足首はバランスをとって体重を支えつつ、歩行などの動作で可動する役割があります。

足首の関節がさまざまな方向に動くことで、立つ・歩く・走るなどの日常的な動作ができることに加え、転倒防止にもなっています。

しかし、「足首」を英語で表現するとなると、パッと単語が思い浮かばない方が多いのではないでしょうか。実は、足首の英語は身近な表現で言い表すことができます。

そこで今回は、「足首」の英語表現について解説します。「ふくらはぎ」「かかと」など、ほかの部位の英語表現についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「足首」とは?

「足首」とは、足と脚をつなぐ関節の部分を指します。足首の関節が柔軟に動くことで、歩行、走行、跳躍など動きができるようになっています。

また、足首は、骨、靭帯、筋肉、腱などから構成されており、体重を支え、バランスを保つためにも重要な部分です。

「足首」という言葉はどのような場面で使用する?

「足首」という言葉はどのような場面で使用する?

では、「足首」の英語表現を確認する前に、どのような場面で使われる言葉なのか見ていきましょう。

  • 健康や医療に関する会話:「足首を捻挫した」「足首の痛みがある」など、怪我や痛みを説明する際に使われます。
  • ファッションや美容に関する会話:「足首の細いパンツ」「足首を見せるスカート」のように、服装やスタイルに関連する話題で使用されます。
  • スポーツや運動に関する会話:「足首の筋肉を鍛える」「足首の柔軟性を高める」など、運動能力やトレーニングに関連して使われることがあります。
  • 比喩的な表現:「彼は組織の足首を握っている」のように、何かの支点や重要な部分を指す際に比喩的に使われることもあります。

このように、足首という言葉は日常会話はもちろん、さまざまなシーンで使う単語であるため、英語での表現も覚えておくと便利です。

「足首」は英語でなんていうの?

「足首」は英語でなんていうの?

では、「足首」の英語表現を見ていきましょう。

「足首」は英語で「ankle」と言います。ankle は足首のすぐ上の骨の突起であるくるぶしも含んでいます。単語の意味を詳しく見ていきましょう。

Ankleに含まれる足首の範囲:ankleはいくつかの骨(主に踵骨、距骨、脛骨、腓骨)と、これらの骨を結びつける靭帯、筋肉、腱をまとめて表現できます

なお、英語で「足」を表現する場合、「foot」と「leg」という単語が代表的ですよね。ただし、どちらの単語を使うかによって、表現できるニュアンスが異なります。

  • foot:足・歩み・足取り・徒歩・すそ・足の入る部分。足首からつま先部分を指す。
  • leg:義足・脚の部分・脚部・(椅子などの)脚・支柱。太ももから足首までを指す。

足首は「foot」と「leg」をつなぐ境界部分であり、「leg」に含まれます。

「足首」にまつわる英語

足首を英語で「ankle」と表現することがわかりましたが、「ふくらはぎ」や「かかと」など、関連する表現を覚えておくとよりスムーズに会話できます。ここでは、「足首」にまつわる英語表現を紹介します。

  • ふくらはぎ (calf):これは脚の後部にある筋肉のことで、膝の下から足首までの部分です。歩行や走行、ジャンプなどに関わる重要な筋肉です。
  • かかと (heel) :足の後部にある突起部分で、地面に接触する足の最も下の部分です。歩行や走行の際に衝撃を吸収する役割を果たします。日本でも靴のかかと部分を「ヒール」と呼ぶことがあるため、身近な英語表現といえるでしょう。
  • すね (shin) :脚の前部、特に膝と足首の間に位置する部分です。すねは主に脛骨(下腿の骨の一つ)とその周囲の組織で構成されており、legの一部に含まれます。
    なお、「親のすねをかじる」という日本語のことわざがありますが、こちらを英語で表現すると「sponge off one’s parents:人にたかる」となります。
  • 太もも (thigh) :脚の上部分で、膝から股関節までの間です。太ももには大腿四頭筋やハムストリングスなどの大きな筋肉群があります。
  • 足 (foot) :足首から先の部分で、指、甲、土踏まずなどが含まれます。歩行や立ち姿勢の安定に不可欠です。
  • 腕 (arm) :手から肩にかけての部分で、上腕と前腕に分かれます。
  • 手首 (wrist) :手と腕をつなぐ関節部分で、手の動きや回転に重要な役割を果たします。
  • 背中 (back) :体の後ろ側、首から腰にかけての部分です。背骨(脊柱)が含まれ、体の支持と保護に関わっています。

このように、体の部位を表現する英単語は複数あるため、代表的なものを覚えておくのがおすすめです。

「足首」を使った英会話例文

「足首」を使った英会話例文

最後に、「足首」に関連する英会話例文を紹介します。

Aさん
She twisted her ankle while hiking in the mountains. Fortunately, her friend was with her and helped her get back down safely.
彼女は山登り中に足首を捻挫した。幸いにも、彼女の友人が一緒だったので、安全に下山する手伝いをしてくれた。
Bさん
It took a month for the soccer player to recover from an ankle injury. His coach said that he’s making good progress and should be able to play in the next game.
そのサッカー選手は足首の怪我から回復するのに1ヶ月かかった。彼のコーチは、彼が順調に回復していて、次の試合には出場できるだろうと言っている。

Aさん
He wears an ankle brace to support his weak ankle during basketball games.
彼はバスケットボールの試合中、弱い足首を支えるために足首用のブレースを着用している。

Bさん
Is he injured somewhere?
彼はどこかを怪我しているの?

Aさん
He wears an ankle brace as a precaution because of a past injury. Even with the brace, he’s one of the top scorers on the team.
昔怪我をしていたため、念のために足首用のブレースを着用しているそうです。ブレースをしていても、彼はチームのトップスコアラーの一人だ。

Aさん
The dancer’s ankle flexibility contributes to her graceful movements.
そのダンサーの足首の柔軟性が、彼女の優雅な動きに寄与している。

このように、「足首」の英語表現はさまざまなシーンで登場するため、使用シーンを想定して会話の練習に役立ててください。

まとめ

今回は、「足首」の英語表現について解説しました。

「足首」は英語でankleと表現します。また、英語で「足」を表現する場合、「foot」と「leg」という単語が代表的ですが、どちらの単語を選ぶかによって表現できる範囲が異なります。

なお、今回紹介したankleのほかにも、体の部位を表現する英単語は複数あるため、関連表現として覚えておくのがおすすめです。

ぜひ今回の記事を参考に、「足首」の英語表現を覚えて、英会話に活かしてみてください。