「スルーの英語表現を完全習得しよう!」

皆さんは英語で「スルー」を表現できますか?

こちらの記事では、英語学習者向けに、スルーを表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。

スルーに関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語でスルーについて話したいと思っている人は必見です!

「スルー」を英語で表現する方法

「スルー」を英語で表現する方法

まずは、「スルー」を意味する英単語を3つ紹介していきます。

  1. “Through”
  2. “Ignore”
  3. “Overlook”

それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。

“Through”

“Through”には、日本語で「通して」「通り抜けて」という意味があります。

品詞は色々な形で使われますが、「通して」の意味で使われる場合の品詞は「副詞」です。

発音は「スルー[θruː]」となり、まさに日本語の「スルー」に近しい発音となります。

正し、日本人のイメージする「スルーをする」という言葉をより的確に表現したいのであれば、これから紹介する”Ignore”や”Overlook”を使う方が適切です。

“Through”の使い方

Aさん
I walked through the park.

訳)私は公園を歩いてきた。

“Ignore”

“Ignore”は、「~を無視する」や「~に気付かないふりをする」です。

品詞は「動詞」であり、中でも「他動詞」に分類されます。

発音は「イグノアー」ではなく、「イグノー[ignɔ́r]」になるので、注意しましょう。

日本語の「スルー」は、「無視する」という意味合いで使われることが多いので、この単語を使うのが適切です。

“Ignore”の使い方

Aさん
I ignored my friend’s advice and didn’t listen to his suggestions.

訳)私は友人の忠告を無視し、彼の提案にも耳を貸さなかった。

“Overlook”

“Overlook”は、「見て見ぬふりをする」や「見過ごす」「大目に見る」という意味です。

品詞はこの場合「動詞」に分類されますが、「名詞」でも使われます。

この場合、「見晴らしのいい高台」といった意味になるのです。

“Overlook”の発音は「オーヴァールク[òuvərlúk]」となり、「ルック」よりも「ルク」と発音する方が伝わりやすいので覚えておきましょう。

Aさん
He overlooked an important detail.

訳)彼は大事なことを見落としていた。

「スルー」に関連する表現

「スルー」に関連する表現

次は、「スルー」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。

  1. ドライブスルー:“Drive-through”
  2. シースルー:”See-through”
  3. 切り抜ける:“Get through”

それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。

ドライブスルー:“Drive-through”

“Drive-through”は、日本語の「ドライブスルー」に対応した英語表現です。

飲食店や銀行などで車からサービスを受けるための窓口を指します。

ちなみに、”a drive-through order”で「ドライブスルーでの注文」という意味になるので、一緒に覚えておきましょう。

“Drive-through”の使い方

Aさん
We bought coffee at the drive-through early in the morning.

訳)早朝、ドライブスルーでコーヒーを買った。

シースルー:”See-through”

“See-through”は、透けて見えるという意味で、主に形容詞として使われます。

この表現には色々な使い方がありますが、中でも「シースルーのカバン(See-through bag)」の言い方は覚えておくと便利です。

また、「シースルーの服」と言いたい場合でも、”See-through”単体で示すことができるので、覚えておきましょう。

“See-through”の使い方

Aさん
She was wearing a beautiful see-through dress.

訳)彼女はきれいなシースルーのドレスを着ていた。

切り抜ける:“Get through”

“Get through”は、困難な状況や問題を乗り越えるという意味で、動詞として使用されます。

他にも「連絡がつく」や「届く」「通過する」という意味もあるので、何かがうまくいくというニュアンスを表現できる句動詞です。

“Get through”の使い方

Aさん
We were able to get through the difficult times.

訳)我々は困難な時期を乗り越えることができた。

「スルー」の実戦練習|例文紹介

「スルー」の実戦練習|例文紹介

最後に「スルー」を使った実戦練習をしていきましょう。

対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。

“Through”の例文紹介

Aさん
Ken, could you please pass me the book on the table?

訳)Ken、テーブルの上にある本を取って欲しいんだけど?

Bさん
Sure, here you go.

訳)いいよ、どうぞ。

Aさん
Thanks!

訳)ありがとう!

Bさん
Please lend it to me later because I want to read it too after you’re done.

訳)後で俺も読みたいから終わったら貸してね。

“Ignore”の例文紹介

Aさん
I sent you a message earlier, but you didn’t reply. Did you see it?

訳)前に連絡したんだけどさ、返事なかったよ。見てた?

Bさん
Oh, sorry about that. I was busy with work and didn’t check my phone.

訳)あ~ごめん。仕事が忙しすぎて、スマホを見る時間がなかったよ。

Aさん
It’s okay, but please don’t ignore my messages next time.

訳)全然大丈夫。でも次は連絡無視しないでね。

Bさん
I promise I won’t. I’ll make sure to reply promptly next time.

訳)約束するよ。次はちゃんと返事するね。

“Overlook”の例文紹介

Aさん
Did you notice the mistake in the report I sent you?

訳)私が前に送ったレポートのミスなんだけどさ、気が付いた?

Bさん
Oh, I’m sorry. I must have overlooked it. Can you point it out to me?

訳)え、ごめん。多分見落としちゃったかもしれない。どこがミスってたか教えてもらえる?

Aさん
Sure, the numbers in the second paragraph don’t add up correctly.

訳)いいよ。2段落目の数字の計算が間違ってるんだ。

Bさん
My apologies. I’ll fix it right away. Thanks for catching that!

訳)申し訳ない!すぐに直すね。教えてくれてありがとう!

まとめ

今回の記事では、英語で「スルー」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習していきましょう。

  1. Through
  2. Ignore
  3. Overlook

英語を使った「スルー」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。

今回の記事を参考に、「スルー」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。