版に挑戦する
  • 普段使っているプログラミング言語の公式ドキュメント(英語)を読む

読むだけでは身につきにくいため、以下のようなアウトプットを組み合わせましょう。

  • 新しく学んだ技術英語をノートやアプリに記録する
  • 読んだ内容の要点を英語でまとめる
  • 学んだことをチームメンバーとシェアする
  • 技術ブログで学んだ内容を発信する

英語学習アプリ

アプリは手軽で続けやすいのがメリットです。通勤電車の中や休憩時間などのスキマ時間を活用しやすく、忙しい方でもスマホひとつで学習が可能。単語アプリや文法アプリを使えば、基礎的な英語力を着実に強化できます。

DuolingoやMemriseなど、ゲーム感覚で楽しく単語を覚えられるアプリがあります。自分の英語レベルや興味のある分野に合わせて選べるので、無理なく学習を続けられます。

【アプリを使った学習のコツ】

  • 毎日決まった時間に学習する習慣をつける
  • 自分に合った学習量から始める
  • 継続できる時間を設定する
  • 無理なく楽しく続けることを意識する

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はITエンジニアの英語の必要性を紹介しました。ひとくちにITエンジニアといってもその職種はいくつかありますし、IT関連の他のエンジニア職についても紹介しました。AIの発達に伴い、エンジニア職も細かく分類されてきていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ITエンジニアに興味がある方で、英語に不安がある方は、オンライン英会話がおススメです。ITエンジニアを目指しておられる方には、「ビジネス英語」のクラスがおすすめです。

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