日本は「災害大国」と世界的にも有名になってしまいました。
しかし、海外でも多くの災害が起きています。
地震、台風、洪水、干ばつ、火災などこれらの災害に対して、各国は防災対策を進めていますが、地域ごとの特性や文化に合わせて異なります。
各国の子どもの防災対策
Disaster Preparedness for Children in Different Countries
日本 Japan
日本は地震や台風などの自然災害に頻繁に見舞われる国です。
子どもたちの防災対策には、以下の点が重要です。
- 学校教育: 学校での防災教育は欠かせません。避難訓練や非常用持ち出し袋の準備などを通じて、子どもたちに適切な知識と行動を身につけさせます。
- 非常用持ち出し袋: 子ども向けの非常用持ち出し袋には、食料、水、薬、お気に入りのぬいぐるみなどを入れておくことが大切です。
- 避難所での配慮: 避難所では、子どもたちのプライバシーや安心感を考慮したスペースを確保する必要があります。
アメリカ America
アメリカでは、地域ごとに異なる防災対策があります。
- 学校の避難訓練: アメリカの学校では、定期的に避難訓練を実施しています。火災や竜巻、地震などに備えて、子どもたちに適切な行動を教えています。
- 家族の連絡先: 子どもたちは緊急時に親や保護者と連絡を取れるように、連絡先を覚えておく必要があります。
フィリピン Philippines
フィリピンは台風や洪水などの災害に直面する国です。
- 避難計画: 子どもたちと家族は、避難計画を共有し、避難場所や連絡先を確認しておくべきです。
- 学校での教育: 学校での防災教育を強化し、子どもたちに災害時の適切な行動を教えます。
災害時に必要な防災グッズ
Disaster Prevention Goods Needed in Times of Disaster
災害時に必要な防災グッズは、状況に応じて異なりますが、各ご家庭の家族構成やライフスタイルに合わせて、一人ひとりにあった物を備えることをお勧めします。
基本の防災グッズ(3種)
Basic Disaster Prevention Goods (3 Types)
持ち歩き用グッズ(いつものバッグに入れておくもの)
Goods to Carry Around
- 手間なく食べられる非常食(チョコバーなど)
Emergency Food that can be Eaten without Hassle (e.g. Chocolate bars) - ペットボトルの飲料水(500ml程度)
Bottled Drinking Water (about 500 ml) - 現金
Cash - 小型のLEDライト
Small LED Light - モバイルバッテリー
Mobile Battery - 運転免許証
Driver’s License - 常備薬
Household Medicine - コンタクトレンズまたはメガネ
Contact Lenses or Glasses - 除菌シート・スプレー
Sterilization Sheets and Sprays - 薄手のエマージェンシーブランケット
Lightweight Emergency Blanket - ホイッスルなど
Whistle, etc.
避難用グッズ(非常用持ち出し袋に入れておくもの)
Evacuation Goods
- 最低限の生活ができるもの(食料、飲料、衣類など)
Minimum Subsistence Items (Food, Beverages, Clothing, etc.) - 電池式モバイルバッテリー
Battery-Powered Mobile Battery - 乾電池(単3形など)
Dry Cell Batteries (AA, etc.) - 薄手のエマージェンシーブランケット
Lightweight Emergency Blanket - 電池でスマートフォンへの充電が可能なLEDライト
LED Light that can be Recharged to Smartphones with Batteries - 乾麺や缶詰などの食料
Food Such as Dried Noodles and Canned Food - 簡易トイレ
Portable Toilet
在宅避難用グッズ(自宅に置いておくもの)
Goods for Home Evacuation
- 水(2L×11本程度)
Water (about 11 2L bottles) - カセットコンロとボンベ(夏は6本、冬は9本程度)
Cassette Stove and Cylinders (About 6 in Summer and 9 in Winter) - LEDライトまたはランタン
LED Light or Lantern - 電池式モバイルバッテリー
Battery-Powered Mobile Battery - 乾電池(単3形など)
Dry Cell Batteries (AA, etc.) - 乾麺、缶詰、レトルト食品などの食料
Food such as Dried Noodles, Canned Foods, Retort Pouch Foods, etc. - 簡易トイレ
Portable Toilet
その他の必需品
Other Essentials
- ヘルメット
Helmet(頭を守るもの) - 軍手・手袋
Gloves - 万能ナイフ
Utility knife - レインコート
Raincoat - カイロ
Heater pack - 歯ブラシ
Toothbrush - スリッパ
Slipper - 簡易敷マット
Prefabricated Mat - 体温計
Medical Thermometer - 消毒用アルコール
Rubbing Alcohol - オールインワンクリーム
All-in-One Cream - 筆記用具(マジックペンなど)・メモ帳
Writing Utensils (Magic Pen, etc.) and Notepad
また、子どもがストレスで騒いでしまわないように、ストレス軽減グッズを用意すると良いです。
- 甘いもの(お菓子など)
Sweet foods (e.g., candy) - 動画や音楽を楽しめるタブレットなどの機器(モバイルバッテリーも忘れずに)
Tablets and Other Devices to Enjoy Videos and Music - 小さなボールや縄跳びなど、持ち運びやすく体が動かせるもの
Small ball or jump rope
災害時に子どもに対して大人ができること
What Adults can do for Children in Times of Disaster
災害時に不安を抱える子どもたちに対して、身近な大人ができる心のケアのポイントをいくつかご紹介します。
これらのアプローチは、子どもたちの安心感を高め、トラウマ(心的外傷)の傷を最小限にするのに役立ちます。
「安心感」を与える
Provides “Peace of Mind.”
子どもたちに寄り添いましょう。親や周りの大人が一緒にいる時間やスキンシップを増やし、安心感を提供します。
簡潔で穏やかな言葉で子どもたちの質問や心配に答えましょう。「ここは大丈夫で安全だよ」「みんなで守ってあげるから大丈夫だよ」と伝えてください。
「日常」を取り戻すことを助ける
Helping People Get Back to “Normal.”
食事、歯磨き、着替え、睡眠時間など、普段の習慣を保つことは子どもたちを安心させます。
遊びは子どもたちの大切な「日常」です。避難所でも安全が確保できれば、遊びを通じて気持ちを整理し、安らぎを提供しましょう。
被災地の映像を繰り返し見せないで
Please Do Not Show Repeated Images of the Disaster Area
映像や画像は子どもたちに大きな衝撃を与える可能性があります。特に乳幼児は理解が難しいため、過度な映像は避けましょう。
代わりに、おもちゃや遊び道具を使って子どもたちの気持ちをリラックスさせましょう。
子どもは自ら回復する力を持っている
Children Have the Ability to Recover on Their Own
不安やイライラを示す行動は一時的で正常なことです。信頼できる大人に寄り添い、自分を守る信頼関係を築りましょう。
子どもたちが絵を描いたり「ごっこ遊び」をすることで気持ちを整理し、自己回復の過程を進めていることを理解しましょう。
被災地でボランティア活動をするには
How to Volunteer in the Disaster Area
被災地でボランティア活動をしたいとお考えの方に、以下のような情報があります。
情報収集と災害ボランティアセンターの確認
Gather Information and Identify the Disaster Relief Volunteer Center
被災地では状況が常に変動しています。まずは情報収集を行い、災害ボランティアセンター(災害VC)の情報を確認してください。
現地でのボランティア活動には、最初に災害VCへの登録が必要です。ウェブサイトやSNSで情報を確認しましょう。
現地に負担をかけない事前準備
Advance Preparation that Does Not Place a Burden on the Local Community
食料品、飲み水、宿泊場所、移動手段は自身で事前に確保してください。
安全管理のための装備(ヘルメット、マスク、ゴーグル、ゴム手袋、長靴など)を事前に調達してから向かいましょう。
ボランティア活動保険に加入
Volunteer Activity Insurance
お住まいの地域の社会福祉協議会でボランティア活動保険に加入しましょう。自宅と活動場所までの往復途上も補償されます。
寄付という形の支援もあり
There is Also Support in the Form of Donations
被災地で直接ボランティア活動できない場合でも、寄付を通じてボランティア活動や専門ボランティア団体の活動を支援できます。
まとめ
災害時に受ける子どものショックは、大人の数倍大きく、PTSDとなって残ることが多くみられます。
万全の防災対策、そして精神的に支えてあげられるように大人がサポートしていきましょう!