「TOEICの参考書が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない……」
そんな悩みを抱える人は多いはずです。
TOEICは正しい教材選びが何より重要な試験。
どんなにやる気があっても、レベルや目的に合っていない参考書を使ってしまうと、時間だけがムダになってしまいます。
そこで本記事では、英語初心者から大学生・社会人まで使えるTOEIC参考書を厳選して紹介。
「基礎固め」「模試練習」「リーディング」「リスニング」など目的別に分けて紹介するので、自分にぴったりの1冊が必ず見つかります。
TOEIC受験者おすすめ参考書(定番&最強のベスト3)

まず紹介するのは、TOEIC受験者の間で定番中の定番とされる3冊です。
どれもスコアアップに直結する内容で、600点から800点を目指す人の強力な味方となるでしょう。
【音声DL・全問解説動画付】TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+
TOEIC対策本の中でも「本番に一番近い模試本」として人気の1冊。
3回分の模試(計600問)を収録しており、試験と同じ構成・難易度で演習できます。
特に解説が非常に詳しく、
- なぜこの選択肢が正解なのか
- 間違いの根拠はどこにあるのか
を丁寧に説明。単なる答え合わせではなく「理解して解ける力」が身につきます。
また、音声DLと全問解説動画が付いているため、独学でも安心。
自宅で本番シミュレーションができる最強の1冊です。
TOEIC® L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
TOEIC単語帳といえば「金フレ」と呼ばれるこの1冊。
600点〜900点レベルまでの重要語彙が、すべて実際の試験フレーズの中で学べる構成になっています。
たとえば、単語単体ではなく「in charge of(〜の担当で)」などのようにフレーズで覚えるため、
TOEIC本番でそのまま出てくる感覚が身につきます。
ポケットサイズで持ち歩きやすく、通勤・通学中の学習にも最適。
忙しい社会人・大学生の必須単語帳です。
TOEIC® Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック
TOEIC運営元のETSが監修している唯一の公式単語帳。
出題傾向と完全に一致しており、「本番とのズレがない」のが最大の特徴です。
実際に使われた例文が豊富で、単語の使われ方を自然に理解できます。
初心者〜中級者まで幅広く対応しており、他の単語帳と組み合わせても◎。
「TOEICで点数を上げたいけど、どこから手をつければいいかわからない」という人は、
まずこの1冊から始めるのが間違いなしです。
TOEIC初心者にオススメの参考書(英語に自信がなくても始められる)

TOEICを初めて受ける人の多くがぶつかる壁は、「どの教材から始めればいいのか分からない」という点。
いきなり難しい問題集に手を出すよりも、まずは基礎単語と文法の整理からスタートするのが最短ルートです。
ここでは、英語が苦手な人でも安心して取り組める3冊を紹介します。
TOEIC® L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
TOEIC単語帳の超定番「金のフレーズ」の初心者版。
基礎単語を「フレーズ」で覚えることができるため、
単語帳が苦手な人でも自然に使い方を身につけられます。
- 500〜600点を目指す人に最適
- 出題頻度の高い単語を中心に収録
- スマホアプリでも音声学習が可能
英語にブランクがある人でも、1日10分の学習で確実に語彙力を底上げできる良書です。
TOEIC® L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!
文法が苦手な人の救世主。
TOEICの文法問題(Part5・6)に頻出する項目を厳選し、シンプルな言葉と図解で解説しています。
- 難しい専門用語がなく、読みやすい
- 音声DL・アプリ連携でスキマ時間に学べる
- 各章の確認問題で理解度チェックが可能
「中学英語もあやしい…」という人でも、
この1冊を終えれば文法の基礎とTOEIC特有の出題傾向を一気に理解できます。
TOEIC® L&R TEST 初心者特急 パート7
TOEIC最大の難所・リーディングPart7を、初心者でも無理なく学べるように設計された1冊。
1問ごとに完結しているため、短時間で1セット学習できるのが特徴です。
- 長文読解が苦手な人でも取り組みやすい構成
- 問題文の解説が丁寧で、「読解のコツ」をつかみやすい
- スキマ時間で“読む力”を少しずつ強化できる
通勤・通学中など、毎日の習慣に取り入れやすい1冊です。
初心者は「銀のフレーズ」で単語を覚え、「出るとこだけ!」で文法を固め、
「初心者特急 パート7」でリーディングを慣らす、という3ステップが最も効率的です。
この流れを1〜2ヶ月続ければ、600点前後のスコアに到達する実力が身につきます。
TOEIC参考書おすすめ(大学生向け|就活・短期対策に強い)

大学生の多くがTOEICを受験する目的は、「就活でアピールするため」「エントリーシートに書けるスコアを取りたい」というもの。
限られた時間の中で結果を出すには、短期集中で使える参考書を選ぶことが大切です。
ここでは、試験直前の対策から日常的な単語・文法学習まで、大学生に特に人気の高い3冊を紹介します。
【別冊模試・CD-ROM・音声DL付】TOEIC® L&Rテスト 直前の技術
「受験票が届いてからでも間に合う!」というキャッチコピー通り、11日間で実力を引き上げる即効型教材です。
TOEICの出題形式や引っかけパターンを徹底分析し、どんな問題が出ても動じない試験対応力を鍛えます。
- 各パートの“落とし穴”を先回りして解説
- 直前期でも取り組みやすい11日間プログラム
- 模試+CD-ROM+音声DL付きで本番シミュレーション可能
TOEICの仕組みを把握しながら点数を伸ばしたい大学生に最適な一冊です。
【音声DL付】キクタンTOEIC® L&Rテスト SCORE 600
「聞いて覚える」単語帳として不動の人気を誇るキクタンシリーズ。
TOEIC600点を目指す人に向けて、出題頻度の高い単語を音声付きで収録しています。
- リズムに合わせて単語を覚える“チャンツ学習法”
- スマホでも再生できる音声DL対応
- 通学・通勤中の“ながら学習”にぴったり
英単語の暗記が苦手でも、音と一緒に繰り返すことで自然に定着。
忙しい大学生活の中でも続けやすい1冊です。
TOEIC®L&Rテスト 文法問題 でる1000問
Part5・6(文法穴埋め問題)を徹底的に強化したい大学生におすすめの定番教材。
収録問題数は圧巻の1,000問以上。解説も非常に丁寧で、間違えた原因をその場で理解できます。
- 文法問題を量で攻略したい人に最適
- 問題パターンが豊富で、出題傾向を網羅
- 模試前の最終演習にも活用できる
文法に自信をつけたい人は、まずこの1冊をやり込みましょう。
「でる1000問」を完走すれば、Part5・6での失点は確実に減ります。
大学生のTOEIC学習では、
- 「直前の技術」で試験全体を理解し、
- 「キクタン」で語彙を固め、
- 「でる1000問」で文法力を鍛える、
という3ステップが王道ルートです。この組み合わせで、2〜3ヶ月以内に600〜750点台に到達する学生が多数います。
TOEICリーディングを鍛えるオススメ本(読むスピードと正確さを鍛える)

リーディングセクションは75分で100問というハードな構成。
「最後まで解き切れなかった」「時間が足りなかった」という声が最も多いパートでもあります。
スコアアップのカギは、文法の理解+速読スキル+設問処理スピード。
ここで紹介する3冊を組み合わせて学習することで、リーディングの総合力を効率的に底上げできます。
TOEIC® L&Rテスト英文法をひとつひとつわかりやすく。
文法が苦手な人でも無理なく読めるように構成された、やさしい文法書。
中学英語レベルから丁寧に復習できるため、Part5・6の基礎固めに最適です。
- 公式で紹介されるので覚えやすい
- 難しい用語を使わずに説明してくれる
- 文法を「感覚」で理解できる構成
「金のフレーズ」などの単語帳と並行して使うと、語彙+文法のバランスが整い、
TOEIC600点〜700点台へのステップアップにつながります。
公式TOEIC® Listening & Reading Part 7 速読演習
Part7(長文読解)に特化した、公式監修の速読トレーニング本。
本番形式の読解問題を使いながら、読むスピードと情報整理力を鍛えることができます。
- 出題傾向に沿った実戦問題を収録
- 解答に必要な情報を「拾い読み」する練習ができる
- 各問題に「目標解答時間」が明記されており、時間配分の感覚が身につく
「読むのが遅い」「最後までたどり着けない」という人は、この本で速読リズムを体に覚え込ませましょう。
公式TOEIC® Listening & Reading プラクティス リーディング編
リーディング全パートをカバーできる、総合トレーニング用の決定版。
Part5〜Part7まで幅広く演習でき、時間配分の練習にもぴったりです。
- TOEIC公式監修のため、本番に最も近い構成
- 模試形式のセット問題で、実戦力を磨ける
- 解説が充実しており、初中級者の復習にも最適
本番を想定した通し演習に活用すれば、「75分で100問を解き切る力」が着実に身につきます。
リーディングでスコアを伸ばしたい人は、
- 「英文法をひとつひとつ」で基礎文法を固め、
- 「速読演習」でスピード感を鍛え、
- 「プラクティス」で実戦形式に慣れる、
という順番で進めるのがベストです。
この3冊を2〜3ヶ月かけてやり込めば、リーディングスコア100〜150点アップも十分可能です。
TOEICリスニングを鍛えるオススメ本(聞き取れる耳を育てる)

TOEICのリスニングは約45分・100問構成。
リーディングよりも短時間ながら、集中力が切れると一気に得点が下がるパートです。
「英語を聞いても頭に入ってこない」「会話の途中でつまずく」という人は、
正しい教材で音のパターンを耳に慣らすことが最優先です。
ここでは、初心者から中級者まで使えるおすすめのリスニング教材を紹介します。
TOEIC® L&R TEST 初心者特急 パート3
会話形式のリスニングが苦手な人に最適な入門書。
1回の学習時間が短く、スキマ時間にコツコツ聞き慣れる練習ができます。
- 会話の流れがつかみやすい短文構成
- 問題ごとに「先読みのコツ」が掲載
- 音声スピードがナチュラルで、本番に近い
特にリスニングPart3(会話問題)は、
「話の途中で迷子になる」「設問を読む時間がない」という人が多いパート。
この教材でリズムを予測しながら聞く力を身につけましょう。
TOEIC® L&R TEST 初心者特急 パート4
アナウンスやスピーチなど、一方的に話される英語に対応するための教材。
ニュース・案内放送・社内ミーティングなど、TOEIC頻出の形式に慣れることができます。
- 本番のPart4にそっくりな構成
- トピックごとに使われる単語・表現を整理
- Part3とセットで使うと効果倍増
この2冊を併用することで、「会話の理解力」と「情報を聞き取る力」の両方をバランスよく鍛えられます。
TOEIC® L&Rテスト 精選模試 リスニング3
リスニングパート全体を徹底的に練習したい人におすすめの一冊。
本番そっくりの音声と設問が収録されており、「量で鍛えるリスニング強化本」です。
- 模試形式の問題を複数回収録(Part1〜4対応)
- 音声はナチュラルスピードで本番に近い
- 詳細なスクリプトと訳付きで復習がしやすい
「精選模試 リスニング3」を繰り返すことで、
耳が“英語のスピードと抑揚”に自然と慣れ、聞き取る力が安定していきます。
効率的なリスニング学習の流れ
- 初心者特急(Part3・4)で耳慣らし
- シャドーイングで発音・抑揚を体に覚えさせる
- 精選模試で実戦演習+復習
この流れを毎日15〜30分継続するだけで、
「聞けない」から「聞き取れる」に変わります。
まとめ
TOEICの参考書は、目的とレベルによって選ぶのが最短ルートです。
| レベル | 目的 | おすすめ教材 |
|---|---|---|
| 初心者 | 基礎固め | 銀のフレーズ/出るとこだけ!/初心者特急シリーズ |
| 中級者 | 実力アップ | 金のフレーズ/究極の模試600問+/速読演習 |
| 大学生 | 就活・短期対策 | 直前の技術/キクタン600/でる1000問 |
| リスニング特化 | 聞き取り強化 | 初心者特急Part3・4/精選模試リスニング3 |
参考書をうまく組み合わせれば、独学でも3ヶ月で100点以上アップは十分可能です。
また、スキマ時間をうまく活用したい人は、オンライン講座「TOEIC® L&Rトレーニング」を活用するのもおすすめ。
音声・問題演習・スケジュール管理が一体化しており、効率的にスコアアップを狙えます。
正しい教材を選び、毎日少しずつ積み重ねることが、TOEIC成功への最短ルートです。

