「いつかは海外に住みたい!」そう思われる方も多いと思います。
海が綺麗なところや自然が広がるところ、歴史を感じられるところや、都会なところ、いろいろな暮らしができるのが魅力的ですよね。
そこで、今回は不動産にまつわる英語を紹介していきます!
間取りや賃料、仲介手数料など、英語でどのように表現したら良いか悩んでしまう言葉も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産は英語でなんて言う?
不動産は英語でなんて言うかご存じでしょうか。
不動産を表す英語にはいくつか種類があります。
- real estate
- immovable property
- personal real assets
- immovables
いずれも「不動産」を表す英語なので、できればすべて覚えておいたほうが良いでしょう。
ちなみに、イギリス系では「不動産」に”property”が使われることが多いです。
propertyは「物件」の訳語として使われることも多く、「投資物件」の場合は英語で “investment property”と言います。
一方、アメリカでは「不動産」に “real estate”が使われることが多いです。
物件にまつわる英語表現
不動産を表す英語にはいくつか種類がありますが、どれも良く出てくる単語なので、覚えておきましょう。
さらに、実際に家を購入したり、借りたりする時は物件に関する英語も知っておかなければなりません。
では、物件にまつわる英語表現を紹介していきます。
内覧・内見
物件を選ぶ際、内覧・内見を行うのが一般的。
いろいろな物件を内覧して、ベストな物件を見つけたいですよね。
では、「内覧」「内見」は英語でどうやって言うのでしょうか。
よく使われるのが、go to a viewingです。
viewは「見る」という意味があり、派生語の”viewing”もいろいろなところで使える便利な単語です。
たとえば、「花見」は”cherry blossom viewing”と表現できます。
さらに、「雪見」は”snow viewing”と表すことができます。
内覧や内見も”viewing”を使って表現できるので、”go to a viewing”を使うことが多いです。
今週末、内見(内覧)させていただいてもよろしいでしょうか。
はい。いいですよ。念のため、身分証明書をお持ちください。
家を選ぶには内見(内覧)は必須ですよね。
英語ではgo to a viewingを使って、「内覧」を表現できるので、覚えておきましょう。
間取り
次に、間取りに関する英語表現を紹介していきます。
間取りは英語で”layout”や”floor plan”と言います。
海外で物件を探していると、”2-bedroom house”, “studio apartment”などと書かれていることがあります。
間取りに関する英語表現をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
2-bedroom house | 2つの寝室がついている家 |
studio apartment | ワンルームマンション |
3-bedroom house with garage | ガレージ付き3つの寝室がついている家 |
bedroomは2つ、3つなのに、なぜ複数形にしないのだろうと思われるかもしれませんが、正式には、2-bedroom, 3-bedroom として数字とbedroomをハイフンでつないで、形容詞的にhouseにかけるようにすれば、問題ないです。
bathroom | トイレ、お風呂、洗面所の総称 |
bedroom | 寝室 |
master bedroom | 主寝室 |
reading room | 書斎 |
living room | リビング |
garden/yard | 庭 |
entrance | 玄関 |
hall | 廊下 |
ちなみに、日本で間取りを表すときに使われているLDKは和製英語なので、英語圏では通じません。
LDKはLiving Dining Kitchenの頭文字を取っているため、英語圏でも使われていそうですが、ほとんど通じることはないので注意しておきましょう。
英語圏では、3 bedrooms+garageや1 master bedroom+2 bedroomsなどと表すので、覚えておきましょう。
先週末、マンションの内覧に行ったよ。
そうなんだ。そのマンションの間取りはどんなだった?
1つの主寝室と2つの寝室がついてたよ。
英米人に「マンションの内覧に行った」と伝えると、「そのマンションの間取りはどうだった」と聞かれることが多いです。キッチン、トイレ、リビングルームが付いているのは当然なので、寝室がいくつ付いているかを答えるのが自然です。機会があれば、実践してみましょう。
賃料
家を借りる時に必要なのが毎月の賃料。
英語では”rent”と訳します。
海外で物件探しをしていると、”For rent”と書かれたチラシや看板を見かけることがあります。
これは、賃貸物件であることを意味しており、入居者を募集しているということです。
また、賃料の書き方は、$100pwや£100pwのように一週間ごとの賃料が書かれていることもあります。
ただし、アメリカでは月ごとに支払いをするため、$700/monthというように書かれていることが多いでしょう。
アパートの家賃はいくらですか?
家賃は一ヶ月あたり70ドルです。
家具付き賃貸マンション
海外の場合、家具付きの賃貸マンションも結構多いです。家具付き賃貸マンションは、英語で何と言うのでしょうか?
家具付き賃貸マンションは、”furnished apartment“と言います。ニューヨーク市は、世界でも家賃が高いことで有名ですが、マンハッタンから外れてブルックリンで家具付き賃貸マンションを借りると、比較的リーズナブルな料金で借りられます。
アメリカの賃貸物件(シェアハウス)の広告を見ていると、From $1,350/month Available 08/01/24 「月1,350$から、2024年8月1日に空き」などといった表示を見かけます。月額がFixされていない点に不安を感じますが、ニューヨーク市(ブルックリン)で家賃が月 1,350ならリーズナブルな方だと思います。その物件は、広さは 88 sq. ft, 1 Full-size Bed, 1 Smart TV, 1 Deskが付いているという表示があります。
88 sq. ft = 8.2 m2 なのでかなり狭いですね。だいたい4.5畳ぐらいの広さです。大学生の場合、大学の寮に入るという選択肢もありますが、大学の寮の家賃はは1ヶ月2,000$ぐらいかかります。
分譲マンション
賃貸マンションかどうか見分ける方法について解説しましたが、分譲マンションは英語で何と言うのでしょうか?
分譲マンションは、アメリカ英語で”condominium”と言います。”condominium”は、土地が共同所有で、部屋だけが個人所有のマンションの一室のことを指します。短縮して “condo”と言われることも多いです。「売りに出ている分譲マンション」なら、”condo for sale”となります。
分譲マンションを購入する場合、金額が大きくなるので、キャッシュで一括購入する人もいれば、分割払いで住宅ローンを組んで購入するケースもあります。購入を申し込むと審査が入ります。海外の富裕層はキャッシュで一括購入する人もいて、頭金を多めに支払って(down paymentをして)、短めの住宅ローンを組むという選択肢もあります。
近年では、日本の都市部や有名リゾート地の分譲マンションが売りに出た場合、円安の影響もあり、富裕層の外国人がキャッシュで一括購入するという事例も増えてきています。
分譲マンションの場合、マンションの購入代金以外に、毎月の管理費などの他、固定資産税の支払いもあるので、維持費が毎年どれぐらいかかるかもチェックしなくてはなりません。
先日、ロサンゼルスの郊外で売りに出ている素敵な分譲マンションを見つけたよ。
そのマンションは築何年だった?
築8年だったよ。
それは比較的 築浅のマンションだね。
仲介手数料は?
家を購入する場合も借りる場合も不動産会社を通すと仲介手数料がかかってしまいます。
では、仲介手数料って英語でなんて言うかご存じでしょうか。
- commission
- brokerage fee
- intermediary fee
これらの表現を使って表すことができますが、不動産業界ではcommissionを使うことが多いでしょう。
その他、「敷金」は”deposit”、「礼金」は”key money”や”reward”と訳すことができます。
それでは、いくつか例文を見ていきましょう!
仲介手数料はいくら必要ですか?
仲介手数料として賃料の50%をいただいています。
借りるのに仲介手数料はかかりますか。
はい。200ドルの仲介手数料がかかります。
仲介手数料はどのように支払ったら良いですか。
仲介手数料は初月の賃料と併せて自動振替でお支払いいただけます。
もちろん、国によって表現に違いがあることもあります。
ただし、一般的な使い方に大きな違いはないため、「仲介手数料」を表すcommission、「敷金」を表すdeposit、「賃料」を表すrentは覚えておくことをおすすめします。
短期の賃貸であっても、「敷金」deposit を取られることが多いです。新しい住処を見つけて退去する場合、敷金は戻ってきますが、何らかの事情により、賃料の支払いが滞るケースもあるので、deposit はほぼ必ずとられます。
まとめ
今回は海外で家を借りたい、購入したりする際に使える英語を紹介してきました。
特に間取りに関する英語は日本語と異なる表現も多いため、知っておいたほうが良いでしょう。
日本語ではLDKを普通に使っていますが、英語圏では通じないため、今回の記事を通して覚えてみてはかがでしょうか。
また、賃料や仲介手数料、敷金などは物件を借りる際に必ず出てくる表現なので、英語表現を覚えて、使えるようにしておきましょう。