英語学習において大切な点の1つが、知っている単語の数を増やすことです。知っている単語の数が増えれば、英文でも意味を類推しながら読み進めやすくなります。例えばオリンピックの陸上関連の英単語を覚えて、英文を読み取る力を養うことも可能です。興味があるところから語彙力を増やして、英語力向上へとつなげましょう。
監督やコーチを英語で表現できる?
オリンピック関連の陸上に関する英単語を学びたいなら、最初に監督とコーチをどのように表現するか押さえましょう。陸上競技における監督は、「director」と表現する場合があります。異なる表現方法が使われていることもあるので、一緒に覚えておくと応用が利きます。また「director」は監督や指導者、また会社などの重役の意味を持ちます。一方でコーチは「coach」と英単語では表現しますが、監督が「coach」でコーチを「assistant coach」と表現する場合も見られます。名詞ではコーチや指南者という意味を持つ「coach」という単語ですが、動詞にすると稽古をつけるや指導するなどの意味があります。例文と一緒に意味をまとめて覚えてしまうようにしましょう。
陸上競技が実施されるトラックは英語でなんという?
オリンピックで陸上競技が実施されるのはトラックですが、英語にすると間違いやすいので注意しましょう。陸上競技が実施されるトラックは英語で「track」と表現します。また「track」という単語は、小道や線路、手順など名詞だけでもさまざまな意味を持っています。陸上競技におけるトラックだけではなく、アルバムなどを構成する曲のトラックもこの英単語が使われています。一方「track」と間違いやすい単語になるのが、「truck」で工事現場などを走るトラックのことを指します。英単語が一文字違うだけで意味が異なるので、英文で出会ったときに混乱しないように区別して覚えておくことが大切です。
短距離走と長距離走を英語で説明しよう
陸上競技における短距離走は、英語で「sprint」と表現します。この「sprint」という単語は、短距離走という意味のほかに、全力疾走や大急ぎの動作を表します。また動詞としても使われて、短い時間だけ全速力で走るときに使われる単語です。また「sprint hurdles」と書くと、短距離ハードル走という意味を持ちます。長距離走の場合は「long distance run」で、「long」が長いで「distance」は距離という意味を持つ単語です。特に「long」は距離の長さだけではなく、時間などさまざまな場面で使われる機会が多く見られます。頻出単語なので押さえておくだけで、長文英語も読み進めやすくなるかもしれません。また「long」は、形容詞で長いという意味だけではなく、名詞だと長時間、副詞で長くなどの意味で使われることもあるので注意しましょう。
マラソンの単語の使われ方とは?
マラソンは英語で表現すると「marathon」です。カタカナ英語をそのまま英単語にした形ですが、綴りには注意して覚えるようにしましょう。また名詞ではマラソンを意味している一方で、長時間続くなどの意味で形容詞として使われることもあります。例えば「marathon meeting」という表現があったら、これは長時間続く会議を示します。マラソンが長時間続く競技であることから、長い時間続くという意味でも使われます。使用例をチェックして、英文で出会ったときも焦らずに対処できるように準備しておくことが大切です。
投げるという意味の単語を押さえよう
陸上競技には、投擲種目もいくつか存在しています。ハンマー投げや円盤投げなどの投擲種目の英語で登場するのが、投げるという意味を持つ「throw」という単語です。例えばハンマー投げなら「hammer throw」で、円盤投げの場合には「discus throw」という英語になります。このように投げるという単語を押さえておくだけで、陸上の投擲種目の英語を表現するのに役立ちます。また「throw」は、物を物理的に投げるときだけではなく、試合を投げるなどの表現でも使われます。ほかにもパーティーなどを催す、機械のギヤなどを入れるというような表現でも使われる単語です。投げる以外の意味もあるので、注意して覚えて英語学習に役立てましょう。
jumpは跳ぶ以外の意味にも注目すること
オリンピックの陸上競技における高跳びは「high jump」、走高跳びは「running high jump」という形で表現します。また三段跳びは「triple jump」と表現するなど、陸上競技で飛ぶ動作がある種目には跳躍などの意味を持つ「jump」という用語が使われている場合が多くなっています。この「jump」という単語は、動詞だと跳ぶ、名詞なら跳躍という意味だけ押さえておけば問題ないというイメージを持っていませんか?しかし飛ぶもしくは跳躍という意味だけ押さえておくと、英語学習で戸惑う可能性もあるので注意しましょう。例えば動詞の場合には、状態などが急激に変化する、勢いよく行動を始めるなどの意味でも使われることがあります。また名詞の場合も急上昇や急騰などの場面で使われることを押さえておくと、英文を読み進めやすくなります。
位置について用意ドン!は英語で?
陸上用語の英語を調べるなら、「位置について用意ドン」をどのように表現するかも押さえましょう。英語では「On your mark! Get set! Go!」が、位置について用意ドンを英語で表現した形です。ここで注目するべきなのが、位置についての位置を意味する「mark」という単語で、これは位置という意味以外にも、印や記号、さらには標識などさまざまな意味の名詞で使われます。英語学習を進めるうえで頻出の単語の1つなので、どのような意味で使われているのかチェックしておくことが大切です。また跡や印をつけるなどの意味で、名詞として使われるケースも見られます。
フライングは和製英語なので注意!
短距離走などでスタートの前に選手が走り出すことをフライングといいますが、実はこれは和製英語なので注意が必要です。フライングを英語で説明したい場合には、「false start」もしくは「jump the gun」と表現します。「jump the gun」という表現は、スタートの号砲(gun)よりも早く飛び出す(jump)という形で使われています。ちなみに英語表現には「flying start」という表現もありますが、これは飛ぶように絶好調のスタートを説明する用語です。和製英語で覚えたままだと試験では間違いになってしまうので、正しい英語表現を押さえて学習に役立てましょう。
世界記録は英語で表現しよう
オリンピックの陸上における注目ポイントの1つが、出場選手がどのような記録を出すかという点です。世界記録が更新されるとオリンピックでも盛り上がる瞬間の1つになります。そして世界記録ですが、英語では「world record」と表します。世界を意味する「world」と記録を意味する「record」が合わさった形で説明できます。また「record」は記録以外にも、レコードや業績、議事録などの意味で使われることもあります。同士なら記録するもしくは録画するなどの形で使われることもあるので、一緒に覚えておきましょう。ほかにも形容詞なら記録的なという表現にもなります。まとめて覚えておくことで、英語学習に役立てられます。
まとめて学習することが上達のコツ
オリンピックで陸上に関する英単語を覚えたい場合、種目の表現だけ覚えればいいと考えている方も多くいます。しかし英語学習に使われているなら、種目の表現だけではなく使われている単語にも注目してみましょう。使われている単語の別の意味や例文を確認することで、英語学習につなげやすくなります。種目の名前だけではなく、使われている用具なども合わせて表現を知ることで学習の幅を広げられます。知っている単語でも改めて意味を調べて、自分の英語学習に役立てていくことが大切です。
興味があることなら上達も早い
英語学習は苦手という方の中には、オリンピックの陸上競技に興味があるという方もいるでしょう。そのような場合には、オリンピックの陸上種目関連の英単語を学ぶことで英語学習をするのも1つの手です。英語表現には多くの単語が使われているので、意味を調べることで語彙力を増やして長文読解などで役立つ知識が得られます。例文も一緒に覚えて学習につなげていくことが大切です。