今回は、見積書って英語でなんていうの?」をテーマに、見積書を表す英語を紹介します。さらに、そもそも見積書とはどういう意味なのか、そして、見積書という言葉を使用する実際の場面について詳しく見ていきましょう。

また、記事の後半では、実際に使える英語例文を紹介するので、ぜひ英語学習の参考にしてください。

「見積書」ってどういう意味?

「見積書」は、あるサービスや製品の提供に関する見積もりや予測をまとめた書類のことをいいます。一般的に、顧客に対して、提供する商品やサービスの金額や費用などを詳細に示すときに使用します。また、見積書には、提供されるサービスや商品の内容、数量、単位価格に加え、合計金額、有効期限、支払い条件などが記載されることが一般的です。

見積書があることで、顧客は、業者や商品、サービスを比較して検討することが可能です。さらに、商品やサービスにかかる費用が明確となるので、適切な取引ができるともいえるでしょう。

「見積書」ということばを使用するシーンとは?

「見積書」ということばを使用するシーンとは?

ここでは、見積書ということばを使用するシーンを具体的に紹介します。

建築業:
建築業者が建設プロジェクトに関連する費用や労力の見積もりをクライアントに提出する際に、「見積書」が使用されます。これには建材のコスト、人件費、作業期間などが含まれます。

リフォーム業:
住宅の改装やリフォームを行う業者が、顧客に対して提案や見積もりを示す際に「見積書」が使用されます。これには作業内容や見積もり金額が詳細に記載されます。

ITサービス:
IT会社がシステム開発やウェブデザインのプロジェクトに関連する費用やスケジュールをクライアントに提示する場合、「見積書」が使用されます。

自動車修理:
自動車修理店が車の修理やメンテナンスにかかる予想費用を顧客に伝えるために、「見積書」が提出されます。

広告代理店:
広告代理店が広告キャンペーンやデザインプロジェクトの見積もりをクライアントに提示する場合、「見積書」が使用されます。

製造業:
製造業者が特定の数量の製品を生産する際のコスト見積もりを顧客に示す場合、「見積書」が活用されます。

「見積書」は英語でなんていうの?

見積書の意味は理解できたものの、英語でなんというかわからない方も多いのではないでしょうか。

見積書は、英語で、”estimate”といいます。聞いたことがある方もいるかもしれませんが、TOEICやTOEFL、英語検定などの試験において、たびたび出てくる英語なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

また、日常生活だけでなく、ビジネスシーンでも頻繁に出てくる英語であることから、正しい発音とスペルを覚えておくことをおすすめします

「見積書」にまつわる英語

「見積書」にまつわる英語

ここでは、見積書にまつわる英語を詳しく見ていきましょう。

Quotation (Quote):
一部の場合、「見積書」は “quotation” または “quote” と呼ばれることもあります。たとえば、”We received a quotation for the repair work on our house.”(家の修理に関する見積もりを受け取りました。)といった使い方をすることがあります。

Bid:
プロジェクトや仕事の入札段階では、”bid” という言葉が使われ、これが一種の「見積書」に相当します。たとえば、”We submitted a bid for the construction project.”(建設プロジェクトの入札を提出しました。)

Proposal:
大規模なプロジェクトや契約においては、「見積書」の代わりに “proposal”(提案書)という言葉が使われることもあります。これには、商品やサービスの費用や価格だけでなく、提供されるサービスの詳しい内容などが記載されることが多いです。

「見積書」を使った実際に使える英語例文

「見積書」を使った実際に使える英語例文

ここでは、見積書を使った実際に使える英語例文を詳しく紹介します。

実際のシーンをイメージしながら、例文を見ていきましょう。

Aさん
We’re looking to have some renovations done on our office space. Could you provide us with an estimate?
訳)オフィスのリノベーションを考えています。見積もりを教えていただけますか?
Bさん
Certainly, I’ll prepare a quote for the renovation costs and get it to you by the end of the week.
訳)もちろん、リノベーション費用の見積もりを準備し、週の終わりまでにお送りします。

 

Aさん
We’re interested in your services for graphic design. Can you send us a proposal with the estimated costs?
訳)弊社はグラフィックデザインのサービスに興味があります。見積もりを含む提案を送っていただけますか?
Bさん
Absolutely, I’ll draft a proposal outlining the scope of work and provide you with a detailed estimate.
訳)もちろんです。作業範囲を詳しく説明した提案書と見積もりをご提供いたします。

 

Aさん
I’m considering hiring a landscaping company for my backyard. Can I get a quote for the proposed work?
訳)自分の庭の外構工事をしてもらうために、専門業者に施工してもらうことを検討しています。工事の具体的なプランと、その工事に対する見積もりをもらえますか?
Bさん
Certainly, I’ll visit your property to assess the scope of the project and provide you with a detailed estimate.
訳)もちろんです。工事内容や具体的な金額を出すために、一度お宅に訪問させていただきます。

 

Aさん
We’re in the process of planning our wedding and would like to get an estimate for catering services.
訳)弊社は結婚式の計画中で、ケータリングサービスの見積もりをいただきたいです。
Bさん
Congratulations! I’ll send over a quote with menu options and pricing for your consideration.
訳)おめでとうございます!メニューのオプションと価格の見積もりをお送りしますね。

 

Aさん
Our company is exploring options for a new website design. Can you provide an estimate for the development costs?
訳)弊社は新しいウェブサイトのデザインの選択肢を検討しています。開発費用の見積もりを教えていただけますか?
Bさん
Of course, I’ll prepare a detailed proposal outlining the features and associated costs for your review.
訳)もちろんです。機能と関連するコストを詳細に説明した提案書を用意しますね。

 

Aさん
I’m thinking about having solar panels installed on my roof. Can you give me an estimate for the installation?
訳)屋根にソーラーパネルを設置することを考えています。設置費用に関する見積もりをいただけますか?
Bさん
Certainly, I’ll assess your energy needs and provide you with a quote for the solar panel installation.
訳)もちろんです。発電効率などを調査したあと、ソーラーパネルの設置に関する見積もりを提供いたします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「見積書は英語でなんていうの?」をテーマに、見積書の英語表現に加え、見積書にまつわる英語を紹介しました。

さらに、そもそも見積書とはどういう意味なのか、そして見積書ということばを使用する具体的なシーンについても解説しました。

また、記事の後半では、実際に使用できる英会話例文も紹介しているので、ぜひ英語学習の参考にしてください