今回は、「誘惑って英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「誘惑に負ける」「誘惑が多い」など、誘惑にまつわる英語も併せて見ていきましょう。

また、記事の後半では、「誘惑」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「誘惑」という言葉の意味は?

「誘惑」という言葉の意味は?

「誘惑」という言葉は、誰かを特定の行動に誘い込むことや、自分がしたくないことをしてしまう気持ちを指します。

お菓子が食べたいけどダイエット中だから我慢しようとするとき、甘いお菓子という存在が誘惑になります。このように、誘惑は人を引き寄せる魅力や、自分の気持ちとの葛藤を表す言葉です。

なお、「誘惑」は食べ物に対して使われるほか、さまざまなシーンで用いられる表現です。

たとえば、恋愛においても「誘惑」という言葉が使われることがあり、誰かに対して特別な感情を抱くとき、その相手からの魅力的なアプローチや行動が「誘惑」として表現されることがあります。

このように、「誘惑」という言葉は、食事、恋愛、ビジネスなどさまざまな場面で用いられています。

「誘惑」は英語でなんていうの?

では、「誘惑」とは英語で何と表現するのか見ていきましょう。

「誘惑」という言葉は英語で「temptation」「lure」と表現されます。それぞれの単語の意味や違いも含めて解説します。

temptation

temptationは誘惑、誘惑物、誘惑の魔手、心を引きつけるものという意味の名詞です。

何かをしたいという欲望がある一方で、それが望ましくない行動であることを理解している状態を表すときなどに用いられます。

自分の意志に反して引き寄せられる感情を強調するニュアンスがあると覚えておきましょう。たとえば、「誘惑に負ける」というような文脈で使われます。

Aさん
She felt a strong temptation to eat the chocolate cake.
彼女はチョコレートケーキを食べたいという強い誘惑を感じた。

lure

lureは、誘惑するもの、魅惑、魅力、おとり、擬似餌、ルアーという意味の名詞です。動詞として用いられることもあります。

「lure」は、誘惑するための手段や魅力的な様子を強調する言葉です。

釣りで魚をおびき寄せる道具をルアーと言いますが、「魚を誘惑する手段→lure→ルアー」と理解できます。

Aさん
The advertisement was designed to lure customers into buying the product.
その広告は顧客を引き寄せて商品を購入させるようにデザインされていた。

「temptation」と「lure」の違い

「temptation」は内面的な欲望や感情に焦点を当てているのに対し、「lure」は外部からの影響や誘引に重点を置いています。

たとえば、「temptation」は誘惑に対して自分自身の感情をコントロールするシーンで用いられることが多いですが、「lure」は他者や環境によって引き寄せられる様子を強調します。

このように、「誘惑」は英語では「temptation」や「lure」と言いますが、それぞれ異なるニュアンスがあるため理解しておきましょう。

「誘惑」にまつわる英語

「誘惑」の英語表現を押さえたうえで、誘惑にまつわる英語表現をいくつか見ていきましょう。

誘惑する

「誘惑する」は英語で「to tempt」というフレーズを使って表現します。

心を迷わせて特定の行動に引き寄せたり、望ましくないことをさせようとしたりするときに使う表現です。

Aさん
He tried to tempt her into eating dessert even though she was on a diet.
彼は彼女がダイエット中なのにデザートを食べるように誘惑しようとした。

誘惑に負ける

「誘惑に負ける」は、自分の意志や決意を崩して誘惑に従うことであり、英語では「to give in to temptation」というフレーズで表現します。何かをしたくないと思っていても、最終的にはその欲望に従ってしまう状態を表現します。

Aさん
Despite her diet, she gave in to temptation and ate the cake.
彼女はダイエット中にもかかわらず、誘惑に負けてケーキを食べてしまった。

誘惑が多い

「誘惑が多い」は、周囲に魅力的なことや状況が多く存在することを示し、英語で「to be surrounded by temptations」と言います。

Aさん
Living in a big city, he found himself surrounded by temptations everywhere.
大都市に住んでいる彼は、どこにいても誘惑に囲まれていることに気づいた。

「誘惑」を表現するスラング

「to be a sucker for something」は、特定のものに弱い、または簡単に誘惑されるという意味のスラング表現です。

自分自身の好みや趣味のものが目の前にあると、つい誘惑されて心が揺らぐときなどに用いられます。

Aさん
I’m a sucker for chocolate; I can never resist it.
私はチョコレートに弱いので、決して抵抗できない。

「誘惑」を使った英会話例文

「誘惑」を使った英会話例文

最後に、「誘惑」の英語表現を使った英会話例文を紹介します。

【英会話例文1】

Aさん
He keeps trying to tempt me to go out for drinks after work.
彼は仕事の後に飲みに行こうと私を誘惑してくる。

Bさん
Just remind him that you have an early morning tomorrow.
明日早いってことを彼に思い出させればいいよ。

【英会話例文2】

Aさん
There are so many temptations in the city, especially when it comes to shopping.
この街には誘惑がたくさんある、特に買い物に関しては。

Bさん
True! I have to keep my credit card hidden to avoid giving in.
ほんとに!誘惑に負けないようにクレジットカードを隠しておかなきゃ。

【英会話例文3】

Aさん
I’m such a sucker for sweets. I can’t say no to ice cream!
私は甘いものに弱い。アイスクリームには絶対にノーと言えない!

Bさん
You should treat yourself once in a while. It’s okay to indulge in those temptations.
たまには自分にご褒美をあげるべきだよ。そんな誘惑に耽るのもいいと思う。

まとめ

今回は、「誘惑」という言葉の意味や、「誘惑」の意味する英語について紹介しました。

誘惑は英語で、「temptation」や「lure」と表現するのが基本ですが、それぞれニュアンスや使用するシーンが異なります。

同じ「誘惑」を表現する英語でも、どのような意味の誘惑を表現したいのか、使用するシーンなどで選ぶべき単語が異なるため、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

また、実際に使える英語例文も紹介しているので、実際の場面を想像しながら、英語学習の参考にしてください。

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