「レポート」とは何らかのテーマについて、調べた結果をまとめたもの。
会社でも学校でもよく耳にするので、もうすっかり日本語として馴染んでいますね。

では、この「レポート」、英語ではどう表現するのでしょうか?日本語と同じで大丈夫?

今回は「レポート」の英語表現やレポートに関する知っておきたい表現をご紹介します。

「レポート」を表す3つの英語

「レポート」を表す3つの英語

英語の「レポート」には次の3つの表現があります。

report

最初にご紹介するのは”report“。日本語の「レポート」と同じですね。

Can you send me your report by 5 PM?
午後5時までにレポートを送ってくれますか?

I have to complete the report by the end of today.
今日中にレポートを仕上げなければならない。

report“にはそのほかにも「報道」や「成績」、「うわさ、評判」などの意味があります。

No one believed the reports.
誰もその報道を信じなかった。

I received my report card today.
わたしは今日、成績表を受け取りました。

He was a person of bad report.
彼は評判のよくない人物だった。

paper

大学などでは比較的カジュアルな「レポート」の表現として”paper“が使われます。

I haven’t finished my paper yet.
まだレポートが終わっていない。

I’m supposed to hand in my papers by tomorrow.
わたしは明日までにレポートを提出することになっている。

essay

essay“も「レポート」の意味として使われる英語です。

All essays must be handed in on time.
すべてのレポートは期日までに提出しなくてはいけません。

It’s so difficult for me to write an essay in English.
わたしにとって、英語でレポートを書くことは困難だ。

“report” “paper” “essay” それぞれのニュアンスの違いを確認しよう

「レポート」を表す英語を3つご紹介しましたが、それぞれに少しニュアンスが異なります。
report“はまさしく「レポート」。大学はもちろん、ビジネスシーンでもよく使われる単語です。

一方、”paper“と”essay“が用いられるのは主に学術的なレポートを表現するとき。
どちらも「論文」という意味も持ちますが、学会などで発表される論文は”paper“を使って表現するのが一般的です。
essay“は大学の授業で学生に課されるレポートや小論文、読書感想文などを意味することも。”paper“に比べると比較的身近な話題や個人的体験に基づくトピックなども認められるのが”essay“です。

「提出」や「締め切り」などの英語を確認しよう!

「提出」や「締め切り」などの英語を確認しよう!

レポートを描き時には欠かせない英語表現を確認しましょう。

提出する

「提出する」の英語は次の3つです。

  • hand in
  • turn in
  • submit

例文と一緒にもう少し詳しく確認しましょう。

hand in

I have to hand the report in tomorrow.
私は明日レポートを提出しなくてはならない。

She handed in her report to her boss.
彼女は上司にレポートを提出した。

hand in“は「提出する」だけでなく、「手渡す」という意味もあります。”hand“があるのでイメージしやすいですね。そのため、”hand in“には「手渡しで提出する」というニュアンスが含まれます。特に上司や先生に対して使うことの多いフレーズです。

turn in

You can turn in your essay by email.
レポートはeメールで提出しても構いません。

I tried to turn in the report as soon as possible.
できるだけ早くレポートを提出できるように努めた。

turn in“は課題やレポートを提出する際によく使われるフレーズですが”hand in”とは異なり、手渡しのニュアンスは含まれませんメールでの提出などにも使うことが出来る表現です。

また、”turn in“には「寝る」という意味もありますよ。
I usually turn in at 11 o’clock.
わたしはたいてい、11時に寝ます。

submit

submit“は”hand in”や”turn in”よりフォーマルなシチュエーションに使われる単語です。”submit“には「提出する」だけでなく、「提出後、検討してもらう」というニュアンスが含まれます。そのため、上司の承認が必要な書類の提出などに使われます。

Don’t forget to submit your report by Monday.
月曜日までにレポートを提出するのを忘れないで。

I apologize for being late to submit the essay.
レポートの提出が遅くなり、申し訳ございません。

締め切り

締め切りは”deadline“や”due date“といいます。

When is the deadline for the paper?
レポートの締め切りはいつですか?

I was unable to submit my paper by the due date.
わたしはレポートを期限までに提出できませんでした。

deadline“はメールでは”D/L“や”DL”と省略されることも多いので、併せて覚えておきましょう。

この二つの違いは、締め切りの厳しさ
deadline“が「必ず守らなければならない期限」なのに対し、”due date“は「遅れてしまう可能性もある」という柔軟性のある少し柔らかい締め切りを意味します。

deadline“に「境界線」や「死線(生きるか死ぬかの重大な境目)」という意味もあることを思えば、”deadline“は絶対死守!というイメージになりますね…

締め切りに間に合う

「締め切りに間に合う」は”meet“を使って表現します。

We have to meet the deadline.
締め切りに間に合わせなければいけない。
It is important to meet the deadline.
締め切りに間に合うことは重要だ。

締め切りに遅れる

「締め切りに遅れる」は”miss“を使います。

Don’t miss the deadline!
締め切りを破らないで!

We’ll miss the due date.
締め切りに間に合いません。

締め切りを延長する

「締め切りを延長する」は”extend“で表現します。

Could you extend the due date?
締め切りを延長できますか?

Thank you for extending the deadline.
締め切りを延長してくれてありがとう。

まとめ

今回はレポートに関する表現を確認しました。学生はもちろんのこと、ビジネスシーンでも大きな役割を持つ大切なことばです。

レポートだけでなく、「提出」や「締め切り」などの関連ワードのしっかり押さえておきましょう。

「締め切りに間に合わない」「締め切りを延ばして!!」なんて英語のフレーズ、できれば使うことのないように、心がけたいですね。