小学校で外国語が必修化されて5年、子どもの英語学習環境は急速に変化しており、塾や習い事など、始めている子はどんどん進んでいるというのが現実です。
そんな中、「子どもにオンライン英会話を習わせたい」「オンライン英会話ってどんな感じ?」と思っている保護者の方も多いでしょう。
オンライン英会話が気になるけれどなかなか踏み出せず、どうやって始めたらいいかもわからない、と人知れず悩んでいませんか。
今回は、オンライン英会話に関心はあるものの、決心がつかず迷っている保護者の方へ向けて、Kiminiオンライン英会話を受講した感想を正直にレビューするとともに、保護者目線でのレッスンの考察を紹介していきます。
レッスン紹介
Kiminiオンライン英会話とは、教育業界で80年以上の実績を持つ学研が運営するオンライン英会話です。
全国200以上の小中学校、高校など、さまざまな教育機関で導入されています。
まずは今回受講したレッスンについて、コースやレベル、テキスト内容などを紹介します。
受講コース
今回受講したのは、小学生の英会話2です。
単語と簡単なフレーズのインプットを中心に、使える実践的な英会話を学んでいくコースです。
「new(新しい)」「tall(背が高い)」「small(小さい)」など、ものや人を説明する形容詞をはじめ、「happy(嬉しい)」「bad(悪い)」「sad(悲しい)」といった気分や体調を表す表現を学ぶことで、自分の意見を少しずつ言えるようすることを目標としています。
「小学生の英会話2」の1つ前のレベルとして、「小学生の英会話1」がありますが、こちらも小学1年生から(未就学児も可)を対象としたコースです。
英語を音で覚えながら、好きなものや今日の天気、時間や曜日など、身近なものを英語で話せるようになることを目指します。
レベルと内容
小学生の英会話2で学習する内容は、月や日付、数字、教科など、学校や生活に密着した内容が中心です。
どれも英語の学び始めとしてふさわしく、会話の基礎になる重要単語を覚えることを目指します。
小学生の英会話で習う英語
- 国名
- 月、日付
- 職業
- 感情表現
- 形容詞
- 61〜900までの数字
- 教科
- 建物
- スポーツ
- 前置詞
- 動詞
小学生の英会話2は、Lesson 1からLesson 46までで、最後に全46レッスンの確認テストがあります。
Lesson 1 | くにの なまえ |
Lesson 2 | 1がつから 12がつ |
Lesson 3 | いきたいくにを こたえよう |
・ ・ |
・ ・ |
Lesson 46 | きょうしつですることを はなしてみよう (2) |
Lesson 47 | テスト |
レッスン数が多く感じるかもしれませんが、1レッスンは25分と一般的な学校の授業の半分くらいです。
毎日でも無理なく受講でき、段階的に少しずつステップアップしていくことで、お子様の英語力がゆっくりと確実に伸びていきます。
レッスンの流れ
小学生の英会話2のレッスンの流れを紹介します。
1. いってみよう! | イラストを見ながら、身近なものを英語で言えるよう練習する。 |
2. かいわの れんしゅうをしよう (応答パート) |
レッスンで学習するキーフレーズを確認する。 実際の日常生活でどのように使われているのか、イラストを見ながら講師と一緒に読み合う。 キーフレーズを使って、講師の質問に答える練習をする。 |
3. かいわの れんしゅうをしよう (質問パート) |
キーフレーズを使って、講師に質問をする練習をする。 |
4. やってみよう! | 習った単語やフレーズを使って、講師と簡単なアクティビティを行う。 |
子ども向けの英会話では、「聞かれたことには答えられるが、自分から質問することができない」ということがたびたび問題点として指摘されてきました。
小学生の英会話2は、講師にも同じ質問をするようなテキスト構成になっており、短くてもしっかりと、相手と会話のキャッチボールができる力を養えるように設計されています。
Kiminiオンライン英会話には、どのレッスンにも必ず復習ページが用意されていますが、小学生の英会話2の復習には、単語の読み書きが練習できるシートが載っています。
レッスンではスピーキングとリスニングを、復習ではリーディングとライティングが学べるようになっているので、英語に必要な4技能の向上が期待できるでしょう。
レッスンレビュー
では、小学生の英会話2を受講してみたレビューをご紹介していきます!
今回受講したのは筆者の娘で、公立の小学校に通う5年生です。
受講者:小学5年生
英語レベル:簡単な単語と意味はわかるが、完璧には書けない。
現在の学校の授業に関しては、「今年のALTの先生は好き、楽しいときとそうでもないときがある」のだそうです。
今回のレビューを紹介するにあたり、娘には事前に簡単なアンケートを用意しておき、レッスン後にすぐ記入してもらう形で聞き取りを行いました。
率直な感想
先生は、笑顔で、優しい雰囲気だった。
またやりたい。
講師は女性で、とても口調が柔らかく、ゆっくり話してくれていました。
娘は、初対面でいきなり仲良く慣れるタイプではなく、時間をかけて徐々に心を開いていくタイプなので、「先生が優しい」と「先生の笑顔」というのは、とても重要なポイントでした。
受講までじつはあまり乗り気ではなかった娘ですが、感想に「またやりたい。」と書いてあったのには驚きました。
詰め込みすぎずに程よい内容で、むしろもう少しやりたいな、という余力が残るようなレッスンは、継続の大きなモチベーションにつながると思っています。
面白かったところ
少しだけだけど、食べたご飯のことを話したりして面白かった。
小学生の英会話2のレッスンの魅力が、この2行にギュッと詰まっています。
やはり、英語を楽しいと思うのは、自分が英語を話せること、英語で通じ合える喜びなのだと、改めて感じました。
お気に入りの月、というのは、おそらく誕生月のことでしょう。
家で家族の誕生月から教えていたこともあり、とても身近で話しやすいトピックでした。
食べたご飯の話ができたのも、講師との会話がしっかり成り立っていた証拠ですね。
聞いているだけ、質問に答えるだけの一方的な話では、本当の英会話ではありません。
たとえ知っている単語が少なくても、自ら話せる機会を与えてくれるというのが、このレッスンの強みといえるのでしょう。
難しかったところ
難しかったところはまったくなかったそうですが、これはおそらく娘が小学5年生だったからではないかと思います。
というのも、現在の小学5年生は、3年生から外国語活動が必修化されており、すでに学校で2年間英語に触れてきているんですね。
小学生の英会話2は、小学1年生〜を対象としており、未就学児でも受講できるくらいの難易度のため、5年生とっては特別に難しいと感じる部分はなく、純粋に英会話を楽しめたのでしょう。
また、英語を話す先生との対面授業を経験してきているので、英語への恐怖や抵抗がなく受講できたのも大きいのではないかと思われます。
保護者目線での考察
今回小学生の英会話2を受講してみて1番強く感じたのは、英語の習い始めの時期に特におすすめだということです。
絵を見ながら単語を覚えていくというのは、英語学習の基礎の基礎であり、楽しんで発話量を増やせるレッスンは非常に貴重な機会です。
日本語に囲まれた生活では、英語を自ら使う経験はなかなか多くできないもの。
学び始めの時期かそれより少し前に、英語に親しみ慣れておくことで、その後の英語学習が格段にスムーズに進んでいきます。
すでに小学4年生、5年生になっていても、決して遅いなんていうことはありません。
学校の英語の授業が楽しめない、英語を好きじゃなくなってきている、といったお子様こそ、ぜひ試してみていただきたいです。
できれば本格的な文法学習が始まる中学校の入学前に受講を終えて、万全の状態で最初の英語の授業を迎えられるのが望ましいでしょう。
まとめ
Kiminiオンライン英会話の小学生の英会話2を受講した感想を正直にレビューするとともに、保護者目線でのレッスンの考察を紹介しました。
小学生の英会話2は、小学1年生から受講を想定した、英語の学び始めに最適なコースです。
対象学年にかかわらず、英語を楽しく学び、話せる力が身につけられる充実したレッスン内容になっています。
最初は苦手意識があっても、受講していくについれて、
「英語がわかる」→「ちょっと楽しいかも」→「もっとやってみたい」
こんな風に、英語に対する気持ちの変化を感じられる瞬間が必ず訪れます。
子どもの英語学習のスタートに、まずはKiminiオンライン英会話で英語の楽しさ・面白さを体験してみてはいかがでしょうか。