今回は、「思い出」という表現を英語でどう言うのかについてご紹介していきます!「思い出」と言えばmemoryを思い浮かべる方は多いと思いますが、実はそれ以外にも使える英単語があるのです。また、その「思い出」に関連する動詞や表現も一緒に載せていますので、ぜひ一緒に使ってみてください。名詞は覚えれば語彙力がつきますが、英会話メインで頑張っている場合会話で使えなければ意味がありませんからね。表現や動詞もセットで覚えて例文を覚えた方がよほど効率よく英会話の習得ができるでしょう。

英語で「思い出」は?

英語で「思い出」は?

ではまずは、「思い出」を表す英語の名詞には何があるのかを見ていきましょうか。それぞれの持つニュアンスの違いを理解し、どんな場面で使えそうか想像してみてくださいね。

memory

まずはおそらく皆さんがまっさきに思い浮かべたであろうmemoryから。こちらは一般的に使えるものですが、注意点としては普通は複数形で使うことですかね。思い出は数えられるものとするのが英語圏の考え方で、それは1つではないことが多いためです。もちろん単数形としても使えるので必要に応じて変えてみてください。

Aさん
I have many good memories in London.
訳)ロンドンには良い思い出がたくさんあるんです。
Bさん
So you wanna go back there again?
訳)じゃあ、ロンドンに戻りたい?

recollection

recollectionも「思い出」という意味です。こちらは「もう一度」を表す「re-」に、「収集する」という意味がある「collection」があるので、文章があれば文脈などから「思い出」という意味であると推測ができる単語です。

memoryよりは少しフォーマルな表現で、日本語的には「回想」や「記憶」といった言葉も合います。何かが引き金となってあることを思い出すというよりは、意識して何かを思い出すニュアンスがあります。

Aさん
I have no recollection of meeting her before.
訳)彼女と会った記憶は全くありませんね。

reminiscence

あまり聞き馴染みがない方も多いreminiscenceは、「回想」、「追憶」などの和訳が合います。難しいように思えますが日常会話で使ってもそこまで違和感がないものなので、がっつりフォーマルな表現かと言われればそうではありません。

過去に思いを馳せ、懐かしんで思いにふける感じで使います。

Aさん
There is a reminiscence of his father in the way he talks.
訳)彼の話し方は彼のお父さんを思い出させますね。

「思い出」に関する英語表現

「思い出」に関する英語表現

では、今度は「思い出」に関する英語表現を見ていきましょうか。「恋しい」や「昔よくしたこと」など、過去のことを思い返す時に使えるものを集めてみました!

miss

I miss you.の表現で知られているmiss。こちらは「〇〇が懐かしい、恋しい」という意味で、皆さんよくご存知ではないでしょうか。

Aさん
I love here, but I miss my home town.
訳)ここが大好きなんだけど、故郷が恋しくなっちゃった。
Bさん
I know. When you feel sad, just call me.
訳)わかる。悲しくなったら電話してよ。

used to

こちらは「昔よく〇〇した」という表現です。思い出として何かを思い出した時、それを他の人に伝える際に使えますよ。

Aさん
I used to buy some snacks here when I was around 10.
訳)10歳くらいの時にはよくここでお菓子を買ってた。
Bさん
I’ve never heard of it! I also used to come here!
訳)それ初めて聞いた!私もよくここに寄ってたんだよ!

まとめ

「思い出」と一口に言っても、英語だと何種類か名詞があってそれぞれに少し違ったニュアンスがあることがわかりましたね。一般的なmemoryだけを覚えておいても良いですが、表現の幅を広げられるという意味では知っておいて損はありませんよね。また、会話中に、より自分の思うこととマッチした単語を使いたいなと思った時に、複数の選択肢があると思い通りのことがサッと言えます。また、「思い出」に関連した英語表現では、恋しく思うことや昔よくしたことをどう言うのか学びました。これらを使って自分の過去を紹介することができれば人との距離もグッと近づくはずです。もし海外に行ったら、日本では何をしていたのかなど言ってみましょう。