「犬」の英語は“dog”だけじゃない！世界で人気のワンちゃんたちの世界

英語で「犬」といえば”dog”ですが、それだけではありません。くだけた表現のバリエーションが豊富で、警察犬や盲導犬、猟犬など関連する英単語も盛りだくさん。

そして「犬がかわいい」と感じるのは万国共通。犬の話題は、英会話のトピックとしてもぴったりです。

今回は「犬」を表す英語のバリエーションや、人気犬種の英語名をご紹介。飼っているワンちゃんを自慢するときに使える英語表現も解説します。

身近な存在のに、意外と知らない英単語が多い「犬」。犬にまつわる英語をおさえて、話題の幅を広げてください。

様々な「犬」を表す英語表現

たくさんある！「犬」を表す英単語

■Dog、Doggy、Pooch、Doggo

もっとも一般的な「犬」の呼び方は、やはり”dog”です。

”doggy（ドギー）”は日本語の「ワンワン」にあたる言葉で、小さい子どもたちも使います。”pooch（プーチ）”は「犬」のカジュアルな表現。

”doggo（ドッゴ）”はSNSなどのインターネット上で流行した、新しいスラング。中型~大型の成犬を指すことが多いようです。

「ドッゴ」というユニークな言葉の響きから、「ちょっと間抜けなワンちゃん」といったニュアンスがあります。よく犬のおもしろ画像などに添えられている言葉です。

■Pup、Puppy

”pup（パプ）は「子犬」という意味。1歳以下の犬を指します。カジュアルな言い方だと”puppy（パピー）”です。

盲導犬候補の子犬を自宅で育てる「パピーウォーカー」は、英語では”puppy raiser（パピー・レイザー）”。子犬（puppy）を育てる（raise）役割を持つ人、という意味ですね。

■Canine

”canine（ケイナイン）”は「犬」や「犬のような」という意味を持つ英単語。ややかたい表現です。”canine tooth”で「犬歯」という意味になります。

■K-9、K9

”K-9（ケー・ナイン）”とは、「警察犬（police dog）」のことです。”K9”でもOK。”canine（ケイナイン）”と発音が似ていることからこう呼ばれており、警察犬のチームは”K-9 unit”です。

■Guide dog

視覚に障害がある人と並んで歩く”guide dog（ガイドドッグ）”は「盲導犬」です。アメリカでは”seeing eye dog”とも言います。

手や足に障害がある人を手助けするのは、”assistance dog”。アメリカでは、”service dog”の方が一般的な呼び方です。日本語では「介助犬」ですね。落としたものを拾ったり、ドアの開け閉めをしたりと日常生活の補助をしてくれます。

■Hound

”hound（ハウンド）”は「猟犬」。狩猟に使われる犬のことです。houndは能力別に種類が分かれており、こちらの2種類が代表的です。

scent hound（嗅覚ハウンド）：　優れた嗅覚で獲物を追う。ビーグルなど。

sight hound（視覚ハウンド）：　視覚による狩りが得意な猟犬。アフガンハウンドなど。

猟犬は犬種によってさまざまな能力があり、狩りの仕方も異なります。

日本や海外で人気の犬種を英語で言うと？

日本や海外で人気の犬種の英語名を一覧にまとめました。

小型犬

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル	Cavalier King Charles Spaniel
ヨークシャー・テリア	Yorkshire Terrier
トイ・プードル	Toy Poodle
シー・ズー	Shih Tzu
ミニチュア・シュナウザー	Miniature Schnauzer
ポメラニアン	Pomeranian
チワワ	Chihuahua
ダックスフント	Dachshund

中型犬

フレンチ・ブルドッグ	French Bulldog
ボストン・テリア	Boston Terrier
柴犬	Shiba
ビーグル	Beagle
バセット・ハウンド	Basset Hound

大型犬

ラブラドール・レトリーバー	Labrador Retriever
ゴールデン・レトリーバー	Golden Retriever
ジャーマン・シェパード	German Shepherd
ボクサー	Boxer
シベリアン・ハスキー	Siberian Husky
バーニーズ	Bernese Mountain Dog

かわいい犬のしぐさを英語で自慢しよう

「飼っているワンちゃんのかわいいしぐさを、英語で自慢したい！」というときに役立つ例文集です。英語では、犬の性別に応じて”he”か”she”を主語にします。

かわいい犬のしぐさを英語で言ってみよう

■顔をなめる

「~の顔をなめる」は”lick ~’s face”。「私の顔をなめる」なら”lick my face”です。

ちなみに犬が人の顔をなめるのは「その人のことが好き」という意味だそう。

■寝転がる

「寝転がる」は”roll over”。犬が寝転がってお腹を見せるしぐさもかわいいですね。そばにいる人を信頼して、安心しきっている様子が伺えます。

”tummy（タミー）”は、「お腹（stomach）」の幼児語です。

■前足を置く

犬が小さな前足を飼い主さんの腕などに置くしぐさもかわいいもの。「~に前足の片方を置く」の場合は、”put his / her front paw on ~” で表します。

”paw”は「動物の足」という意味。「前足」が”front paws”で「後ろ足」が”back paws”です。

■顔をこすりつける

飼い主さんに顔をスリスリするのも、犬の愛情表現の一つ。「かまって！」という気持ちから出る行動です。

「~に顔をこすりつける」は”press his / her face against ~”。

■しっぽを振る

犬がうれしいときにしっぽを振る様子もかわいいですね。「しっぽを振る」と言いたいときは、”wag（ワグ）”を使います。

犬のしぐさを自慢するときに使う英語

■かわいい

「うちの子はとにかくかわいい！」と言いたいときに使えるのは、こんな言葉です。

adorable

cute

pretty

lovely

sweet

「~しているときがかわいい」と、しぐさを含めて言いたいときはこんな風に言えばOK。

■賢い、人懐っこい、明るいなど

 「かわいい」以外の犬をほめる言葉はこちら。

賢い：　smart

人懐っこい：　friendly

明るい：　cheerful

遊び好き：　playful

優しい：　gentle

まとめ

定番の”dog”だけでなく、”doggy”や”puppy”、”doggo”など「犬」を表す英単語にはたくさんの種類があります。犬のしぐさを英語で何と言うか少し覚えておけば、飼っているワンちゃんを自慢することもできますね。

「犬が好き」という気持ちに国境はありません。「犬のこんなところがかわいい」など、英語での会話が盛り上がること間違いなし。犬にまつわる英語表現をおさえて、外国の友達との話題の一つにぜひどうぞ。