皆さんは椅子にこだわりがありますか?
私はもともと全くこだわりがなかったのですが、座り仕事なので腰に負担がかかることから、ある日ゲーミングチェアを購入しました。それ以来、腰痛が劇的に改善し、今では快適な日々を送っています。仕事や趣味で長時間座る方であれば、ゲーミングチェアはとてもおすすめですよ。
さて、そんなわけで今回のテーマは「椅子」です。椅子を英語で何と言うか、基本的な言い方から、少し応用的な言い方まで、幅広くご紹介します。
それでは、早速始めていきましょう!
「椅子」は英語で何て言う?
椅子は英語で “chair(チェアー)”、あるいは “stool(ストゥール)” と言います。
chair は主に背もたれのある椅子を表し、stool は背もたれのない椅子を表します。
たとえば、学生時代の自分の席を思い起こしてみてください。そのときに座っていた椅子が chair の代表的なイメージです。
続いて、バーのカウンター席に座っている姿を想像してみてください。そのときに座っている、背もたれのない椅子が、stool の基本的なイメージになります。
A chair typically has a backrest, while a stool does not.
訳)背もたれがあるのがチェアーで、背もたれがないのがスツールです。
「椅子に座る」は英語で何?
「椅子に座る」を英語で表現する際は、”sit on” か “sit in” が使われます。
sit on は、椅子の上にお尻が乗るイメージです。そのため、比較的サイズの小さい椅子、一般的で普通の椅子に座る際に使われます。
一方、sit in は椅子の中に下半身が埋まるようなイメージです。そのため、安楽椅子や座椅子など、ゆったりとした椅子に座る際に使われます。
chair の場合は、イメージによって sit on と sit in を使い分ければ良いでしょう。しかし、stool の場合は背もたれがなく、ゆったり座るのは難しいので、基本的に sit on だけが使われます。
The first time I sat in a gaming chair, I was incredibly impressed by its comfort.
訳)初めてゲーミングチェアに座ったとき、その心地よさにとても感動したよ。
Yeah, you had been sitting on a stool for work until then.
訳)それまでずっとスツールに座って仕事してたもんね。
椅子の「背もたれ」は英語で何?
椅子の「背もたれ」は、英語で “backrest(バックレスト)” と呼ばれます。
ここで使われている back は「背中」、rest は「休み」を意味するので、backrest を敢えて直訳すると「背中を休める部分」となります。
また、背もたれは椅子を擬人化して考えると、その背中に相当するので、単に back と呼ぶこともあります。
Leaning my back against the chair’s backrest means my back and the chair’s back come together.
訳)椅子の背もたれに背中を預けることは、私の背中と椅子の背中がくっつことを意味します。
What are you talking about?
訳)何言ってんの?
「椅子取りゲーム」は英語で何?
「椅子取りゲーム」は英語で “musical chairs(ミュージカルチェアーズ)” と言います。
musical は「音楽の」を意味する形容詞なので、musical chairs を直訳すると「音楽の椅子」となります。確かに、椅子取りゲームをするときは必ず音楽が鳴っていますね。
日本では椅子を「取る」ことが、英語ではそこで「音楽」が鳴っていることが名前の由来になっていて、同じゲームでも捉え方の違いが面白いですね。
Alright, let’s compete in musical chairs!
訳)よーし、椅子取りゲームで勝負だ!
It won’t be fun with just the two of us!
訳)2人でやっても面白くないよ!
「ソファー」など椅子に類する家具の英語名とそれぞれの違いは?
ここからは、「ソファー」や「ベンチ」など、広い意味では椅子の仲間だけれども、どこか違う家具の英語名や特徴について、詳しく確認していきます。
それぞれ何が違うのか、ぜひ考えながら読み進めてみてください。
sofa(ソファー)
“sofa(ソファー)” は、背もたれと肘掛けが付いていて、2人以上で座れるゆったりした家具を意味します。
sofa と chair の最大の違いは、1人用か複数人用かという点にあります。1人用で座る肘掛け付きの椅子は、”armchair(アームチェアー)” と表現することもあります。
なお、sofa と似た言葉に couch(カウチ)がありますが、こちらは背もたれや肘掛けがなく、横になる想定の家具を表します。
ただ、アメリカ英語では両方をひっくるめて couch と呼ぶことが多いので、「アメリカ英語のソファー= couch」と覚えておいても良いでしょう。
A sofa is a chair with armrests and a backrest, designed to accommodate two or more people.
訳)ソファーは肘掛けと背もたれが付いていて、2人以上で使える椅子です。
bench(ベンチ)
“bench(ベンチ)” は、複数人が1列に並んで座る家具を意味します。
先ほどの sofa との最大の違いは、クッション性の有無です。sofa はリラックスして座るため、座面にクッションが入っているのが一般的ですが、bench は板張りなどでクッション性がありません。
また、sofa は基本的に屋内で使う家具ですが、bench は屋内外どちらでも使われます。
A bench is a long chair where people sit in a row.
訳)ベンチは、人が一列に並んで座る横長の椅子です。
seat(シート)
“seat(シート)” は、具体的な家具ではなく、座るスペースを表します。日本語に訳す場合は「座席」が最も適切でしょう。
たとえば、映画館で座る座席は椅子の形状をしていますが、そこを座るスペースとして認識するので seat で表現するのが一般的です。また、電車などの座席も形状よりスペースが重視されるので、同様に seat と表現されます。
When the seat next to me is empty on the train for a long second, it somehow feels a bit down.
訳)電車で隣の座席がずっと空席だと、なんとなく凹みます。
椅子に類する家具や器具の名前一覧
最後に、ここまでにご紹介したものも含め、椅子に類する家具や器具の名前を一覧で確認しておきましょう。
日本語名 | 英語名 |
ソファー | sofa |
ベンチ | bench |
シート | seat |
肘掛椅子 | armchair |
安楽椅子 | easy chair
recliner |
揺り椅子 | rocking chair |
車椅子 | wheelchair |
ベビーカー | pushchair |
まとめ
今回は「椅子」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。
背もたれ付きの椅子は chair、背もたれのない椅子は stool と呼ぶのが一般的です。
そのほか、ソファーやベンチなど、椅子に類する家具は色々ありますが、それぞれに特徴が異なっています。
今回ご紹介したことを参考に、各表現の意味の違いを理解し、適切に使い分けていきましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!