皆さんは「普段何してるの?」と質問されたら、何と返していますか?
私はこの質問への返答が苦手で、毎回結構な時間悩んでしまいます。「平日は仕事です」と答えても当たり前でつまらないし、「だいたい家にいます」では引きこもりのように思われるし、一体何が正解かわからない今日この頃です。
さて、そんなわけで今回のテーマは「普段」。英語で「普段」を何と言うか、詳しく解説していきます。
また、記事の後半では「いつも」や「時々」など、他の頻度の言い方もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
それでは、早速始めていきましょう!
「普段」は英語で何て言う?
「普段」は英語で “usually” を使うのが一般的です。発音記号は【ˈjuːʒuəli】で、カタカナだと「ユージュアリー」となります。
“usually” の語源を紐解くと、古英語で「使う」を意味していた “usus” に行き着き、現代英語で「使う」を意味する “use” とは親戚関係にあります。長く使っていくうちに慣れていき、それが普段の状態になるというイメージの変遷でしょう。
I usually go to the office by car.
訳)私は普段、車で会社に行きます。
I usually relax at home.
訳)僕は普段、家でのんびりしています。
「普段」を表す “usually” 以外の単語は?
「普段」は基本的に “usually” の一語で表せますが、それ以外にも以下のような言い方があります。
- normally
- regularly
- generally
“normally” は、「普通なら」というニュアンスが活きた言い方です。特別な事情がない限り、普段行うことを指す際に使うとよいでしょう。
“regularly” は、「定期的に」というニュアンスを伴う表現です。たとえば、毎日決まった時間に行うルーティンなどがあれば、”regularly” を使うのが適切でしょう。
そして、”generally” は「一般的には」というニュアンスが含まれる言い方です。個人の普段の習慣にも使えますが、より客観性が高いイメージになります。
とはいえ、それぞれの違いは非常に微妙なものなので、普段の会話ではそこまで気にしなくてよいでしょう。
I normally wake up at 7 AM unless there’s something special, attend morning prayers regularly, and generally have a sandwich at a local cafe for lunch.
訳)私は特別なことがなければ朝7時に起きて、午前中に礼拝に行って、お昼には近所のカフェでサンドイッチを食べます。
You seem to have an exceptionally heightened sensitivity to the usual routines. Wouldn’t “usually” work for all of them?
訳)普段の行いに対する感度が高い…。全部「usually」で良くない?
「普段通り」「いつも通り」は英語で何?
「普段通り」と英語で言う場合は “as usual” という表現がよく使われます。
“usual” は先述の “usually” の名詞形で、”as” はイコールを意味する前置詞です。そのため、”as usual” で「普段とイコール⇒普段と同じ⇒普段通り」という意味になります。
Please come to the office as usual at 9:30 tomorrow.
訳)明日は、普段通り9時半に出社してください。
「普段は何してるの」は英語で何?
「普段は何してるの?」と英語でカジュアルに聞く場合、”usually” を使ってもよいですが、より自然なのは “What do you do in your free time?” という言い方です。
「普段は何してるの?」という聞き方を日本でする場合、たいていは相手の日常的なルーティンというより、余暇に何をしているかを尋ねていますよね。そのため、「暇なとき何をするの?」と考え、“What do you do in your free time?” と聞く方がスムーズに会話が進みます。
What do you do in your free time?
訳)普段は何してるの?(暇なときは何してるの?)
When I have free time, I usually read books at home.
訳)暇なときは、たいてい家で本を読んでるよ。
「いつも」や「時々」など、普段以外の頻度を英語で言ってみよう!
ここからは、「いつも」や「時々」など、普段に関連した「頻度を表す副詞」について、詳しく確認していきましょう。
「いつも」in English
「いつも」は英語で “always(オールウェイズ)” と表現します。
“always” は「すべて」を表す “all” が含まれていることからも分かる通り、基本的には「100%行う」ことを意味します。その一方、”usually” は「イレギュラーがなければ行う」くらいのニュアンスなので、80~90%くらいのイメージだと考えればよいでしょう。
The manager always arrives second, perhaps because he dislikes unlocking the door himself.
訳)部長は、自分で鍵を開けるのが嫌だからか、いつも2番目に出社します。
「よく」in English
「よく」という頻度を英語で表現する場合は “often(オフン、オフトゥン)” が適切です。
“often” は、”usually” よりも少ない頻度を表します。「2回に1回はやる」くらいのイメージで、パーセンテージで言うと 60~70%くらいでしょう。
My husband often goes for a run after meals.
訳)私の夫は、食後によくランニングへ出かけます。
「時々」in English
「時々」は英語で “sometimes(サムタイムズ)” と言います。
“sometimes” は、感覚だと「3回に1回くらい」という感じで、パーセンテージだと30~40%に相当します。
“often” が「よくする」と肯定的なイメージなのに対し、”sometimes” は「たまにしかしない」と否定的なイメージと考えることもできます。
Eating shiitake mushrooms sometimes makes my stomach ache.
訳)シイタケを食べると、たまにお腹が痛くなります。
「一度も~ない」in English
頻度がゼロ、つまり「一度も~ない」と言う場合は “never(ネヴァー)” が使われます。
また、まったくゼロではないものの、ほとんどゼロに近いという場合は “almost never” と言うこともあります。
I have never been abroad.
訳)私は一度も海外に行ったことがありません。
まとめ
今回は「普段」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。
「普段」は英語で “usually” を使えば表現できますが、他に “normally”、”regularly”、”generally” などの言い方もあります。
ひとまず “usually” を覚えておけば事足りますが、余裕のある方は他の言い方も覚えておくと、英語表現の幅が広がるでしょう。
今回ご紹介したことを参考に、英語でも普段のルーティンなどを積極的に表現していきましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!