コロナの規制も緩和され、フィットネス通いの再スタートを心待ちにしていた人も多いのでは。

緩んでしまった腹筋を引き締めたい!

そんなモチベーションで臨む人も多いことでしょう。
「緩んでしまった腹筋を引き締めたい!」このフレーズ、英語ではどのように言うのでしょう。

「筋肉」は「muscle」ですよね。

では英語で「腹筋」は?「緩む」とか「鍛える」って?

本格的なジム通いをしている人でなくても、このような会話は日常でよく耳にしますし、話題にのぼることもしばしばあります。
しかしボディパーツは英語で言えても筋肉パーツまでは…という人も多いのでは。

ここでは腹筋をはじめとした、ボディパーツならぬ筋肉パーツの英語と、それらの単語と一緒に使える便利フレーズもあわせてご紹介!

「腹筋」は英語で?

まずは名詞としての「腹筋」を英語で何と言うのか、腹筋にあたる表現を下記にリストアップしました。

  • Abdominal muscle
  • Abs
  • Stomach muscles

この3つはどれも「腹筋」を表します。
まず最初の「Abdominal muscle」、これは医学的な場面でも使われる腹筋の正式名です。病院に行ったり、腹筋について深い話にでもならない限りは日常で耳に触れることはそう頻繁にはないでしょう。

そしてその「Abdominal muscle」が省略されたのが2番目の「Abs」

通常、日常会話で出てくる腹筋といえばこの「Abs」が一般的です

最後の「Stomach muscle」は、直訳すると「おなかの筋肉」。そのままなので覚えやすいですね。
腹筋というと胸の下から鼠径(そけい)部まで広がる全体の筋肉のことを指しますが、「Stomach muscle」というとより文字通り「おなか周りの筋肉」となるので、腹筋の中でも中心部位を指すニュアンスで使われることが多いです。

使用頻度としては「Abs」ほど高くはありませんが、こちらも日常会話の中で「腹筋」として自然に使われます。

Six pack

鍛え上げられてくっきり割れた腹筋をよく「Six pack」と表現します。
日本でも6つに割れた腹筋をシックスパックと言いますよね。
ここで、複数形なのに「s」がつかないことに対して、おや、と思った方もいるかもしれません。
この場合、複数形だからといって「Six packs」とはなりません。
しかし「Six pack abs」というように「abs」の単語に「s」が必ずつくということを覚えておきましょう。

腹筋以外の筋肉パーツ

胸筋(大胸筋・小胸筋)

「胸筋」は英語で「Pectorail muscle」と言います。
ちなみに我々の胸部にある「大胸筋」は「Pectorail major muscle」
そして、あまり馴染みはありませんが、大胸筋の奥にあるインナーマッスルの「小胸筋」は「Pectrail minor muscle」といいます。

よく、マジョリティ・マイノリティという言葉を耳にします。「major」という単語は何かを比較したときに、その対象物の程度、大きさ、規模などの数字の大きいほう、つまり「過半数」を指す単語で、その対義語が「minor」(マイナー)です。

実際、同じ胸筋でも筋肉量は小胸筋に比べてはるかに大胸筋の方が範囲も広く量も多いです。
漢字でも「大」が使われているように、大胸筋に「major」が使われているのはそのためですね。

日本語でも「大胸筋」「小胸筋」などといった単語自体は、日常で使う機会はそう多くないと思いますが(笑)この「major/minor」の使い方を頭に入れておくと日常のあらゆる場面で活用することができます。

腹斜筋

「腹斜筋」は腹筋の両サイドにあるいわゆる「くびれ」をつくるための重要な筋肉!
そんな腹斜筋は英語で「Oblique muscle」。発音記号は「oʊˈbliːk」 で「ブリィク」というように「li」を少し長めに発音します。
さて、この「Oblique」自体の単語の意味は「斜め」です。日本語でも腹斜筋を表す漢字に「斜」が使われているので、単語の意味さえ理解できれば意外と覚えやすいのでは。

背筋

こちら想像に難くありません。そのまま「Back muscle」です!

上腕二頭筋

いわゆる「力こぶ」の部位を指す腕の筋肉「上腕二頭筋」

こちらは英語で「Biceps brachii muscle」

「バイセプス ブライキーアイ」発音が少し複雑ですね。
人によっては「brachii」の部分を「ブラッキーアイ」と言ったり、最後の「アイ」を発音しない代わりに「ブライキィー(気持ち長めに)」と言ったりもします。
どれも間違いということではありませんが、ベーシックな英語の発音はこの「バイセプス ブライキーアイ」となります。

上腕三頭筋

上腕三頭筋といわれると、あまりピンときませんが「ふりそで」というと、ハッとする人も多いのでは(笑)力こぶの反対側にあたる、いわゆる二の腕と呼ばれるところですね。

この上腕三頭筋、英語では「Triceps brashii muscle」ここで勘のいい方はピンと来たはず。

「Tri」は「3つの」そして「Bi」は「2つの」という意味を持ちます。
3つの角を持つ恐竜 Triceratps(トリケラトプス)、3つのタイヤで動く Trycycle(三輪車)
2種類の異なる色で成り立つデザインは Bicolor(バイカラー)、3色だと Tricolor(トライカラー・日本ではトリコロールの方が馴染みがありますね)、Bilingual(バイリンガル)、Bisexual(バイセクシャル)…など。

日本語でも英語でも少し難しい上腕筋ですが、このコツさえ掴んでしまえば後ろの「Brachii」をくっつけるだけ!
単語を覚える時は、その単語だけを頑張って覚えようとするのではなく、ほかの単語との共通点や使い方にも目を向けてみると覚えやすい+ほかの単語もついでに覚えられるという利点も!

大殿筋

キュッと上がったお尻を叶えるためにはこの大殿筋の強化は必須。
「Gluteus maximus」が大殿筋の英語となります。「Gluteus」は臀部の筋肉のことを指します。「Maximus」は「最大」の意味。
「Gluteus maximus」=「大殿筋」納得です。

臀部の筋肉はこの大殿筋だけではなく、中殿筋、小殿筋つまり「大、中、小」とあります。こうなると一緒に覚えたほうが覚えやすいので一挙のご紹介。

  • 殿筋:Gluteus maximus
  • 殿筋:Gluteue medius
  • 殿筋:Gluteus minimus

Max, Med, Miniこれらは日本語でもなじみのある単語です。よくGmax,Gmed, Gminなどというように省略されることもあります。

ハムストリングス

これまでの日本語から少し想像に難しかった英語の筋肉名が多々ありましたが、ハムストリングスに関しては意外とそのまんま「Hamstrings」です!

「腹筋運動」を英語で言うと?

「腹筋運動」を英語で言うと?

日本語だと筋肉としての「腹筋」のほかに、「腹筋運動」も「腹筋」と表しますよね。ですが、英語だと腹筋運動には全く別の表現があります。
腹筋を鍛える運動にもいろいろありますが、皆さんがよく知るおしりと足を地に着け、膝を曲げた状態から状態を起こす腹筋運動は英語で「Sit-ups」と言い表します。

「Sit-ups」に限らず、腹筋を鍛える運動全般を言いたいときは「Abs exercise」や「Abs workout」なんて表現が一般的です。

ぷにぷに、ぽっちゃり、ふっくらを表現するには?

「もー、この緩みきったおなかどうにかしたい!」

「えーでもぼくはこのぷにぷにが好きなのー。」

こんな何気ない会話、英語ではどのような表現が適切なのでしょう。
日本語でもそうですが、他者の体に関する意見やコメントは、自分は意図してなくても表現の仕方によっては相手を傷つけかねません。しっかりそれぞれの単語の意味を把握したうえで、実践に移しましょう。

擬態語擬音語大国の日本では、柔らかいものを表現するときに「ぷにぷに」「ぽよぽよ」などといったオノマトペを使いますよね。響きもなんとなくかわいらしいため、あまり心に深く突き刺さる印象はそう強くありません(笑)

では英語ではどうでしょう。「ぷにぷに」などの柔らかい質感を表現できる英語は以下の単語です。

Chubby

ずばり、「ぽっちゃり」や「小太り」を意味するのがこの「Chubby」
よく赤ちゃんのほっぺや小さなこどものおなかから連想されるぷにぷに感ですが、大人に使うときは少し気を付けたほうがいいワードにもなります。

Aさん
I love baby’s chubby cheeks!
訳)もう、あの赤ちゃんのぷにぷにほっぺ最高!

赤ちゃんの体や、小さなこどものほっぺは思わず触れたくなるたまらないムチムチ感!

一方、同じ「Chubby」を使っても、相手が大人である場合や以下のようなシチュエーションの想定も必要です。

Aさん
Which one is Daniel?
訳)ダニエルってどの人?
Bさん
Can you see that guy standing beside the tall plants?
訳)あの大きな植物の横に立ってる男の人見える?
Aさん
Wearing a green shirt?
訳)ああ、グリーンのシャツ?
Bさん
No no, the other one.
訳)いや、違うその人じゃない方
Aさん
With glasses?
訳)メガネの?
Bさん
No, beside him.
訳)の横の人。
Aさん
Oh, the chubby guy?
訳)ああ、あのぽっちゃり?
Bさん
Ahh…..yep, that’s Daniel.
訳)……そうね。あれがダニエル。

知っているひとだからこそ口にしづらい、もし相手の耳に入れば失礼にあたるかも…。なんてこともありますよね。

しかし相手が大人であっても、近しい間柄であれば…

Aさん
I’m really fat. especially my belly look at this, I don’t like it.
訳)俺ほんと太った。特に見ろよこの腹、ほんとやになる。
Bさん
Why? I love your chubby belly!
訳)なんで?私はあなたのぷにぷにのおなか大好きなのに!

こんな会話も決して嫌味には聞こえません。

相手によってよくも悪くも受け取られる「Chubby」。使うときは相手との関係性を今一度再確認したうえでの使用をおすすめします!

Plump

こちらは日本語で言うところの「ふっくら」「ふくよか」といった表現できる形容詞のひとつ「Plump」

Aさん
This peach is very plump, juicy and delicious.
訳)この桃はふっくらしてとてもジューシーでおいしいの。

このように使う対象が体以外でも使えます。

Aさん
One of our neighbor who is a plump lady around 70s, she cares her outfit and looking always elegant.
訳)私たちのご近所さんのひとりに、ふっくらした70代くらいの女性がいるんだけど、いつも見た目に気を使っててエレガントなの。

「Plump」の場合はいわゆる「肥満」といわれる不健康な太り方というよりは、健康的な意味で「肉付きがよい」「丸々してる」「ふくよか」といったイメージで、聞こえ方も柔らかです。
「Chubby」のように赤ちゃんの丸々した感じを表すときにも「Plump」は使われたりもしますが、どちらかというと大人の女性に使われるイメージが強い単語といえます。
かと言って、全ての人に褒め言葉として受け取られるということでもないので要注意。

Pillowy

文字からも想像できる「Pillowy」は「Pillow」つまり枕のようにふわふわで柔らかいといった表現として使われます。

Aさん
I do like guys who have strong and pumped arms but honestly I prefer pillowy arms.
訳)筋肉質な腕の男性も好きだけど、実は柔らかい腕の方が好みなんだよね。

 

筋肉が緩むという日本語はたまに耳にします。

つまり筋力が落ちているだとか、太ってしまい脂肪がついて筋肉量が少なくなったいう意味合いですね。日本語では「緩む」「落ちる」といった表現をしたりもしますが、英語では「Lose」「Small」といった単語が適しています。

Aさん
I’ve been skipping gym so long I’ve lost my muscles.
訳)長い間ジム通いサボってきたから筋肉落ちちゃったよ。
Aさん
My father used to have built body but now it has gotten smaller and chubby.
訳)私のパパ前はムキムキだったけど、いまではすっかり筋肉なくなって太った。

鍛えるを英語で

腹筋にまつわる英会話フレーズ

腹筋をはじめとした筋肉やエクササイズに関する英語を紹介してきましたが、新しく知った単語は日常の会話に取り入れてどんどん活用していきましょう!
ここでは会話にそのまま使えるフレーズもご紹介!

Work out

ワークアウト「Work out」は日本語でも馴染みのあることばですね。
走ったり、筋トレしたりいろいろな「鍛える」に使えるのがこの「Work out」です。

Aさん
I really want to work on my abs.
本当に腹筋を鍛えたいの。

Bさん
Seriously? It looks flat to me.
ほんとに?僕には平らに見えるんだけど。

Aさん
It’s actually kind of chubby right now. I ate too much during my holiday.
実は、今はぽっちゃりしてるんだ。休みの間に食べ過ぎちゃって。

Bさん
I see. But don’t do it too much! You might get a six pack.
そうなんだ。でも、あんまりやり過ぎないようにね。シックスパックになるかもしれないよ。

Aさん
Oh, I don’t mind that though.
ああ、それでも私は気にしないけど。

Train

電車を意味する「Train」ですが、動詞「to train」にすることで鍛える、つまりトレーニングをするという意味で使えます。

Aさん
I had back pain and the doctor suggested to train my abs.
訳)腰痛があって先生に診てもらったら、腹筋を鍛えることを勧められたよ。
Aさん
Abs training twice for week is not so hard but it effects my belly for sure.
訳)週に2回の腹筋トレーニングってそうきつくないけど確実に効いてる。

Build up

筋肉の美しさを競い合うボディビルディング。そのまま「身体を造り上げる」意味から、「Training」や「Work out」などとは少し異なります。
「鍛える」の意味では同じ枠に入りますが、健康のためのトレーニングなどとは違い、いわゆる「ムキムキになる」ことを目的とする意味合いで使われるのがこの「Build up」
違いをしっかり理解して使いましょう。

Aさん
Building your body up so hard for….?
訳)何のためにそんなに身体を鍛えてるの?
Bさん
Being popular with girls with my built up body.
訳)ムキムキになってモテるため。
Aさん
I guess you have enough I mean your body not your popularity with girls. Building body too much can be turn girls off.
訳)今でも十分じゃない?言っとくけど十分にモテてるって意味じゃないからね。
あんまりマッチョすぎると逆に引かれたりしちゃうかもよ。

Bさん
Okay… I remind it….
訳)わ、分かった、覚えとくよ…。

※buit up body
「鍛えられた体」というように名詞として表現するときはBuildの過去形「Buit」を用います。

筋肉痛

筋肉痛

運動したあとにつきものなのが筋肉痛ですよね。
検索すると「Muscle pain」「Muscle ache」などと出てきたりもしますが、どちらかというと「Sore」の単語を使うのが一般的です。Muscle painも筋肉痛と捉えることもできますが、身体に何かしらの問題があって痛みが出ている状態にも受け取れます。

「痛い」といえば「Pain」の単語がすぐに浮かんできますが、痛いの単語もPainのほかに「Sore」「Hurt」などがあります。
「Sore」は肉体的なな痛みを表すとき、特に筋肉痛のような痛みやひりひりするような痛みを表現したいときに使われます。「Hurt」は怪我などによって引き起こされる肉体的な痛みにも使われるほか、「心が傷ついた」などの精神的な痛みにも使われます。

Aさん
Are you OK? You don’t look very well.
大丈夫?あまり元気そうじゃないけど。

Bさん
Yeah, it’s just my abs are really sore.
うん、ただ腹筋がすごく痛いだけだよ。

Aさん
Seems like you have done a lot of work out.
かなり鍛えたみたいね。(筋トレをしたみたいね)

Bさん
Actually not really. it has been so while to doing work out seriously so it worked my abs are really painfull. 
そこまで激しくしたわけじゃないんだけど、なにせ真剣に運動するの久しぶりでさ。腹筋に効いててすごく痛い。

まとめ

筋肉トピックは意外と身近な話題!

筋肉オタクでなくても、ジム・ワークアウト・ダイエット・シェイプアップなどのワードから派生して筋肉の部位であったり、それらの部位を鍛える方法、身体的な見た目の表現や自分の好みなどについて会話が広がっていくことは日常会話でよくあること。

腹筋の英語表現やその他の筋肉に関する表現、会話フレーズは覚えておいて決して損はないはず。
これを機にしっかりインプットして、そして実際の会話でアウトプット!今回ご紹介した表現やフレーズを参考にして、英会話上達にお役立てください。