皆さんこんにちは!今回は”fuel“についてです。

fuel“という単語は「燃料」という意味で知られていますが、実は動詞の意味やその他応用的な表現がいくつかあるんです。

 

今回は”fuel“という単語についてご紹介をしますので、まるっと理解してみましょう!

それでは見ていきましょう。

“fuel”の意味とは?

"fuel"の意味とは?

早速”fuel“の意味について見ていきましょう。”fuel“は名詞と動詞の意味を持ち、名詞の意味は「燃料」「核燃料」、動詞は「燃料を提供する」「促進する」という意味があります。

「燃料を提供する」は船や飛行機など、大型の乗り物を対象に使用します。また「促進する」という意味は他の意味と関連が薄いですが、「燃料を入れて、モノが動き、活性化する」「促進する」という形で考えると覚えやすいですね。

以上のように名詞と動詞、2つの役割を持ちますが、名詞の方が使用頻度としては多いです。

(名詞の例文)

Aさん

The company developed alternative fuels for cars.

訳)その企業は自動車の代替燃料を開発した。

Aさん

A conflict has caused fuel shortages in some countries.

訳)いくつかの国では、紛争による燃料不足が発生している。

Aさん

A fuel export company has begun to develop new businesses.

訳)ある燃料輸出企業は新事業を展開し始めた。

(動詞の例文)

Aさん

The ship was fueled before its long voyage

訳)船は長い航海の前に燃料を供給した。

Aさん

The incident only fueled the controversy.

訳)その出来事は論争をさらに助長した。

Aさん

Athletes usually fuel up on carbohydrates before a match.

訳)アスリートは勝負の前に炭水化物を摂取して燃料を補給する。

ここまでで”fuel”の基本的な意味をご紹介しました。

続いては発音についてです。

”fuel”の発音とは?

“fuel”の発音は”ˈfjuəl“となります。カタカナで表すと「フューエル」で、一見簡単そうですが。日本人の”f“の発音はネイティブになかなか伝わらないので注意が必要です。詳細な発音方法は割愛しますが、コツとしては息をフ―っと優しく吐きながら発音をすることです。時間があれば練習をしてみましょう。

“fuel”を使った複合名詞とは?

続いては、”fuel“を使った複合名詞をご紹介します。まず、複合名詞とは2つ以上の単語がつなぎ合わされた名詞のことです。

例えば、”fuel cell“(フューエルセル)などが複合名詞となります。”fuel“はこのような複合名詞が複数あり、カーボンニュートラルが話題の今はよくニュースで取り上げられることがあります。

ここからはよく出てくる”fuel“の複合名詞を見ていきましょう。

“fuel cell”

一つ目は”fuel cell“です。先ほどもちらっと例で出しましたが、”fuel cell“は最近たくさん話題になる単語です。みなさんも、もしかしたら耳にしたことがあるかもしれません。

 

fuel cell“の意味は「燃料電池」です。「燃料電池」「水素」「酸素」を化学反応させて発電する装置で、クリーンなエネルギーとして話題となっています。

すでに自動車に導入されており”FC“(Fuel Cell)や”FCV“(Fuel Cell Vehicle)と訳されて表記されることもあります。

また、”cell“は「電池」という意味です。”battery“も「電池」という意味ですが、2つとも「電池」という意味でよく使われるので、覚えておきましょう。

“fuel surcharge”

続いては”fuel surcharge“です。”fuel surcharge“は「燃油価格の急激な高騰によって、通常の運賃の適用が困難な場合に定める料金」のことです。日本語でも「フューエルサーチャージ」とそのままカタカナで表記されることもあります。関連する業界の関係者を除き、あまり耳にすることはありません。

因みに”surcharge“は「追加料金」という意味です。

“fossil fuel”

続いては”fossil fuel“です。”fossil fuel“は「化石燃料」のことで、”fossil“は「化石」という意味になります。「化石燃料」「石油」「石炭」「天然ガス」を含みます。二酸化炭素を排出する燃料で、代替燃料が必要な燃料ですね。

“e-fuel”

最後は”efuel“です。”efuel“は「合成燃料」といいます。”efuel“とは、二酸化炭素と水素を原材料として製造する燃料のことです。”efuel“の”e“は”Electro“(エレクトロ)を意味し、二酸化炭素と水素で「電気エネルギー」を生成するため、そのような名前が付けられました。まだ開発段階のようで、今後の実用化が期待されています。

 

fuel“を使った複合表現は以上となります。ビジネス系のニュースによく出てきますので、覚えておきましょう。

“fuel”を使った特別な表現

"fuel"を使った特別な表現

最後に、”fuel“を使った特別な表現をご紹介します。

“fuel”は基本的には「燃料」を意味しますが、先ほどご紹介した通り、動詞の意味を持つこともあり、それが特別な表現をします。

特別な表現を順番に見ていきましょう。

“adding fuel to the flames”

最初にご紹介するのが”adding fuel to the flames“です。直訳すると火”flame“に”fuel“を足す”adding“となりますが、どのような意味になるのでしょうか。

 

adding fuel to the flames“は「火に油を注ぐ」という意味になります。

日本語でも「火に油を注ぐ」はよく使う表現ですよね。意味としては、「ただでさえ危ないものに勢いをつけ、事態を悪化させること」「激しい憎悪や恋情をあおること」となります。

 

「火に油を注ぐ」は”bring oil on the fire“のように、”oil“を使うこともあります。

(例文)

Aさん

She inadvertently added fuel to the flames while trying to calm his anger.

訳)彼の怒りを鎮めようとするのに、彼女はますます火に油を注いでしまった。

“fuel change”

続いては”fuel change“です。”fuel change“は「変化を促進させる」という意味です。

※”change“ではなくても、「~を促進させる」という表現が当てはまれば、他の単語も利用することができます。

 

この”fuel change“という表現は、「燃料を入れる」という意味が派生して、「促進させる」という意味になったと考えられます。

例文でイメージを付けてみましょう。

(例文)

Aさん

You can not solve a big problem alone, but together we will fuel change”

訳)一人では大きな問題を解決できないが、力を合わせれば変化を起こせるだろう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は”fuel“についてご紹介しました。最後までご確認いただければ”fuel“の単語はばっちりですので、ぜひ実践でも使ってみましょう。