今回は、英語で「階段」をどう言うのかについて解説していきます。イメージしやすい簡単な名詞であるにも関わらず、英語には一口に階段と言っても色々な言い方があるんですよね。だから一般的に階段という一言で言えてしまう日本語を使う人にとってはちょっと難しい・・・！しかし、違いを理解すればその単語のイメージが更新されるので、これからはその新しいイメージで学習を続けていきましょう。
Stairs
一般的な階段を表したいならStairsです。ポイントは複数形になっているところですね。英語は日本人の感覚から言えば思わぬものの複数形にすることがありますが、階段もそうです。ズボンやメガネや耳などと同様に複数形にしないと正しくはないので、階段は複数形で使うものと覚えておきましょう。
一応辞書的な意味では、建物の階と階をつなぐものを表すとされています。
Steps
もう一つ「階段」を表す英語があって、それがStepsです。こちらもStairsと同様複数形で使うことを意識してくださいね。ステップが何段も重なって階段を成すと考えればわかりやすいでしょう。
StepsがStairsと違うのは、単純に段になっているものであればStepsで表すという点です。だから日本語的には階段と言えるほどの段がなくてもStepsは使えます。
StaircaseとStairway
一応上記の2つを覚えておけば「階段」の英語表現はOKなのですが、Staircaseも日本語で訳すなら「階段」です。階段だけでなく、手すりなど階段の周辺のものを含んで使う言葉です。
また、Stairwayはway「道」とあることから、階段と繋がる通路のようなニュアンスが強く出ている単語です。微妙な違いですが、日常会話では英語圏の方たちはこれらを明確に使い分けているので覚えておきくべきでしょう。
「階段」にまつわる英語表現
では、ここからは階段をいう英語を使う際に一緒に使いたい動詞などを交え、よく使う英語表現をご紹介していきましょう！ただ単語を覚えただけでは文章にならないので、せめてよく使われるフレーズだけでも目にしておきたいところです。
階段ですから当然上り下りしますよね。そこで使いたいのがこちらの表現。
- 「階段を上る」：go up the stairs
- 「階段を下りる」：go down the stairs
UpとDownで使い分けができるのでこちらは覚えやすいです。
How can I get to the station?
訳）駅までどうやって行けばいいですか？
Go up the stairs, the turn right. You will see it on your left.
訳）階段を上がって右に曲がってください。そしたら左手に見えてきますよ。
階段による事故も起きているので、それに関連するものならこちら。
- 「階段（足）を踏み外す」：slip on the stairs
- 「階段（段差）があるから気を付けて！」：Watch your step.
Last year, my gramma sliped on the stairs and broke her left arm.
訳）去年、うちのおばあちゃんは階段から足を踏み外して左腕を骨折しちゃったんだ。
Is she alright now?
訳）今は大丈夫なの？
このWatch your steps.というのは、電車のホームなどの階段がある時に使います。家では、たとえ来客が来ても大体階段がある場所というのはわかりますから、あまり使わないかもしれません。
最後に、階段の種類を英語で表現する方法を学んで終わりましょう。
- 「非常階段」：emergency staircase
- 「螺旋（らせん）階段」：spiral staircase、winding stairs
- 「外階段」：outdoor stairs
Don’t you think we need an emergency staircase?
訳）非常階段が必要だと思わない？
No. I want a spiral staircase in our new house.
訳）ううん。新築には螺旋階段の方が欲しい。
Oh, you like good-designed house, I know.
訳）ああ、そうか、君はデザイン重視の家が好きだったね。
階段を言い表すのにStairs、Steps、Staircase、Stairwayのどれを使っているのか、どうしてそれを使うのかをイメージできれば暗記も素早くなるでしょう。
まとめ
何となく、名詞だから簡単だと思っていた「階段」も、いざ英語にしてみると意外と言い方にバリエーションがあることがわかりましたね。基本的にはこちらで紹介した4つのStairs、Steps、Staircase、Stairwayを覚えておけば大丈夫です。あとはそれぞれのイメージを更新して、瞬時にそれぞれの階段を思い浮かべられるようにしましょう。
イギリスをこよなく愛するイギリスマニア。ハリー・ポッターがきっかけでイギリスに興味を持ち、高校生の時に友達2人でオックスフォードへ語学留学。帰国後、懲りずに大学でエディンバラ大学へ交換留学。すべての費用はアルバイト代でまかない現地で大放出。イギリス英語を独学で学び、発音もスペルも高校時代からイギリス流にしたことでテストで×をくらうもやっぱり懲りない。今もイギリスを推し続けている。