イギリスとヨーロッパを結ぶ交通の代表的なものの一つが、ユーロスターです。2030年代に、さらに複数国間の運行を予定していることをご存知ですか?
この記事では、ヨーロッパの旅に知っておきたい「ユーロスター」を特集します。鉄道好きな方も旅好きな人も必見、ユーロスター関連の英語表現や、欧州を走る電車のことなど紹介しましょう。
Eurostar – 英語の意味

読者の皆さんのなかにも、ユーロスターに乗ったことがある、という方がいるかもしれません。さっそく、ユーロスターの英語表現やその使い方を紹介します。
Eurostarで「ユーロスター」
ユーロスターを英語にすると”Eurostar”になります。
Euro(ヨーロッパの)+star(星)という組み合わせからの1ワード(商標)です。
”Eurostar”という名前の由来は、ヨーロッパをまたぐ高速列車の象徴として付けられ、1995年の本格運行が始まって以来、国際的な認知度を得ました。
Eurostarを使った例文
列車の旅ってワクワクしませんか?ここで、Eurostarの例文をみていきましょう。
訳)ユーロスターは、高速旅客列車サービスです。
訳)ユーロスターは、速く、快適で、乗り換えのない移動手段を提供します。
「ユーロスター」とは
ユーロスターは”Eurostar”と表現されることが分かりました。次に、もう少し詳しくユーロスターについて知るため、どの国の企業が運営しているのか、区間、Club Eurostar、近い将来の計画について紹介しましょう。
Eurostar Groupによる運営
ユーロスターは、ベルギーのブリュッセルに本社を置く鉄道持株会社Eurostar Groupが運営しています。このグループはフランス、ベルギー、カナダ、英国の出資による国際的な企業です。
Eurostarが走る区間
1995年に本格的に毎日の運行が開始されたユーロスターは、当時、ロンドンのウォータールー駅から、パリ北駅とブリュッセル南駅という区間で走っていました。
現在のメインの運行区間は以下になります。
ロンドン(London St Pancras International)~パリ(Paris Gare du Nord)
ロンドン~ブリュッセル(Brussels-Midi/Zuid)
ロンドン~アムステルダム(Amsterdam Centraal)
ロンドン~ロッテルダム(Rotterdam Centraal)
ユーロスターは国と国の間を走るため、入出国審査があります。このため、パスポートは必須であり、出発駅には余裕を持って到着することになります。
Eurostarの公式ウェブサイトによると、例えば、ロンドンからスタンダートのチケットでユーロスターに乗るときは75分前に着くことが記載されています。プレミアチケットであれば45分前になります。
Club Eurostarとは
ユーロスターには、ポイントを獲得できるClub Eurostarという会があることをご存知ですか?入会は無料、集めたポイントで旅費の支払い、予約割引や座席のアップグレードなどができます。飛行機のマイレージととても似ていますね。
With Club Eurostar, you can turn your international train trips into brilliant benefits.
訳)クラブ・ユーロスターなれ、国際列車の旅が素晴らしい特典に変わります。Earn points that can be used to pay for journeys, discount on bookings, upgrade your seats and so much more.
訳)ポイントを獲得して、運賃の支払い、予約の割引、座席のアップグレードなどに利用できます。
Club Eurostarでは、1ポンドの支払いごとに1.2ポイント、1ユーロ支払いごとに1ポイントが付与されます。
区間の計画予定
さて、2025年6月10日付でBBC Newsで注目される記事が掲載されました。
BBC News “Eurostar plans direct trains to Frankfurt and Geneva”
Frankfurtはドイツのフランクフルト、Genevaはスイスのジュネーブのことです。
この記事を要約すると、ロンドンからドイツおよびスイスまでの直通列車サービスの計画があり、最大50編成の新車両が2030年代初頭までに開始する予定だということです。ロンドン〜フランクフルトの所要時間は約5時間、ジュネーブまでは約5時間20分の見込みです。
この記事へは740以上のコメントが寄せられています。ご興味のある方は、ぜひ記事から読んでみてください。
ユーロスター 対 新幹線
高速列車といえば、日本が誇る新幹線があります。外国人が訪日時のやりたいことに、スピードがあって快適な新幹線に乗りたいということがよくあるほど、世界でも有名です。
Eurostar vs Japanese Bullet train
ユーロスターと新幹線では、どちらが高速に運行されるのでしょう?
訳)ユーロスターの通常の運行速度は、時速230~300kmです。
一方、新幹線ですが、時速285〜320kmということから、ほぼ同じ最高速度、平均的な走行速度もユーロスターと同等です(路線や車両によって異なる)。
ロンドン〜パリを列車で移動してみよう

ロンドン〜パリ間で移動をするときは、列車であればユーロスター一択と言えます。ここで、ユーロスターを利用するときのために、ロンドン~パリ区間を例にして流れを紹介します。
ユーロスターでロンドンからパリへ
ロンドンはセント・パンクラス・インターナショナル駅(London St Pancras International)が出発駅です。ロンドンのチューブ(地下鉄)が6路線も通っています。チューブの駅名はKing’s Cross St Pancrasですが、St Pancras Internationalと一体している大きな駅です。
また、ヒースロー空港からはピカデリー・ラインで直通で行くことができます。
ロンドン〜パリは早い時期の予約で、スタンダードであれば39ポンドから価格を見つけることができます。
ユーロスターに乗る流れ
構内は広いですが、”International”の表示を追って、Eurostar/Departuresまで移動しましょう。列車の出発時間の75分前に着くようにします。早く着きすぎても、構内にカフェ、ショップがいくつもありますので時間つぶしに問題ありません。
出発階はUpper Level、まず電子チケットまたは紙のチケットをゲートにかざして自動改札を通ります。次がセキュリティチェックで手荷物が検査されます。そして、パスポートを提示し、出国の手続きをします。
出発の20〜30分前にホーム番号の案内がありますので、それを確認してホームにあがり、時間になっていよいよユーロスターに乗車です。トンネル自体の通過時間はたったの35分ほど、この時間でイギリスから大陸に移動できるのです。
飲食に関する情報
ユーロスターは食べ物や飲み物の持ち込みができます。しかし、旅の雰囲気を楽しむために車内カフェを利用するのもおすすめです。ビジネス・ファーストのPremierの座席であれば、食事とドリンクが席でサービスされます。
「海底トンネル」の英語表現
ロンドン〜ヨーロッパ大陸間は、1994年に開通した「英仏海峡トンネル」という海底トンネルを通って移動します。ここでは、海底トンネルの英語フレーズを紹介しましょう。
undersea tunnelで「海底トンネル」
海底トンネルは英語で”undersea tunnel”です。そして、英仏海峡トンネルは”the Channel Tunnel”になります。イギリスからフランスまでの海底トンネルの全長は約50.5kmです。
訳)英仏海峡トンネルは、世界でもっとも長い海底トンネルです。
訳)今夜、ユーロスターで英仏海峡トンネルを通ります。
ちなみに、自分の車両に乗ったまま大きな列車に乗り入れて、海底トンネルを通ってイギリス・ヨーロッパ大陸間を移動することもできます。筆者はこの列車を利用し、愛車Miniでフランスやベルギーに行くことがあります。
「ヨーロッパ鉄道」の英語表現
最後に、ユーロスター以外でヨーロッパの有名な鉄道と、その英語表現を紹介しましょう。皆さんは、幾つ乗ったことがありますか?
ヨーロッパの有名な鉄道
ヨーロッパの有名な鉄道には、以下があります。
TGV(フランス)
ICE(ドイツ)
AVE(スペイン)
Frecciarossa(イタリア)
訳)パリに行くのにTGVに乗るのを楽しみにしています。
訳)マドリッドからバルセロナまで、AVEで行くことができます。
そして、スイスの登山鉄道も有名です。ユングフラウヨッホ行きのユングフラウ鉄道は3,454メートルという標高を走り、トンネルでアイガー山のなかを通るというスペシャル感がたっぷりの列車です。筆者も一度乗ったことがありますが、雪の積もった山々の美しく素晴らしい景色を見ながらの豪華な列車の旅となりました。
まとめ
本記事では、「ユーロスター」を特集し、英語表現、乗り方の流れなどの解説、新幹線との比較やヨーロッパの有名な鉄道を紹介しました。筆者は来年9月にフランスのリール(Lille)に行きたいのですが、そのときにユーロスターを利用しようかと考えています。皆さんも、ヨーロッパ旅行に、素晴らしい鉄道の旅を選択肢に入れてみてくださいね。

