「就職する」は英語で「Get a job」や「Start working」などと言えます。
大学4年生になると就職活動の話題が出たり、オンライン英会話などで「就職活動では苦労した」など、英語で就職活動について話すタイミングもあるでしょう。
この記事では、「就職」や「就職活動」を表す英語表現や、世界で通用する英語の資格試験について紹介します。
「就職する」を英語で言うと?
英語で「就職する」を表現するには、主に以下の英語表現を使うことができます。
Get a job
「Get a job」で「就職する」を英語で言うことができます。
Getが「得る」、Jobが「仕事」を意味するので、「仕事を得る=就職する」を表せるわけですね。
【例文】
- After finishing college, he was determined to get a job in a reputable company.
大学を卒業後、彼は評判の良い会社に就職することを決意した。 - She worked hard on her resume and interview skills to get a job in the marketing field.
彼女はマーケティング分野で就職するために、履歴書と面接スキルを一生懸命勉強しました。 - It took him several months, but he finally managed to get a job as a software developer.
数ヶ月かかったが、彼はついにソフトウェア開発員としての就職を果たした。
Land a job
「Land a job」も「就職する」を英語で言う時に使える表現です。
Landには「着地する」という意味もあり(飛行機の着陸もLanding〈ランディング〉と言います。)、「仕事に着地する=就職をする」という意味で使われるわけですね。
【例文】
- After several interviews, he was able to land a job as a sales representative for a well-known company.
いくつかの面接の後、彼はよく知られた会社の営業担当者として就職することができた。 - She prepared extensively for the job interview and successfully landed a job as a graphic designer.
彼女は綿密に就職面接に向けて準備をし、見事にグラフィックデザイナーとして就職しました。 - With her impressive qualifications, she quickly landed a job as a project manager in a multinational corporation.
優れた資格により、彼女は多国籍企業のプロジェクトマネージャーとして就職を果たした。
【補足】Land a jobはGet a jobと同じ「就職する」の意味になりますが、Land a jobの方が「就くのに難しい職を得る」のニュアンスが強いです。
「仕事に就く」を英語で言うと?
「仕事に就く」は英語で「Start working as ~」と言うことができます。
前述した「就職する」と、今書いている「仕事に就く」とでは、似ているようで少し違うニュアンスがあります。
「就職する」が表すのは「仕事を得る」ことを意味します。
つまり「仕事に内定している状態」も含むわけです。
対して「仕事に就く」のは、「実際にお仕事を始める」ことを指します。
細かい違いですが、意識して使い分けられると格好良いですよ。
【例文】
- She recently started working as a teacher at a local school.
彼女は最近、地元の学校の教師としての仕事に就いた。 - After completing his training, he will start working as a software engineer next month.
研修を終えた後、彼は来月からソフトウェアエンジニアとして仕事に就く予定です。 - They are excited to start working as interns at the company and gain valuable experience in the industry.
彼らはインターンとして仕事に就き、業界で貴重な経験を得られることに興奮しています。
「就職活動」を英語で言うと?
「就職活動」を英語で言うには、主に以下の表現が使えます。
Job hunting
「就職活動」の英語表現として代表的なものに「Job hunting」が挙げられます。
Jobは仕事を、Huntingは狩りを意味するので、「仕事を狩る=仕事を獲りに行く=就職活動」と意味を連想できるわけです。
【例文】
- She is currently busy with job hunting and attending various interviews.
彼女は現在、就職活動や数々の面接へ参加するのに忙しい。 - Job hunting can be a challenging process, but with determination and preparation, you can find the right job.
就職活動は難しいプロセスになり得るが、準備と決断をもって、適切な職を見つけることができる。
Look / search for a job
「就職活動」を表す英語表現として、シンプルに「Look for a job」や「Search for a job」と言うこともできます。
Look forやSearch forは「〜を探す」を意味しますから、「職を探す=就職活動をする」と連想するわけですね。
【例文】
- After graduating from university, she started looking for a job in the marketing field.
大学卒業後、彼女はマーケティング業界での就職活動を始めた。 - She is actively searching for a job in the IT industry and has applied to various companies.
彼女は精力的にIT産業での就職活動をし、いくつかの会社に応募した。
世界で通用する英語資格はどれ?
世界で通用する英語資格の代表として挙げられるのは、TOEFLとIELTSが真っ先に挙がり、次点でケンブリッジ英検が挙がるでしょう。
代表はTOEFLとIELTS
TOEFLはアメリカのETSが主催する試験、IELTSはイギリスのケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educationが協同で主催する試験です。
両試験は、主催しているアメリカやカナダ、イギリスやオーストラリアなどを中心とした英語圏の国で移民申請の要件となっているだけでなく、英語圏以外の国でも、各国で大学や大学院留学の要件として課されています。
つまり、TOEFLとIELTSが世界各国で英語運用能力を測るスタンダードとして用いられている試験だと言えます。
世界各国でのスタンダードなので、世界各国での知名度と権威性もそれだけ高いので、海外での就職活動でもTOEFLもしくはIELTSを持っていれば、それだけで英語の運用能力を証明する強い資格になると言えます。
次点でケンブリッジ英検
TOEFLとIELTSの次に世界で通用する英語試験だと言えるのがケンブリッジ英検でしょう。
ケンブリッジ英検とはその名の通り、イギリスのケンブリッジ大学の一部署である「ケンブリッジ大学英語検定機構」が主催する英語試験です。
オーストラリアやニュージーランドなどの、主にイギリス英語系の英語圏での移民申請の要件になっているほか、イギリス英語系の国で大学や大学院への留学の要件にもなっています。
ケンブリッジ英検も、TOEFLとIELTS同様に、世界での非常に高い権威性と知名度から、世界で通用する英語資格と言って良いでしょう。
TOEICや英検は?
TOEICや英検は、「世界で通用する英語資格」とは言えないでしょう。
なぜなら、英検は「日本の英語資格」であり、TOEICは「東アジアの英語資格」だからです。
TOEICはTOEFLを主催しているETSによる試験ではありますが、実際に受験されている国は日本と韓国、中国などの東アジアがメインです。
つまり、TOEICは世界での「知名度」があまりないため、「TOEIC?TOEFLではないんですか?」と反応されてしまうわけですね。
ただし、英検やTOEICによって「英語力」自体は培われているわけですから、「資格」としてではなく、「英語力」として通用するかは別の話です。
もし英検やTOEICなどで英語力が培われている自信があるなら、TOEFLやIELTSの受験も検討するのも良いでしょう。
まとめ
この記事では、「就職」や「就職活動」を表す英語表現や、世界で通用する英語の資格試験について紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、オンライン英会話や外国人の友達と「就職活動」や「日本の就職」について話す語彙(ごい)力を十分に身に着け、世界での知名度が高い英語の資格についても十分な知識が身についているでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。